アトランティック・スター
2006年4月25日 幸福な空気、が充満してたな。丸の内・コットンクラブ、セカンド。
出演者はNYをベースとする、80年代型の(R&B)セルフ・コンテインド
・グループの雄と言えるだろうアトランティック・スター。そういやあ、85年
に横田の米軍基地に慰問のためにやってきた彼らを、知人に誘われて見に行っ
たことがあったっけなあ。そのころ、彼らのことをそれほど聞いてはいなかっ
たけど、普段足を踏み入れることが出来ない場に行けるというので胸弾ませて
行ったっけ。今回、オリジナル・メンバーが誰がいるのか全然気にも留めずに
行った(どうせ、それなりの事はやると思ったから。それに、日暮れ以降の夜
遊びは毎晩やっているけど、GW進行もあって昼間は仕事がパンパンでそれに
邁進。余分なことを気にかける余裕がな〜い)のだが、どうやらグループの中
心となっていたウェイン兄弟の3分の2が残っているよう。若目の男女のシン
ガーを中央に起きつつ、かつての財産を伝えるパフォーマンスが1時間15分ほ
ど繰り広げられた。
ところで、この日でなんとも印象に残ったのはほぼ満席のお客さんのありよ
うだった。なんか、けっこう男同志の客が多いのだ。しかも、ネクタイを締め
ている人が多く、オヤジが多い。なかには、孫がいるだろう男性グループもい
る。おおっ。実はこれまでコットンクラブに何度も行っているが、場所から想
像させられるほど勤め人ふうのお客は多くないし、さほど年齢も高くはないと
いうのがぼくの所感だったのだ。というのはともかく、この晩のお客さんたち
がまた皆なんとも嬉しそう。ビートに合わせてうきうき、にこにこといった感
じで体を揺らしたり、首を大きく振ったり、歌に合わせて一緒に口を動かした
り。
うわああ何なんだ、この円満にしてワクワク感に満ちた場内の光景は……。
そういえば、先日のファンク・ブラザーズの日には中学生の息子を連れたお父さ
んがいたりもし、心温まったりもしたな。かつて享受していた強い思いを与え
られた“宝石”に再び接しいい気分になりつつ、若い日に戻ってやんちゃにな
っちゃうというのはアリではないか。それは後ろ向きなものかもしれないが、
ひどく甘美で、癒しを持つものであり、ある意味建設的な高揚や開放を持つ行
為であると思う。とくに普段、音楽と離れた生活をしいられる人達にとって
は。そして、そんな人達の心からの喝采を受ける出演者たちの幸せそうなこ
と。ほんと、幸せの二乗ネ。
で、ぼくはなんとなく、大げさすぎるかもしれないけど、映画『フィールド
・オフ・ドリームス』のことを思い出したりも。……あの球場に行けば、往年
の名選手の笑顔のプレイに触れることができ、童心に、かつての自分に帰るこ
とができる。あの映画で描かれていた、輝かしい“夢の空間”がここにはあっ
た。
出演者はNYをベースとする、80年代型の(R&B)セルフ・コンテインド
・グループの雄と言えるだろうアトランティック・スター。そういやあ、85年
に横田の米軍基地に慰問のためにやってきた彼らを、知人に誘われて見に行っ
たことがあったっけなあ。そのころ、彼らのことをそれほど聞いてはいなかっ
たけど、普段足を踏み入れることが出来ない場に行けるというので胸弾ませて
行ったっけ。今回、オリジナル・メンバーが誰がいるのか全然気にも留めずに
行った(どうせ、それなりの事はやると思ったから。それに、日暮れ以降の夜
遊びは毎晩やっているけど、GW進行もあって昼間は仕事がパンパンでそれに
邁進。余分なことを気にかける余裕がな〜い)のだが、どうやらグループの中
心となっていたウェイン兄弟の3分の2が残っているよう。若目の男女のシン
ガーを中央に起きつつ、かつての財産を伝えるパフォーマンスが1時間15分ほ
ど繰り広げられた。
ところで、この日でなんとも印象に残ったのはほぼ満席のお客さんのありよ
うだった。なんか、けっこう男同志の客が多いのだ。しかも、ネクタイを締め
ている人が多く、オヤジが多い。なかには、孫がいるだろう男性グループもい
る。おおっ。実はこれまでコットンクラブに何度も行っているが、場所から想
像させられるほど勤め人ふうのお客は多くないし、さほど年齢も高くはないと
いうのがぼくの所感だったのだ。というのはともかく、この晩のお客さんたち
がまた皆なんとも嬉しそう。ビートに合わせてうきうき、にこにこといった感
じで体を揺らしたり、首を大きく振ったり、歌に合わせて一緒に口を動かした
り。
うわああ何なんだ、この円満にしてワクワク感に満ちた場内の光景は……。
そういえば、先日のファンク・ブラザーズの日には中学生の息子を連れたお父さ
んがいたりもし、心温まったりもしたな。かつて享受していた強い思いを与え
られた“宝石”に再び接しいい気分になりつつ、若い日に戻ってやんちゃにな
っちゃうというのはアリではないか。それは後ろ向きなものかもしれないが、
ひどく甘美で、癒しを持つものであり、ある意味建設的な高揚や開放を持つ行
為であると思う。とくに普段、音楽と離れた生活をしいられる人達にとって
は。そして、そんな人達の心からの喝采を受ける出演者たちの幸せそうなこ
と。ほんと、幸せの二乗ネ。
で、ぼくはなんとなく、大げさすぎるかもしれないけど、映画『フィールド
・オフ・ドリームス』のことを思い出したりも。……あの球場に行けば、往年
の名選手の笑顔のプレイに触れることができ、童心に、かつての自分に帰るこ
とができる。あの映画で描かれていた、輝かしい“夢の空間”がここにはあっ
た。