NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇
2020年8月16日 音楽 「去年(2019年)は自分の中でいろいろ起きまして、ターニング・ポイントだったのかなと思います。<NEO-SYMPHONIC JAZZ at 芸劇>というんですが、池袋にある東京芸術劇場の管弦楽団がジャズを演奏するコンサートのプロデューサーにつきました。それは、ライフワークとして続けていきたいですね。また、2017年の東京ジャズで出会ったデンマーク放送ビッグ・バンドの主任指揮者になった最初のシーズンでもありました」。
これはこの2月にインタヴューした際の、作編曲家/指揮者の挾間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日、2016年10月28日、2017年9月3日、2019年2月6日)の発言だ。そして、米国のジャズ側にいるミュージシャンが今もっとも協調しているオランダのメトロポール・オーケストラの常任客演指揮者にも、彼女はこの夏からついた。
池袋・東京芸術劇場コンサートホール。プロデューサーを務める劇場打ちの公演で、クラシックのオーケストラ編成でジャズを送り出す<ネオ・シンフォニック・ジャズ>の第2弾となる。
東京フィルハーモニー交響楽団(2008年7月3日。2015年9月5日)と、挾間美帆の自己ユニットである m_big bandの面々が一緒にステージに並ぶ。その総勢は、50人強だったか。m_big bandのほうは、サックス・セクションに土井徳浩(2015年4月24日、2015年10月15日、2016年7月11日、2017年10月27日、2018年7月4日、2019年11月16日)と辻野進輔と吉本章紘と鈴木圭(2016年10月28日、2017年7月28日、2017年11月8日)と竹村直哉(2019年2月6日)、トランペット・セクションに真砂陽地(2018年8月31日)と広瀬未来と川原真彩と石川広行(2017年6月15日)、トロンボーン・セクションには半田信英(2016年10月28日、2017年7月28日、2017年11月8日、2018年6月8日、2019年1月7日)と高井天音と高橋真太郎と佐藤敬一朗を擁し、さらにピアノの佐藤浩一(2014年10月22日、2016年7月11日、2017年10月27日、2018年1月7日、2018年4月7日、2018年6月4日、2019年1月5日、2019年10月30日)、ダブル・ベースの日本在住米国人であるパット・グリン、ドラムの高橋信之介(2018年2月8日、2019年1月3日、2019年1月7日)というリズム・セクション。彼らもノー・ネクタイながら、黒いジャケットを身につけていた。
自分の曲に加え、ハービー・ハンコックやジョン・スコフィールドの曲も大きく開き直して、提出。また、メトロポール・オーケストラの先輩指揮者であるヴィンス・メンドーサが編曲したジム・ビアード(2009年5月18日)の曲も披露する。途中からは、渡辺香津美((2004年12月15日、2010年9月1日、2010年9月5日 、2010年11月20日、2012年3月20日、2016年6月4日、2016年9月4日、2017年9月2日、2018年4月6日)が加わり、エレクトリック・ギターを中央で弾く。その際、渡辺の旧曲も狭間の編曲にて送り出される。
大は小を兼ねる。ではなく、大は大でしかできないという厳然たる事実をあっさりと差し出すような内容。彼女はインタヴューした際に、後ろ姿の見え方にも気を使うと言っていたが、鶴のような指揮姿は立派でした。
アンコールで、アート・ブイレイキー(作曲はピアニストのボビー・ティモンズ)の大ジャズ・スタンダードの「モーニン」を演奏。そのアレンジは、編曲家としても確固たる位置を得るベーシストのジョン・クレイトン(2011年12月21日、2017年1月18日)と紹介された。おお、さすがクレイトン、うまいな。この日の公演は、日本経済新聞8月28日付け夕刊に書きます。
▶過去の、挾間美帆
http://43142.diarynote.jp/201407111305232157/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
https://43142.diarynote.jp/201709101639096076/
https://43142.diarynote.jp/201902071836593799/
▶︎過去のに、メトロポール・オーケストラに触れた項目
https://43142.diarynote.jp/201603111218495183/
https://43142.diarynote.jp/201809081806048052/
https://43142.diarynote.jp/201810170924585002/
▶過去の、渡辺香津美
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/201009030955539620/
http://43142.diarynote.jp/201009171511588216/
http://43142.diarynote.jp/?day=20101120
http://43142.diarynote.jp/201203260803216950/
http://43142.diarynote.jp/201606121224129353/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201804071041255956/
▶︎過去の、東京フィルハーモニー交響楽団
https://43142.diarynote.jp/200807041128510000/
https://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
▶︎過去の、土井徳浩
http://43142.diarynote.jp/201504271015006453/
http://43142.diarynote.jp/201510181000334516/
http://43142.diarynote.jp/201607121045394372/
http://43142.diarynote.jp/201711020707155260/
http://43142.diarynote.jp/201806181751451387/
https://43142.diarynote.jp/201807050952089343/
https://43142.diarynote.jp/201911181002427435/
▶︎過去の、鈴木圭
https://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
https://43142.diarynote.jp/201708081429085086/
https://43142.diarynote.jp/201711091333526195/
▶︎過去の、竹村直哉
https://43142.diarynote.jp/201902071836593799/
▶︎過去の、真砂陽地
https://43142.diarynote.jp/201809031607547023/
▶︎過去の、石川広行
https://43142.diarynote.jp/201706190920527378/
▶︎過去の、半田信英
https://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
https://43142.diarynote.jp/201708081429085086/
https://43142.diarynote.jp/201711091333526195/
https://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
▶︎過去の、佐藤浩一
http://43142.diarynote.jp/201410251055118180/
http://43142.diarynote.jp/201607121045394372/
http://43142.diarynote.jp/201711020707155260/
http://43142.diarynote.jp/201801081118162617/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201806060708363548/
https://43142.diarynote.jp/201910311450514339/
▶︎過去の、高橋信之介
https://43142.diarynote.jp/?day=20180208
https://43142.diarynote.jp/?month=201901
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
▶︎過去の、ジム・ビアード
https://43142.diarynote.jp/200905191118258984/
▶︎過去の、ジョン・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/201112261518003058/
https://43142.diarynote.jp/201701191854055570/
<今日も、暑かった>
会場は、すべて一席づつあけでの着席なり。つまりは、定員は通常時の半分となるわけですね。基本観客のあり方は電車の中と同様で静か、するとこのホケンをかけての座らせ方は贅沢なであるとも感じようか。駅に入るときと違い、体温チェックがあり、手洗浄用のスプレーもおいてあるわけだし。
この出し物は、コロナ禍で流れたものが、仕切り直しのもと実現にごぎつけたよう。来日時と帰米時の2週間待機という障壁を飲んでの、挾間の来日であると、人づてに聞いた。1曲目オリジナルの「RUN」を披露し、「こんなおりに、皆さんおいでくださって」というMCをしたさい、挾間は感極まり泣いてしまったのには驚いた。それだけ実現させるために労を執ったのだろうし、本当にこうした状況下で観客の前でやることにグっときてしまったようだ。ニューヨークでの4ヶ月ロック・ダウン環境を強いられた挾間にとって、これは半年ぶりの人前での活動であったとのこと。
これはこの2月にインタヴューした際の、作編曲家/指揮者の挾間美帆(2014年7月10日、2015年10月15日、2016年10月28日、2017年9月3日、2019年2月6日)の発言だ。そして、米国のジャズ側にいるミュージシャンが今もっとも協調しているオランダのメトロポール・オーケストラの常任客演指揮者にも、彼女はこの夏からついた。
池袋・東京芸術劇場コンサートホール。プロデューサーを務める劇場打ちの公演で、クラシックのオーケストラ編成でジャズを送り出す<ネオ・シンフォニック・ジャズ>の第2弾となる。
東京フィルハーモニー交響楽団(2008年7月3日。2015年9月5日)と、挾間美帆の自己ユニットである m_big bandの面々が一緒にステージに並ぶ。その総勢は、50人強だったか。m_big bandのほうは、サックス・セクションに土井徳浩(2015年4月24日、2015年10月15日、2016年7月11日、2017年10月27日、2018年7月4日、2019年11月16日)と辻野進輔と吉本章紘と鈴木圭(2016年10月28日、2017年7月28日、2017年11月8日)と竹村直哉(2019年2月6日)、トランペット・セクションに真砂陽地(2018年8月31日)と広瀬未来と川原真彩と石川広行(2017年6月15日)、トロンボーン・セクションには半田信英(2016年10月28日、2017年7月28日、2017年11月8日、2018年6月8日、2019年1月7日)と高井天音と高橋真太郎と佐藤敬一朗を擁し、さらにピアノの佐藤浩一(2014年10月22日、2016年7月11日、2017年10月27日、2018年1月7日、2018年4月7日、2018年6月4日、2019年1月5日、2019年10月30日)、ダブル・ベースの日本在住米国人であるパット・グリン、ドラムの高橋信之介(2018年2月8日、2019年1月3日、2019年1月7日)というリズム・セクション。彼らもノー・ネクタイながら、黒いジャケットを身につけていた。
自分の曲に加え、ハービー・ハンコックやジョン・スコフィールドの曲も大きく開き直して、提出。また、メトロポール・オーケストラの先輩指揮者であるヴィンス・メンドーサが編曲したジム・ビアード(2009年5月18日)の曲も披露する。途中からは、渡辺香津美((2004年12月15日、2010年9月1日、2010年9月5日 、2010年11月20日、2012年3月20日、2016年6月4日、2016年9月4日、2017年9月2日、2018年4月6日)が加わり、エレクトリック・ギターを中央で弾く。その際、渡辺の旧曲も狭間の編曲にて送り出される。
大は小を兼ねる。ではなく、大は大でしかできないという厳然たる事実をあっさりと差し出すような内容。彼女はインタヴューした際に、後ろ姿の見え方にも気を使うと言っていたが、鶴のような指揮姿は立派でした。
アンコールで、アート・ブイレイキー(作曲はピアニストのボビー・ティモンズ)の大ジャズ・スタンダードの「モーニン」を演奏。そのアレンジは、編曲家としても確固たる位置を得るベーシストのジョン・クレイトン(2011年12月21日、2017年1月18日)と紹介された。おお、さすがクレイトン、うまいな。この日の公演は、日本経済新聞8月28日付け夕刊に書きます。
▶過去の、挾間美帆
http://43142.diarynote.jp/201407111305232157/
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▶︎過去のに、メトロポール・オーケストラに触れた項目
https://43142.diarynote.jp/201603111218495183/
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▶過去の、渡辺香津美
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▶︎過去の、東京フィルハーモニー交響楽団
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▶︎過去の、土井徳浩
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▶︎過去の、鈴木圭
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▶︎過去の、竹村直哉
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▶︎過去の、真砂陽地
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▶︎過去の、石川広行
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▶︎過去の、半田信英
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▶︎過去の、佐藤浩一
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▶︎過去の、高橋信之介
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▶︎過去の、ジム・ビアード
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▶︎過去の、ジョン・クレイトン
http://43142.diarynote.jp/201112261518003058/
https://43142.diarynote.jp/201701191854055570/
<今日も、暑かった>
会場は、すべて一席づつあけでの着席なり。つまりは、定員は通常時の半分となるわけですね。基本観客のあり方は電車の中と同様で静か、するとこのホケンをかけての座らせ方は贅沢なであるとも感じようか。駅に入るときと違い、体温チェックがあり、手洗浄用のスプレーもおいてあるわけだし。
この出し物は、コロナ禍で流れたものが、仕切り直しのもと実現にごぎつけたよう。来日時と帰米時の2週間待機という障壁を飲んでの、挾間の来日であると、人づてに聞いた。1曲目オリジナルの「RUN」を披露し、「こんなおりに、皆さんおいでくださって」というMCをしたさい、挾間は感極まり泣いてしまったのには驚いた。それだけ実現させるために労を執ったのだろうし、本当にこうした状況下で観客の前でやることにグっときてしまったようだ。ニューヨークでの4ヶ月ロック・ダウン環境を強いられた挾間にとって、これは半年ぶりの人前での活動であったとのこと。