カメルーン出身パリ経由、現NY在住シンガー/エレクトリック・ベーシストであるでリチャード・ボナ(2000年12月6日、2002年1月9日、2002年9月19日、2002年12月14日、2004年12月15日、2006年2月16日、2008年10月19日、2010年2月5日、2010年6月6日、2011年1月25日、2012年5月14日、2012年12月15日、2013年12月2日、2015年1月9日)の自己バンドによる公演。ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
バンドの陣容は少し変化ありで、お馴染みの鍵盤のエティエンヌ・スタッドウィック(オランダ、ロッテルダム出身)、トランペットのリー・グリンブラット(米国、シアトル出身)、ギターのアダム・ストーラー(米国、NYクイーンズ出身)、ドラムのルドヴィグ・アフォンソ(キューバのハバナ出身)という編成。トランペッターとギター奏者は育ちが良さそうなとっぽい眼鏡白人で、ドラマーも白人だ。
ま、誰とやろうと、根っこにあるものが大きく違っていて、破格と痛感させる全身ゴム毬のようなパフォーマンスを悠々と繰り広げるのは彼ならではのもの。その一方で、しなやかで柔和さに溢れているのも美点。そんなパフォーマンスは、全体力の6、7割で事にあたっているとも感じるか。軽自動車専用道路で、彼は4000cccの大排気量車でゆっくり走っているというか。いやいや、彼のショウに触れると、余裕のあること、力を抜く事がいかに大切かを痛感させられます。
例により、ソロ歌唱/ベース演奏パートではサンプラーを駆使。今回もまたバンドで、ウェザー・リポートのジャコ・パストリアス曲「ティーン・タウン」のカヴァーも披露。それから、ときにこなれたアクセントの日本語をまじえ、聞き手にユーモアたっぷりに働きかけるのも、毎度のこと。今回、有名曲「ドナドナ」のキメの箇所を、“ドナ”を“ボナ”に置き換えて歌ったりもした。
ブラジル色が強かったり、ラテン色が強かったりとか、彼のパフォーマンスは時期によって動く。そして、今回は一番アダルト・ポップ色を持つパフォーマンスと言えるものではなかったか。でも、逆にそういう味だと、彼の内にある、かなわね〜的なアフリカ的属性は見えやすくなったりもする。
▶過去の、リチャード・ボナ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/200810211839169096/
http://43142.diarynote.jp/201002072246423695/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201102081256565179/
http://43142.diarynote.jp/201205221056242128/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201312171132096072/
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
<今日の、昼下がり>
晴天。まず、日曜(しかも、三連休の中日)というのに、取材をする。相手は、プロモーション来日している、仏女性シンガーのザーズ(2012年2月23日)。かなり盛り上がってインタヴューできたのはいいのだが(『Paris』という新作を出している彼女に、テロについての発言もとる)、なんとその記事は、ラティーナ誌の1月20日発売号に掲載される。わあ。音楽関連雑誌で閉め切りに一番融通がきくのが同誌という定評が、書き手のなかにはあります。その後、永田町から渋谷に戻り、毎年オースティンで開かれているサウス・バイ・サウス・ウェストに行っているカメラマンの森リョータの、それがテーマの写真展をのぞく。1日かぎりなためか、けっこう人が来ていたな(ほぼ、若い人……)。実は、今年はSXSWに行く予定であるので、けっこう身近なものとして見ることができたのは確か。
そして、それを一緒に見た知人とリチャード・ボナを見る。先週木曜にピーター・バラカンに3月にやってくるボビー・マクフェリン(2004年2月3日)について話してもらう取材をしたのだが、その際に彼は、マクフェリンは唯一無二の人ながら重なる人を挙げるならリチャード・ボナという主旨を発言。ほおっ。ぼくは考えたこともなかったが、独唱やベース弾き語りの際になると、なるほどォとなりました。なお、通常ボビー・マクファーリンと日本では表記されるが、ピーターさんが音引きが入ることはスペルと発音の決まりからして絶対にありえないと力説していたので、ここでもマクフェリンと記します。
▶過去の、ザーズ
http://43142.diarynote.jp/201203061821277995/
▶過去の、ボビー・マクフェリン
http://43142.diarynote.jp/200402051853580000/
バンドの陣容は少し変化ありで、お馴染みの鍵盤のエティエンヌ・スタッドウィック(オランダ、ロッテルダム出身)、トランペットのリー・グリンブラット(米国、シアトル出身)、ギターのアダム・ストーラー(米国、NYクイーンズ出身)、ドラムのルドヴィグ・アフォンソ(キューバのハバナ出身)という編成。トランペッターとギター奏者は育ちが良さそうなとっぽい眼鏡白人で、ドラマーも白人だ。
ま、誰とやろうと、根っこにあるものが大きく違っていて、破格と痛感させる全身ゴム毬のようなパフォーマンスを悠々と繰り広げるのは彼ならではのもの。その一方で、しなやかで柔和さに溢れているのも美点。そんなパフォーマンスは、全体力の6、7割で事にあたっているとも感じるか。軽自動車専用道路で、彼は4000cccの大排気量車でゆっくり走っているというか。いやいや、彼のショウに触れると、余裕のあること、力を抜く事がいかに大切かを痛感させられます。
例により、ソロ歌唱/ベース演奏パートではサンプラーを駆使。今回もまたバンドで、ウェザー・リポートのジャコ・パストリアス曲「ティーン・タウン」のカヴァーも披露。それから、ときにこなれたアクセントの日本語をまじえ、聞き手にユーモアたっぷりに働きかけるのも、毎度のこと。今回、有名曲「ドナドナ」のキメの箇所を、“ドナ”を“ボナ”に置き換えて歌ったりもした。
ブラジル色が強かったり、ラテン色が強かったりとか、彼のパフォーマンスは時期によって動く。そして、今回は一番アダルト・ポップ色を持つパフォーマンスと言えるものではなかったか。でも、逆にそういう味だと、彼の内にある、かなわね〜的なアフリカ的属性は見えやすくなったりもする。
▶過去の、リチャード・ボナ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
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http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201102081256565179/
http://43142.diarynote.jp/201205221056242128/
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http://43142.diarynote.jp/201312171132096072/
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
<今日の、昼下がり>
晴天。まず、日曜(しかも、三連休の中日)というのに、取材をする。相手は、プロモーション来日している、仏女性シンガーのザーズ(2012年2月23日)。かなり盛り上がってインタヴューできたのはいいのだが(『Paris』という新作を出している彼女に、テロについての発言もとる)、なんとその記事は、ラティーナ誌の1月20日発売号に掲載される。わあ。音楽関連雑誌で閉め切りに一番融通がきくのが同誌という定評が、書き手のなかにはあります。その後、永田町から渋谷に戻り、毎年オースティンで開かれているサウス・バイ・サウス・ウェストに行っているカメラマンの森リョータの、それがテーマの写真展をのぞく。1日かぎりなためか、けっこう人が来ていたな(ほぼ、若い人……)。実は、今年はSXSWに行く予定であるので、けっこう身近なものとして見ることができたのは確か。
そして、それを一緒に見た知人とリチャード・ボナを見る。先週木曜にピーター・バラカンに3月にやってくるボビー・マクフェリン(2004年2月3日)について話してもらう取材をしたのだが、その際に彼は、マクフェリンは唯一無二の人ながら重なる人を挙げるならリチャード・ボナという主旨を発言。ほおっ。ぼくは考えたこともなかったが、独唱やベース弾き語りの際になると、なるほどォとなりました。なお、通常ボビー・マクファーリンと日本では表記されるが、ピーターさんが音引きが入ることはスペルと発音の決まりからして絶対にありえないと力説していたので、ここでもマクフェリンと記します。
▶過去の、ザーズ
http://43142.diarynote.jp/201203061821277995/
▶過去の、ボビー・マクフェリン
http://43142.diarynote.jp/200402051853580000/