モグワイ、パート・チンプ、ジェイムズ・オー・コンプレックス。
2004年10月4日 去年のフジロックではモグワイを見てないから(そのときのライヴ、本人た
ちが最高のギグって絶賛しているとか)、2001年4月26日以来見ることになる
のか。今回の来日公演のトピックは彼らが運営する“ロック・アクション”レ
ーベルのアーティストを二組引き連れてのものであること。恵比寿・リキッド
ルーム。外国人比率高し。
まず、生ギター奏者一人のプロジェクト、ジェイムズ・オー・コンプレック
ス。分散した弾き方で多少響きや低音に気をつかい、ときに優しげな歌も。か
つてのウィンダム・ヒルにいたタイプ。30分強。続くパート・チンプは、多少
はモグワイ流れもほんの少し感じせるギターの重なりとヘヴィ・ロック語彙が
重なったようなバンド表現を聞かせる。ドラムや歌はヘヴィメタ系流儀。曲に
よってはなんか今様版ブラック・サバスと思わせる。20分強。両者、見ないよ
りは見れたほうが良かった。
彼らに続くと、モグワイはなるほど成功しているバンドだなという手応えた
っぷり。確立された(色褪せない)方法論のもと、相当質の高い演奏を繰り広
げていたのではないか。ダイナミズムの付け方も決まりまくり、カタルシスあ
り。これまで見たなかで、一番いい感じで見れたかも。ではあったが、それを
聞きながら、彼らとかトータス(2001年11月7日)とかいったインスト系バン
ドがポスト・ロックの最たる担い手として挙げられることにどこか一抹の抵抗
を覚えていたのは、ぼくはどこかでロックとは肉声がついた表現であると定義
しているところがあるからかとふと思う。もちろん、歌がないロックがあって
もいいとは間違いなく思うし、彼らの表現のような場合歌を入れることは“逃
げ”である(そのほうが曲の構成やメリハリは付けやすいはず)と分かってい
ても……。コンサヴァな私をふと見つけた? 彼らの演奏は1時間強。1時間
半まではいってないと思うが。
ちが最高のギグって絶賛しているとか)、2001年4月26日以来見ることになる
のか。今回の来日公演のトピックは彼らが運営する“ロック・アクション”レ
ーベルのアーティストを二組引き連れてのものであること。恵比寿・リキッド
ルーム。外国人比率高し。
まず、生ギター奏者一人のプロジェクト、ジェイムズ・オー・コンプレック
ス。分散した弾き方で多少響きや低音に気をつかい、ときに優しげな歌も。か
つてのウィンダム・ヒルにいたタイプ。30分強。続くパート・チンプは、多少
はモグワイ流れもほんの少し感じせるギターの重なりとヘヴィ・ロック語彙が
重なったようなバンド表現を聞かせる。ドラムや歌はヘヴィメタ系流儀。曲に
よってはなんか今様版ブラック・サバスと思わせる。20分強。両者、見ないよ
りは見れたほうが良かった。
彼らに続くと、モグワイはなるほど成功しているバンドだなという手応えた
っぷり。確立された(色褪せない)方法論のもと、相当質の高い演奏を繰り広
げていたのではないか。ダイナミズムの付け方も決まりまくり、カタルシスあ
り。これまで見たなかで、一番いい感じで見れたかも。ではあったが、それを
聞きながら、彼らとかトータス(2001年11月7日)とかいったインスト系バン
ドがポスト・ロックの最たる担い手として挙げられることにどこか一抹の抵抗
を覚えていたのは、ぼくはどこかでロックとは肉声がついた表現であると定義
しているところがあるからかとふと思う。もちろん、歌がないロックがあって
もいいとは間違いなく思うし、彼らの表現のような場合歌を入れることは“逃
げ”である(そのほうが曲の構成やメリハリは付けやすいはず)と分かってい
ても……。コンサヴァな私をふと見つけた? 彼らの演奏は1時間強。1時間
半まではいってないと思うが。