ソニックマニア

2005年2月6日
 昨年に続く(2004年1月31日)、二日間の冬のロック・フェス。今年は二日
目に行く。場所は同じ幕張メッセながら、建物棟は前回と違っていて(千葉県
立の地下駐車場に止めるとすぐ近くなところ)、今年はモニター・ヴィジョン
を挟んで並列でステージが並んでいる。昨年より、ちょっと規模は小さめと言
えるのかな? その二つのステージにアーティストが交互に出るというのは去
年と同様だ。
 
 会場入りする前に、近所のアウトレットを覗く。いまさん(でも、サマソニ
のときも覗いちゃうのかなー)。で、近隣施設でちゃんとご飯を食べてから入
ったら、一時前に着いていたはずなのに、すでにコットンマウス・キングズの
出番だった。DJとドラム奏者以外はみんな前に立って、声を出したり動いた
りしている。オバカなヒップホップ乗りでやっているが、感じは悪くない。が
、飲み物を買いに出たら知り合いと会い喋りこんでしまう。そしたら、零れる
出てくる音の印象はどんどん曲調が軟弱になっていったような……。

 ブンブンサテライツ(2002年11月16日)にはうわ。まさか、生ギターを持
ってちゃんと歌う、生理的に甘い曲をやるとは。そんな新曲にも表れているよ
うに、もっと大きく両手を広げ、より多数の人を相手にしようという方向にシ
フトしているのは確か。さて、その勝負、どう出るか?

 ジュノ・リアクターはかつてフジ・ロックで見ていらい(文章では触れてい
ないが、00年のときかな? 01年だったかな?)。あのときは、ペイントした
半裸の有色巨漢さんたちがフロントに出ての、けっこうトライバルなパフォー
マンスという印象を得たが、今回もほとんど同じような乗りで迫る。でも、久
しぶりだし、ヘラヘラしながら見れました。オペラっぽい歌い方も出来る女性
シンガーは、前回加わっていなかったと思うが。

 続いては、ガンズ&ローゼズのアクセル・ローズ(2002年8月17日)抜き+
その他のバンドである、ヴェルヴット・リヴォルヴァー。スラッシュの大昔の
ソロとか大好きだったし、ニッコリ見れると思ったら、あれれ。なんで、こん
なにスリルないの? 5曲ぐらいで飽きて、外に出てしまいました。おれ、や
っぱロック嫌いになってんのかなーとふと思ったが、型にはまった、覇気と自
由度と艶に欠ける表現であったのは間違いない。

 そして、この日のトリはマリリン・マンソン(2001年3月11日。あと、触れ
てないけど、2001年8月19日のサマソニの球場会場のほうでも見ているナ)。
この日の会場のそこかしこにその手のファッションの人がいて、いまだちゃんと
人気あるんだなと素直に思う。とにかく、きっちりいろんな意味でプロのステ
ージ。スケールは小さくなったようにも少し感じたけど、他の出演者がちゃら
く感じちゃうもの。なるほど貴重な人、頷きました。途中で帰京しちゃったけ
ど。そういえば、2曲目と3曲目の間に、ザ・ビートルズの「レヴォルーショ
ン」の一節をチラリと歌ったような。