ブッチ・ウォーカー、アメリカン・ハイファイ。フリップサイド
2005年3月7日 今時のちょい激なポップ・ロックを送り出すアメリカ勢が二組出る、お得な
公演。渋谷・クラブクアトロ。最初に出てきたのは、元マーヴァラス3のブッ
チ・ウォーカーのほう。いやあ、こんなに一生懸命やっている風情を出す人も
珍しいのでは。音楽的にはどう見てもぼくのストライク・ゾーンにある人では
ないのだが、とにもかくにも誠意100 パーセントで、張り切りまくり。曲調は
あまり面白いと思わないけど、そのパフォーマンスは“清々しい迸りの発散ロ
ック”となっているゾと思わすものあるもん。途中でちょっと生ギターを持っ
ての、アコースティック乗りの部分も。40分ぐらいの実演か。現在、アヴリル
・ラヴィーン他のプロデュース業で売れっ子のウォーカーだが、やっぱりアー
ティストとしても現役でいたいんだろうな。それとも、煮詰まるスタジオ作業
のいい通風口を求めている? とともに、彼がプロデュースするときはやっぱ
り熱い野郎と化して親身のケアをスタジオで目一杯するのかなあなぞともその
実演を見ながら思わされた。なんか、望外に後味が良くて、3日後のラヴィー
ン(2002年8月8日)のライヴも行っちゃおっかなーとちょい思ってしまった。
で、張り切って、真心たっぷりということでは、メイン・アクトのアメリカ
ン・ハイファイも負けちゃいない。キャラの立ち方はウォーカーには負けるが
、こっちも日本語を交えて、本当にオーディエンスに熱い気持ちを真っ直ぐに
与えようとする。曲はちょっとジョー・ジャクソンを思い出させるものからデ
ィスコ調まで幅広く、ウォーカーよりもぼくの趣味には合う曲をやっていた。
「アッシュ(2001年9月12日)って知ってる? お気に入りのバンドなんだ」
と前置きして、彼らの「バーン・ベイビー・バーン」(だったかな?)をカヴ
ァーしたりも。
そして、そのあと渋谷のセルリアン・タワーのボールルーム(けっこう広い
宴会場です)でやっているソニー仕切りのインヴェントにジェニファー・ロペ
スを拝みに行ったのだが、ホテルに着いたとき、会場を出てきた知り合いから
ちょうど5分間のパフォーマンスが終わったことを告げられる。ガク。表れて
いた時間は短かったけど、さすが華はあったそうな。
この日は、渋谷・クラブクアトロに行く前に青山一丁目のユニバーサル・ミ
ュージックの会議室で、フリップサイドのアコースティック・ライヴも見た。
インタースコープ一押しの3人組。チカーノとアフリカン・アメリカンと白目
の肌の人という組み合わせで、見た目は貧相で相当に恰好悪い。たぶん、ロス
・ロンリー・ボーイズ(2004年9月17日)よりも。けっこう政治的なことを歌
っているそうで、インタースコープ側は“レッチリ・ミーツ・レイジ”という
ノリで売りたいのだとか(……ヒップホップと繋がりを持っていること以外、
音楽的には重ならない感じですけど)。というわけで、CDではどっしりとし
たビートや装飾音も付けられているが、メンバーだけによるこの日はラップ、
生ギターと歌、生ギターという内訳でパフォーマンスする。基本的にマイナー
・キー基調のなんともベタな曲調に歌やラップが乗る。5曲やったが、うち1
曲「ノー・モア」という曲はボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クラ
イ」のコード進行を捩ったような曲だなあと思わせられたが、彼らは実際に「
ノー・ウーマン・ノー・クライ」の一節を終盤に差し込んだ。まあ、ルックス
はともかく、売れ線なところはなくもない。インタースコープのマーケットに
対する力がどのぐらいあるか見物。もしビッグになったら、この日のノー・マ
イクによる完全アンプラグド実演は貴重なものになるなあ。
深夜の帰宅時、セルシオを用いたタクシーに乗る。ほお。確かに、乗り心地
が良い。蛇足だが、先週の4日には渋谷・Oイーストで全米1位獲得ティーン
エインジャーのマリオ(混んでて、全然見えなかった)とシアラ(下品なポー
ズとってたナ)一緒のショーケース・ライヴがあったりと、その手のがここの
ところ続いている。
公演。渋谷・クラブクアトロ。最初に出てきたのは、元マーヴァラス3のブッ
チ・ウォーカーのほう。いやあ、こんなに一生懸命やっている風情を出す人も
珍しいのでは。音楽的にはどう見てもぼくのストライク・ゾーンにある人では
ないのだが、とにもかくにも誠意100 パーセントで、張り切りまくり。曲調は
あまり面白いと思わないけど、そのパフォーマンスは“清々しい迸りの発散ロ
ック”となっているゾと思わすものあるもん。途中でちょっと生ギターを持っ
ての、アコースティック乗りの部分も。40分ぐらいの実演か。現在、アヴリル
・ラヴィーン他のプロデュース業で売れっ子のウォーカーだが、やっぱりアー
ティストとしても現役でいたいんだろうな。それとも、煮詰まるスタジオ作業
のいい通風口を求めている? とともに、彼がプロデュースするときはやっぱ
り熱い野郎と化して親身のケアをスタジオで目一杯するのかなあなぞともその
実演を見ながら思わされた。なんか、望外に後味が良くて、3日後のラヴィー
ン(2002年8月8日)のライヴも行っちゃおっかなーとちょい思ってしまった。
で、張り切って、真心たっぷりということでは、メイン・アクトのアメリカ
ン・ハイファイも負けちゃいない。キャラの立ち方はウォーカーには負けるが
、こっちも日本語を交えて、本当にオーディエンスに熱い気持ちを真っ直ぐに
与えようとする。曲はちょっとジョー・ジャクソンを思い出させるものからデ
ィスコ調まで幅広く、ウォーカーよりもぼくの趣味には合う曲をやっていた。
「アッシュ(2001年9月12日)って知ってる? お気に入りのバンドなんだ」
と前置きして、彼らの「バーン・ベイビー・バーン」(だったかな?)をカヴ
ァーしたりも。
そして、そのあと渋谷のセルリアン・タワーのボールルーム(けっこう広い
宴会場です)でやっているソニー仕切りのインヴェントにジェニファー・ロペ
スを拝みに行ったのだが、ホテルに着いたとき、会場を出てきた知り合いから
ちょうど5分間のパフォーマンスが終わったことを告げられる。ガク。表れて
いた時間は短かったけど、さすが華はあったそうな。
この日は、渋谷・クラブクアトロに行く前に青山一丁目のユニバーサル・ミ
ュージックの会議室で、フリップサイドのアコースティック・ライヴも見た。
インタースコープ一押しの3人組。チカーノとアフリカン・アメリカンと白目
の肌の人という組み合わせで、見た目は貧相で相当に恰好悪い。たぶん、ロス
・ロンリー・ボーイズ(2004年9月17日)よりも。けっこう政治的なことを歌
っているそうで、インタースコープ側は“レッチリ・ミーツ・レイジ”という
ノリで売りたいのだとか(……ヒップホップと繋がりを持っていること以外、
音楽的には重ならない感じですけど)。というわけで、CDではどっしりとし
たビートや装飾音も付けられているが、メンバーだけによるこの日はラップ、
生ギターと歌、生ギターという内訳でパフォーマンスする。基本的にマイナー
・キー基調のなんともベタな曲調に歌やラップが乗る。5曲やったが、うち1
曲「ノー・モア」という曲はボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クラ
イ」のコード進行を捩ったような曲だなあと思わせられたが、彼らは実際に「
ノー・ウーマン・ノー・クライ」の一節を終盤に差し込んだ。まあ、ルックス
はともかく、売れ線なところはなくもない。インタースコープのマーケットに
対する力がどのぐらいあるか見物。もしビッグになったら、この日のノー・マ
イクによる完全アンプラグド実演は貴重なものになるなあ。
深夜の帰宅時、セルシオを用いたタクシーに乗る。ほお。確かに、乗り心地
が良い。蛇足だが、先週の4日には渋谷・Oイーストで全米1位獲得ティーン
エインジャーのマリオ(混んでて、全然見えなかった)とシアラ(下品なポー
ズとってたナ)一緒のショーケース・ライヴがあったりと、その手のがここの
ところ続いている。