恵比寿・ガーデンホール。ティル・チャーズデイにいたパツキン美形の人(
と言っていいと、今回彼女を見て思った)。来日はそのグループ時代いらい、
20年弱ぶりになるらしい。遠目にはスマートだし、いいロックねえちゃんとし
ての年の取り方をしているナと……。

 会場はとっても混んでいた。で、曲によってはかなり客席側が沸いたりして
いて、かなり固定ファンもいるのネと思う。まさか、彼女のソロ作をしこしこ
プロデュースするうちに大プロデューサーになった(まさか、カニエ・ウェス
トのアルバムまで手掛けるようになるとは)ジョン・ブライオンのファンが集
まっているとは思えないし。あれ、ブライオンもティル・チャーズデイのメン
バーだったことあるんだっけか(ちゃんと調べる気力ありましぇ〜ん)。

 ギターやベースをときに持ったりもする彼女に、キーボード、ギター、ベー
ス、ドラムのバッキング。起伏のない曲を地味に披露する、まあ実質主義とい
う言い方もできるだろう実演。広がりがない、ロックの狭い世界観のなかで、
丁寧に表現を愛でているという感じもあり。1時間ぐらいの本編だったが、ア
ンコールは2回出てきて、それなりの長さに。なんとなく、非常に珍しく飲み
に流れることなく、おとなしく帰宅。