1992年生まれ、ルーツ・レゲエの若き担い手である二世ジャマイカン・シンガーの、自己バンドを率いての公演を見る。六本木・ビルボードライブ東京、セカンド・ショウ。おう、なんかちゃんとしたレゲエの担い手の公演って、久しぶりだぞ。
 
 期待の星的存在というが、ステージに出て来た堂々見栄えのする当人を見て、けっこう納得。気心の知れた面々(2ギター、キーボード、ベース、ドラム、パーカッション。上半身裸になる愛想のいい打楽器奏者のコーラスが何気に効いていた)とともに、萎縮感ゼロの歌唱を披露して行く。マイナー・キー基調の曲の感触は似がちになってしまうが、彼の地に受け継がれている切ない歌心のまっとうな開示に頷く。終盤だけダンスホール調になったが、それも良し。当人とバンド員は皆ドレッド系の髪型であったか。

<今日までの、勘違い>
 頭の横を刈り込んいる人がいる。知人にもいる。有名人でいうなら、レッズの牧野智章みたいな感じの髪型。そう言う人たちを見て、少しでも伸びるとすぐに美容院に行かなくてはならず皆さんマメだなあと、ずっと思っていた。だが、ひょんなことから、そういうヘア・スタイルの方々は自分でバリカンを用い処理しているらしいということを知る。あ、そうなの? な〜んだ。ちょい拍子抜け。ほんのちょっと夢がこわれた? そういえば、日本でドレッド・ロックス頭にするにはお金と時間(半日はつぶれるという)がかかるが、彼の地ではどうなのだろう? 大昔、ラスタだと自然にそうなると力説するヤツがいたっけなー。