ファントマス。ズー
2005年9月5日 渋谷・クラブクアトロ。まず、オープニング・アクトとしてイタリアの変
則パンク・ジャズ・ロック・トリオのZu(2004年6月2日)が登場。
彼らは韓国公演をしてから、日本にやってきた。40分弱の演奏。今回、客層
を見たのか、短い演奏時間を考慮したのか、随所にフリー・ジャズ語彙を散
りばめつつ(新譜の『THE WAY OF THE ANIMAL PO
WERS』:XENGはアヴァンギャルド語彙の交換が柱となった仕上がり
)かなり仕掛け重視のたたき込み感濃厚な演奏で突き進んでいた。どっちか
というと、ぼくは去年見たときのほうが好みかも。でも、やっぱしびれる。
ここのリーダー格/スポークスマンの電気ベースのマッシモは今月下旬にソ
ニック・ユース(2001年2月20日)のサーストン・ムーアとジム・オ
ルーク(2000年3月25日)らとともに、オリジナル・サイレンスという
名前の6人編成バンド(ブラインド・ビーストのイタリア版?)でイタリア
4か所でライヴを行う。
その後、ミスター・バングル〜フェス・ノー・モアにいたマイク・パット
ンのファントマス。メルヴィンズのバズ・オズボーン(ギター)、ミスター
・バングル時代からの20年の付き合いで今はNY地下自由音楽シーンで活躍
するトレヴァー・ダン(ベース)、スレイヤーのデイヴ・ロンバード(ドラ
ム)が構成員という、ある意味かなり豪華な顔ぶれのバンド。
客席側から向かって左にすごい大がかりなドラムセット。中央後ろにギタ
ーとベース。そして、右側にいろんな装置を前にするパットンというステー
ジ配置。彼はいろいろと肉声を加工し、様々な表情やテイストを持つ声を多
大なパッションとともに届ける。……ばしっばしっと決まる“破れた日常的
サウンド”と百花繚乱ヴォイスの、各者の対話を経ての拮抗。1時間ちょい
のパフォーマンス時間だったかな。自由な発想のもと枠組から飛び立ち、確
固たる様式や持ち味を持つにいたったワンダーランド・ミュージック、なん
て言い方もしたくなるか。各人それぞれに興味深いサイド活動をやっている
(全員、ジョン・ゾーンとも付き合いを持っているな)が、確固とした意思
を持って表現に向かう大人って本当に美しいナ。
則パンク・ジャズ・ロック・トリオのZu(2004年6月2日)が登場。
彼らは韓国公演をしてから、日本にやってきた。40分弱の演奏。今回、客層
を見たのか、短い演奏時間を考慮したのか、随所にフリー・ジャズ語彙を散
りばめつつ(新譜の『THE WAY OF THE ANIMAL PO
WERS』:XENGはアヴァンギャルド語彙の交換が柱となった仕上がり
)かなり仕掛け重視のたたき込み感濃厚な演奏で突き進んでいた。どっちか
というと、ぼくは去年見たときのほうが好みかも。でも、やっぱしびれる。
ここのリーダー格/スポークスマンの電気ベースのマッシモは今月下旬にソ
ニック・ユース(2001年2月20日)のサーストン・ムーアとジム・オ
ルーク(2000年3月25日)らとともに、オリジナル・サイレンスという
名前の6人編成バンド(ブラインド・ビーストのイタリア版?)でイタリア
4か所でライヴを行う。
その後、ミスター・バングル〜フェス・ノー・モアにいたマイク・パット
ンのファントマス。メルヴィンズのバズ・オズボーン(ギター)、ミスター
・バングル時代からの20年の付き合いで今はNY地下自由音楽シーンで活躍
するトレヴァー・ダン(ベース)、スレイヤーのデイヴ・ロンバード(ドラ
ム)が構成員という、ある意味かなり豪華な顔ぶれのバンド。
客席側から向かって左にすごい大がかりなドラムセット。中央後ろにギタ
ーとベース。そして、右側にいろんな装置を前にするパットンというステー
ジ配置。彼はいろいろと肉声を加工し、様々な表情やテイストを持つ声を多
大なパッションとともに届ける。……ばしっばしっと決まる“破れた日常的
サウンド”と百花繚乱ヴォイスの、各者の対話を経ての拮抗。1時間ちょい
のパフォーマンス時間だったかな。自由な発想のもと枠組から飛び立ち、確
固たる様式や持ち味を持つにいたったワンダーランド・ミュージック、なん
て言い方もしたくなるか。各人それぞれに興味深いサイド活動をやっている
(全員、ジョン・ゾーンとも付き合いを持っているな)が、確固とした意思
を持って表現に向かう大人って本当に美しいナ。