ケリー・ジョー・フェルペス
2009年4月16日 音楽 渋谷・クラブクアトロ。前座で、もろにウェスタンの格好をした米国白人のおっちゃんがやはり白人ウッド・ベーシストを従えて、ギターの弾き語りのブルース基調のパフォーマンスを披露。約30分ぐらい。そして、休憩を挟んでフェルプスが登場する。今回は椅子に座り演奏する本人の様がよく見える(わあ、あんなに足をくねくねして、パフォーマンスするんだ)ためか、かなり前回見たとき(1999年12月12日)と得る感じが異なる。ルーツ・ミュージックを消化したギター弾き語りシンガー・ソングライター表現というのを超える、局面や妙味がちゃんとあった。ジャズの経験もあるというのも瞬発力ある今回の技巧に満ちた演奏を聞くと納得できるし、その奥に広い、もう一つの風景を浮かび上がらせる場面があったのは間違いない。それに触れると、<モダン・アメリカン・ルーツ・ミュージックの重要人物>というキャッチにもまあ同意できます。お座敷アリで、途中退座する。