イーグルス・オブ・デス・メタル
2007年3月14日 ガラっぱちな(MCで、“ファッキン”という言葉が何度出てきたろう)
心意気を分かりやすく出し、それと繋がる笑える要素も楽しく持っている、
素敵なアメリカのB級ロックンロール・バンド。代官山・ユニット。
その近作のジャケット・カヴァーはザ・ローリング・ストーンズの『ステ
ィッキー・フィンガーズ』のパロディなり。色使いは、ザ・J・ガイルズ・バ
ンドの『ホット・ライン』みたいという言い方もあるかな。歌/ギター、ギ
ター、ベース、ドラムという編成。モヒカン頭のギター、長髪のベースもコ
ーラスを取る。パワー・ポップ曲からけっこうハードなものまでいろいろと
やるが、一言で言えばイナセなロックンロール・バンドと言っちゃえそう。
ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラシュ」とザ・フーの「サマー・
タイム・ブルース」のもどきのような曲も彼らはやった。学生時代にストー
ンズっぽいバンドを一番やったぼくは、バンドをたいそうやりたくなりまし
たとサ。
実はエクササイズもちゃんとやってそうと思わせる体つきのヴォーカル/
ギター氏はずっこけた写真よりずっとロッカーぽい。オールバックの髪(リ
ーゼントでは非ず)に櫛を通す仕種やサングラスをうまく自らの酔狂なロッ
ク流儀を出すのに彼は用いる。その彼の前には2本、マイク・スタンドが。
ゲスト・シンガーでも出てくるのかと思えば、そのうち一つは彼が歌とギタ
ー単音を混ぜたトーク・ボックス(ヴォイス・モジュレイター)調のギター
・ソロを取るとき用のもの。アナクロな音楽性を持つバンドだが、その装置
だけは目新しかった(過去、そういう事をするギタリストは管を加えてソロ
を取っていたから)。
もう一人のギターは途中でギターをオープン・チューニングにして、ザ・
フェイセズ時代のロン・ウッドのようにスライド・バーを手にして単独演奏
をしたりも。それを他の3人がすげえぞと言う感じで見守るとういう仕種を
見せたが、それ並で、全然凄くなかった。終盤、ヴォーカルもオープン・
チューニングを用いたりも。オープン・チューニングを使うギタリストがい
るバンドに悪いバンドはいない。
しゃきっと8のロックンロール・ビートを叩き出すドラムは一級。一番丹
精なルックスをしていた彼はクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(ネ
ーミングのセンスが重なる?)のギタリストだというが、だとするとその巧
さは驚異的。いやあ、いいドラマー。一緒にスタジオ入ったら気持ちいいだ
ろうにゃ。→追記、忙しくて,別の人が来日し叩いていたよう。。。
アンコールはダムド、ザ・ラモーンズ、ストーンズのカヴァー3連発(ら
しい)。ストーンズは「ブラウン・シュガー」。その歌詞に“ニューオリン
ズ”と出てくるだけで、また余計に高揚。まだ、“ニューオリンズ熱”は覚
めてないよう。ドラマーがカウベルを叩いたときもあったが、実はガキのこ
ろから、グランド・ファンク・レイルロードの「アメリカン・バンド」とかザ
・J・ガイルズ・バンドの「ラヴ・アイティス」とか、カウベルがハイハッ
ト代わりに叩かれるロック曲をぼくは目茶好きだった。で、先にニューオリ
ンズでいろんなライヴに触れたら、マグノリアス(2007年2月3日)のフロ
ントをはじめ、けっこうな頻度で出演者たちが歌や楽器演奏の合間にカウベ
ルを手にしていて、カウベルはニューオリンズ・ミュージックに欠かせない
重要楽器なのだなと思い知らされたのだよなあ。少しだけ、ぼくはニュー
オリンズに向かう運命であったのだと思ったりもしました。
心意気を分かりやすく出し、それと繋がる笑える要素も楽しく持っている、
素敵なアメリカのB級ロックンロール・バンド。代官山・ユニット。
その近作のジャケット・カヴァーはザ・ローリング・ストーンズの『ステ
ィッキー・フィンガーズ』のパロディなり。色使いは、ザ・J・ガイルズ・バ
ンドの『ホット・ライン』みたいという言い方もあるかな。歌/ギター、ギ
ター、ベース、ドラムという編成。モヒカン頭のギター、長髪のベースもコ
ーラスを取る。パワー・ポップ曲からけっこうハードなものまでいろいろと
やるが、一言で言えばイナセなロックンロール・バンドと言っちゃえそう。
ストーンズの「ジャンピン・ジャック・フラシュ」とザ・フーの「サマー・
タイム・ブルース」のもどきのような曲も彼らはやった。学生時代にストー
ンズっぽいバンドを一番やったぼくは、バンドをたいそうやりたくなりまし
たとサ。
実はエクササイズもちゃんとやってそうと思わせる体つきのヴォーカル/
ギター氏はずっこけた写真よりずっとロッカーぽい。オールバックの髪(リ
ーゼントでは非ず)に櫛を通す仕種やサングラスをうまく自らの酔狂なロッ
ク流儀を出すのに彼は用いる。その彼の前には2本、マイク・スタンドが。
ゲスト・シンガーでも出てくるのかと思えば、そのうち一つは彼が歌とギタ
ー単音を混ぜたトーク・ボックス(ヴォイス・モジュレイター)調のギター
・ソロを取るとき用のもの。アナクロな音楽性を持つバンドだが、その装置
だけは目新しかった(過去、そういう事をするギタリストは管を加えてソロ
を取っていたから)。
もう一人のギターは途中でギターをオープン・チューニングにして、ザ・
フェイセズ時代のロン・ウッドのようにスライド・バーを手にして単独演奏
をしたりも。それを他の3人がすげえぞと言う感じで見守るとういう仕種を
見せたが、それ並で、全然凄くなかった。終盤、ヴォーカルもオープン・
チューニングを用いたりも。オープン・チューニングを使うギタリストがい
るバンドに悪いバンドはいない。
しゃきっと8のロックンロール・ビートを叩き出すドラムは一級。一番丹
精なルックスをしていた彼はクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ(ネ
ーミングのセンスが重なる?)のギタリストだというが、だとするとその巧
さは驚異的。いやあ、いいドラマー。一緒にスタジオ入ったら気持ちいいだ
ろうにゃ。→追記、忙しくて,別の人が来日し叩いていたよう。。。
アンコールはダムド、ザ・ラモーンズ、ストーンズのカヴァー3連発(ら
しい)。ストーンズは「ブラウン・シュガー」。その歌詞に“ニューオリン
ズ”と出てくるだけで、また余計に高揚。まだ、“ニューオリンズ熱”は覚
めてないよう。ドラマーがカウベルを叩いたときもあったが、実はガキのこ
ろから、グランド・ファンク・レイルロードの「アメリカン・バンド」とかザ
・J・ガイルズ・バンドの「ラヴ・アイティス」とか、カウベルがハイハッ
ト代わりに叩かれるロック曲をぼくは目茶好きだった。で、先にニューオリ
ンズでいろんなライヴに触れたら、マグノリアス(2007年2月3日)のフロ
ントをはじめ、けっこうな頻度で出演者たちが歌や楽器演奏の合間にカウベ
ルを手にしていて、カウベルはニューオリンズ・ミュージックに欠かせない
重要楽器なのだなと思い知らされたのだよなあ。少しだけ、ぼくはニュー
オリンズに向かう運命であったのだと思ったりもしました。