ローニン。J-Wave Saúde! Saudade Carnaval2020
2020年2月11日 音楽 わお。スイスのニック・ベルチェ/ローニン(2006年10月26日、2008年4月27日、2012年12月23日、2015年10月14日)の2006年来日公演の項で、米国西海岸の本家“浪人”のことに触れたことがあったが、まさかそっちの方を見れる日が来ちゃうとは。しかも、ギターと歌のワディ・ワクテル(2018年6月16日)、ドラムのリック・マロッタ、ギターと歌のダン・ダグモア、ベースのスタンレー・シェルドンと、オリジナル・メンバーぢゃん。西海岸の売れっ子ロック系スタジオ・ミュージシャンたちで組まれ、アルバムはピーター・アッシャー制作の『Ronin』(Mercury,1980年)のみ。アルバムでは、控えめにドン・グロルニックとビル・ペイン(2000年12月8日、2012年5月22日)がキーボードで録音参加していた。
この4人、けっこうな年になっているはずだが、みんな禿げずに頭髪あり。ワクテルなんて、昔と同じカーリーの長髪。そんな人、今いないわけで、歩いていたら皆んな振り返るのではないか。で、なんとワクテルはMCでローニンは1981年に来日していると言う。え? 誰かのバック・バンドで来たのかと思ったら、終わったあと、識者からその年に横浜球場でジェイムズ・テイラーやリンダ・ロンシュタットらが出演した大イヴェントがあって、その一番手でローニンがきっちりパフォーマンスをしたんだそう。わう、それはまったく知らなかった。というか、シンガー・ソングライターやウェスト・コースト・ロックが好きじゃなかったぼくは最初っから無視したのだろう。まだ、そのころブラック・ミュージックよりもロックの方が大好きだったけど、翌1982年に同じスタジアムでのチャック・ベリーやサム・ムーア((2006年11月14日、2008年8月31日、2010年12月15日、2011年7月27日、2015年12月2日、2019年4月26日、2019年4月28日)が出るイヴェントは見に行っている←https://43142.diarynote.jp/?day=20170320。チャック・ベリーの訃報に言及した項、ナリ。
トロい、いやメロウなサポートも多かったワクテルらが、やりたいようにがっつりロックをしよう。それが、ローニンのコンセプトというのは大昔なにかで読んで記憶しているのだが、実演はまったくもってそのとおり。スティーリー・ダン(2000年5月15日)の『エイジャ』参加名演で知られるマロッタもどすこいなロックロール・ドラムに専念していた。ハハ。
ほんと、2本のギターが重なる竹を割ったようなロックをやりたいと言うのはよく分かった。だって、マイナー・キーの曲やゆったり目の曲はゼロで、ザ・ローリング・ストーンズ(2003年3月15日)がやってもハマると思えた曲もあった。ダン・ダグモアがペダル・スティールを弾く曲もカントリーにはならず、スライド・ギターの役割を担っていたと言えるもの。ワクテルも2曲ほどでスライドを用いたか。彼、なんと一つもイフェクターを足元に置いていなかった! 主のヴォーカルはワクテルが担い、少し軽めで高めの声。ダグモアも3曲ぐらいでヴォーカルを取り、リズム隊もときにコーラスを入れる。ニール・ヤング(2001年7月28日)の初期曲「ザ・ロナー」も披露したが、それもざっくりしたロックンロールになっていた。
アンコールはチャック・ベリーの曲をやるよと言って、ストーンズが『ラヴ・ユー・ライヴ』(ローリング・ストーンズ、1977年)にも入れている「アラウンド・アンド・アラウンド」。ミック・ジャガー好きのヴォーカルの友人を立ててこの曲をそのストーンズ・ヴァージョンにてカヴァーしたことが学生時代にあったんだが、だからかよく分かった。ワクテルたちには濁りや、生理的にあやふやなところがない。さすが、西海岸の腕利きたち。だが、それはロックンロールとしては綺麗すぎて物足りないところも引き出す、と……。でも、高揚したし、彼らを見て、ギター2本のロックンロール・バンドをやりたいとも思った。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。歓声音量、高し。かつてのブルースのライヴもそうだったが、こういう懐かしの人のショウの際の年長の観客は声がでかい。
▶過去の、ニック・ベルチェ
http://43142.diarynote.jp/200611020835110000/
http://43142.diarynote.jp/200805031359390000/
http://43142.diarynote.jp/201212240918419016/
https://43142.diarynote.jp/201510180830142014/
▶︎過去の、ワディ・ワクテル
https://43142.diarynote.jp/201806170617395286/
▶︎過去の、リトル・フィート/ビル・ペイン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶過去の、サム・ムーア
http://43142.diarynote.jp/200611190319380000/
http://43142.diarynote.jp/201012160928249431/
http://43142.diarynote.jp/201107310730365740/
http://43142.diarynote.jp/200809011923060000/
http://43142.diarynote.jp/201512030957287514/
https://43142.diarynote.jp/201904271153238361/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/
▶過去の、スティーリー・ダン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
▶過去の、ニール・ヤング
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-7.htm
▶過去の、ザ・ローリング・ストーンズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-3.htm 3月13日(バック・バンド)。15日
https://43142.diarynote.jp/201904200941516964/ ストーンズ展
その後は、毎年恒例の中原仁(2011年2月11日、2013年2月11日、2014年12月1日、2015年2月11日、2016年2月11日、2016年9月29日、2017年2月11日、2017年8月24日、2018年2月11日、2019年2月11日、2019年6月10日)仕切りのブラジル音楽イヴェントへ。渋谷・クラブクアトロ。
▶︎過去の、中原仁
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201412031621332692/
http://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
http://43142.diarynote.jp/201602120856568973/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160929
http://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170824
https://43142.diarynote.jp/201802131131538961/
https://43142.diarynote.jp/201902141412599444/
https://43142.diarynote.jp/201906110953249486/
会場入りすると、フロアでサンバの打楽器隊のケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ(2015年2月11日)がやっている。彼らは、3番目の出演者。リオ仕込みのパーカッション奏者の宮澤摩周(2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日、2015年2月11日、2016年2月11日、2016年5月22日、2017年7月8日、2017年11月9日、2018年6月17日、2018年7月4日、2019年11月16日)が面々を指揮。おお、普段正面からしか見たことがない宮澤の後ろ姿が頼もしい。ガタイがいいので映える。若い面々から信頼され、それをしっかり受け止め、構成員が音を楽しむことを導いているのが伝わってくる。彼らはこの後、リオに遠征するようだ。
▶︎過去の、宮沢摩周
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
https://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
http://43142.diarynote.jp/201711101104467609/
https://43142.diarynote.jp/201807050952089343/
https://43142.diarynote.jp/201911181002427435/
▶︎過去の、ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ
https://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
その次に出てきたのは、昨年に続き出演のパーティ・バンドのオルケストラ・ムラータ)がステージ上に登場する。歌とギターの村田匠(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日、2016年2月11日、2016年5月22日、2016年12月1日、2017年2月11日、2018年2月11日、2018年6月17日、2019年2月11日)、ベースとコーラスの梅田誠志、キーボードとパーカッションのスガメス ジャポン、カヴァコとヴォーカルのcámaci、オーサカ=モノレール(2002年7月25日、2006年6月8日、2018年12月19日)にいるらしいトランペットの淡路泰平、トロンボーンの原田彩香のアルト・サックスの林遼佑、パーカッション宮地良平と岡部量平、ドラムの馬場智也、ヴォーカルの田中美里という面々。お、ホーンとパーカッション奏者は村田のワーキング・バンドであるカルナバケーションのメンバーたちが多いな。そして、「憧れのハワイ航路」とか「リオは良いトコ一度はおいで」とか、村田のサンバマシーンズ/カルナバケーションの曲が多い。Cámaciがリード・ヴォーカルを取る歌もあり、オトコの照れの感覚が出ていてなんかよろしい。そういえば、出だしはクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」みたいなビートではじまった(そして、スティーヴィー・ワンダーの「サー・デューク」のホーン音が入る)のだが、なら呑気に虹色のウィッグつけて出てくるのではなく、村田はフレディ・マーキューリーのコスプレで笑いを取るべきではなかったか。
▶過去の、サンバマシーンズ/カルナバケーション関連
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
https://43142.diarynote.jp/201806181751451387/
https://43142.diarynote.jp/201902141412599444/
▶︎過去の、オーサカ=モノレール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm ソウル・スクリーム
https://43142.diarynote.jp/200606111739030000/
https://43142.diarynote.jp/201812201007219205/
そして、トリはSaigenji (2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日、2016年2月11日、2016年11月30日、2017年2月11日、2018年5月8日、2019年7月12日)。ギターを巧みに奏でながら歌う彼にくわえ、ダブル・ベースの小美濃悠太(2018年11月7日)、ドラムの斉藤良(2010年5月9日、2016年11月30日、2017年2月11日)、パーカッションの南條レオ(2016年10月22日、2016年11月30日、2017年2月11日)という4人でことにあたる。この5月にライヴ・アルバムを出すことになっているそうだが、まったくもっていい感じ。あ、1曲はトロンボーン奏者も確かな演奏で加わった。
終盤、1曲有名なジャズ曲をスキャットでやる。へえ。一度、死ぬほどジャズっぽいレコード作ってほしいなー。そして、おなじみの「ミュージック・ジャンキー」。秀でたいろんなジャンルの逸材の名を次々に連呼するこの曲で、彼はキーボード奏者のライル・メイズ(2002年9月19日)の名も出す。あれ本来、彼の名前はこの曲に入っていなかったはずだが。と、思ったら、2月10日に彼が亡くなっていたのですね(享年66)。追悼かあ。そういう臨機応変さ、音楽愛の表わし方、素敵だな。メイズの姪御さんとなるシンガーのオーブリー・ジョンソンがアルバム『アンラヴェルド』(コア・ポート、2020年)を日本先行で出したばかりだが、ジャズ・ビヨンドのアーティスティックな広角型ヴォーカル盤としてかなり吉。それ、メイズがエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジット。ライナー・ノーツ担当盤なのであまりほめるのもナンですが、彼の因子は生き続けています。
▶過去の、Saigenji
http://43142.diarynote.jp/?day=20060627
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200903161734533723/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090809
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/?day=20130412
http://43142.diarynote.jp/?day=20140209
http://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
http://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
https://43142.diarynote.jp/201805091613022617/
https://43142.diarynote.jp/201907130803488810/
▶︎過去の、小美濃悠太
https://43142.diarynote.jp/201811081231284665/
▶︎過去の、斎藤良
https://43142.diarynote.jp/201005101856373393/
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
▶︎過去の、南条レオ
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
▶︎過去の、ライル・メイズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm パット・メセニー・グループ
<今日の、そうだったんですか>
昼下がりに、ジェフ・パーカー(1999年6月6日、2000年10月15日、2001年11月7日、2004年1月20日、2005年1月7日、2011年11月21日、2014年5月7日、2017年5月13日、2017年5月15日、2020年2月9日)にインタヴュー。ヴァージニア州育ちの彼がバークリー音大に行ったのは、ジャズを知れば幅が広がると思ったからだそう。それまでは、エドワード・ヴァン・ヘイレンやZ.Z.トップのビリー・ギボンズその他を、彼は好きだった。卒業後、NYでなくシカゴに行ったのは、ちょうどシカゴにタワー・レコードができるときで、そのオープニング・スタッフとして雇ってもらえたから。だが、その流れでAACM(フリー系奏者多しの、シカゴのジャズの担い手の互助団体。Association for the Advancement of Creative Musiciansの略)に所属しジャズを研鑽し、トータス、シカゴ・アンダーグラウンド、アイソトープ217などにも関わるわけだであり、今はLAに住んでいるものの、シカゴに向かって本当に良かったという気持ちを彼は持っている。いやあ、タワー・レコードに関して久しぶりにいい関連話を聞きました。シカゴのタワーで何年働いたかとか売り場はとかは聞かなかったけど。取材話は、ギター・マガジンと毎日新聞にそのうち出ます。彼、ストラタ・イースト・レーベルのTシャツを着用。それを指摘したら、嬉しそうでした。
▶過去の、ジェフ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm シカゴ・アンダーグラウンド・デュオ、サム・プレコップ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド、アイソトープ217
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm トータス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040120 ロブ・マズレク、ジェフ・パーカー・トリオ、ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド・カルテット
http://43142.diarynote.jp/200501170151560000/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201111251250189885/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201405081408031505/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201705140938439184/ スコット・アメンデラ
http://43142.diarynote.jp/201705161314529397/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201708161337599841/ ザ・ニュー・ブリード
https://43142.diarynote.jp/202002101032103464/ トータス
この4人、けっこうな年になっているはずだが、みんな禿げずに頭髪あり。ワクテルなんて、昔と同じカーリーの長髪。そんな人、今いないわけで、歩いていたら皆んな振り返るのではないか。で、なんとワクテルはMCでローニンは1981年に来日していると言う。え? 誰かのバック・バンドで来たのかと思ったら、終わったあと、識者からその年に横浜球場でジェイムズ・テイラーやリンダ・ロンシュタットらが出演した大イヴェントがあって、その一番手でローニンがきっちりパフォーマンスをしたんだそう。わう、それはまったく知らなかった。というか、シンガー・ソングライターやウェスト・コースト・ロックが好きじゃなかったぼくは最初っから無視したのだろう。まだ、そのころブラック・ミュージックよりもロックの方が大好きだったけど、翌1982年に同じスタジアムでのチャック・ベリーやサム・ムーア((2006年11月14日、2008年8月31日、2010年12月15日、2011年7月27日、2015年12月2日、2019年4月26日、2019年4月28日)が出るイヴェントは見に行っている←https://43142.diarynote.jp/?day=20170320。チャック・ベリーの訃報に言及した項、ナリ。
トロい、いやメロウなサポートも多かったワクテルらが、やりたいようにがっつりロックをしよう。それが、ローニンのコンセプトというのは大昔なにかで読んで記憶しているのだが、実演はまったくもってそのとおり。スティーリー・ダン(2000年5月15日)の『エイジャ』参加名演で知られるマロッタもどすこいなロックロール・ドラムに専念していた。ハハ。
ほんと、2本のギターが重なる竹を割ったようなロックをやりたいと言うのはよく分かった。だって、マイナー・キーの曲やゆったり目の曲はゼロで、ザ・ローリング・ストーンズ(2003年3月15日)がやってもハマると思えた曲もあった。ダン・ダグモアがペダル・スティールを弾く曲もカントリーにはならず、スライド・ギターの役割を担っていたと言えるもの。ワクテルも2曲ほどでスライドを用いたか。彼、なんと一つもイフェクターを足元に置いていなかった! 主のヴォーカルはワクテルが担い、少し軽めで高めの声。ダグモアも3曲ぐらいでヴォーカルを取り、リズム隊もときにコーラスを入れる。ニール・ヤング(2001年7月28日)の初期曲「ザ・ロナー」も披露したが、それもざっくりしたロックンロールになっていた。
アンコールはチャック・ベリーの曲をやるよと言って、ストーンズが『ラヴ・ユー・ライヴ』(ローリング・ストーンズ、1977年)にも入れている「アラウンド・アンド・アラウンド」。ミック・ジャガー好きのヴォーカルの友人を立ててこの曲をそのストーンズ・ヴァージョンにてカヴァーしたことが学生時代にあったんだが、だからかよく分かった。ワクテルたちには濁りや、生理的にあやふやなところがない。さすが、西海岸の腕利きたち。だが、それはロックンロールとしては綺麗すぎて物足りないところも引き出す、と……。でも、高揚したし、彼らを見て、ギター2本のロックンロール・バンドをやりたいとも思った。六本木・ビルボードライブ東京、ファースト・ショウ。歓声音量、高し。かつてのブルースのライヴもそうだったが、こういう懐かしの人のショウの際の年長の観客は声がでかい。
▶過去の、ニック・ベルチェ
http://43142.diarynote.jp/200611020835110000/
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▶︎過去の、ワディ・ワクテル
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▶︎過去の、リトル・フィート/ビル・ペイン
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http://43142.diarynote.jp/201205301327209613/
▶過去の、サム・ムーア
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▶過去の、スティーリー・ダン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
▶過去の、ニール・ヤング
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▶過去の、ザ・ローリング・ストーンズ
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https://43142.diarynote.jp/201904200941516964/ ストーンズ展
その後は、毎年恒例の中原仁(2011年2月11日、2013年2月11日、2014年12月1日、2015年2月11日、2016年2月11日、2016年9月29日、2017年2月11日、2017年8月24日、2018年2月11日、2019年2月11日、2019年6月10日)仕切りのブラジル音楽イヴェントへ。渋谷・クラブクアトロ。
▶︎過去の、中原仁
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http://43142.diarynote.jp/?day=20170824
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https://43142.diarynote.jp/201902141412599444/
https://43142.diarynote.jp/201906110953249486/
会場入りすると、フロアでサンバの打楽器隊のケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ(2015年2月11日)がやっている。彼らは、3番目の出演者。リオ仕込みのパーカッション奏者の宮澤摩周(2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日、2015年2月11日、2016年2月11日、2016年5月22日、2017年7月8日、2017年11月9日、2018年6月17日、2018年7月4日、2019年11月16日)が面々を指揮。おお、普段正面からしか見たことがない宮澤の後ろ姿が頼もしい。ガタイがいいので映える。若い面々から信頼され、それをしっかり受け止め、構成員が音を楽しむことを導いているのが伝わってくる。彼らはこの後、リオに遠征するようだ。
▶︎過去の、宮沢摩周
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
https://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
http://43142.diarynote.jp/201711101104467609/
https://43142.diarynote.jp/201807050952089343/
https://43142.diarynote.jp/201911181002427435/
▶︎過去の、ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ
https://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
その次に出てきたのは、昨年に続き出演のパーティ・バンドのオルケストラ・ムラータ)がステージ上に登場する。歌とギターの村田匠(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日、2016年2月11日、2016年5月22日、2016年12月1日、2017年2月11日、2018年2月11日、2018年6月17日、2019年2月11日)、ベースとコーラスの梅田誠志、キーボードとパーカッションのスガメス ジャポン、カヴァコとヴォーカルのcámaci、オーサカ=モノレール(2002年7月25日、2006年6月8日、2018年12月19日)にいるらしいトランペットの淡路泰平、トロンボーンの原田彩香のアルト・サックスの林遼佑、パーカッション宮地良平と岡部量平、ドラムの馬場智也、ヴォーカルの田中美里という面々。お、ホーンとパーカッション奏者は村田のワーキング・バンドであるカルナバケーションのメンバーたちが多いな。そして、「憧れのハワイ航路」とか「リオは良いトコ一度はおいで」とか、村田のサンバマシーンズ/カルナバケーションの曲が多い。Cámaciがリード・ヴォーカルを取る歌もあり、オトコの照れの感覚が出ていてなんかよろしい。そういえば、出だしはクイーンの「ウィ・ウィル・ロック・ユー」みたいなビートではじまった(そして、スティーヴィー・ワンダーの「サー・デューク」のホーン音が入る)のだが、なら呑気に虹色のウィッグつけて出てくるのではなく、村田はフレディ・マーキューリーのコスプレで笑いを取るべきではなかったか。
▶過去の、サンバマシーンズ/カルナバケーション関連
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
http://43142.diarynote.jp/201102121002078478/
http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
http://43142.diarynote.jp/201206120854205300/
http://43142.diarynote.jp/201211151028209850/
http://43142.diarynote.jp/201302181123344904/
http://43142.diarynote.jp/201308281519499994/
http://43142.diarynote.jp/201405051105329639/
http://43142.diarynote.jp/201406161000365031/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
https://43142.diarynote.jp/201806181751451387/
https://43142.diarynote.jp/201902141412599444/
▶︎過去の、オーサカ=モノレール
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm ソウル・スクリーム
https://43142.diarynote.jp/200606111739030000/
https://43142.diarynote.jp/201812201007219205/
そして、トリはSaigenji (2006年6月27日、2007年11月27日、2009年3月14日, 2009年8月9日、2012年6月13日、2013年1月7日、2013年2月11日 、2013年4月12日、2014年2月9日、2016年2月11日、2016年11月30日、2017年2月11日、2018年5月8日、2019年7月12日)。ギターを巧みに奏でながら歌う彼にくわえ、ダブル・ベースの小美濃悠太(2018年11月7日)、ドラムの斉藤良(2010年5月9日、2016年11月30日、2017年2月11日)、パーカッションの南條レオ(2016年10月22日、2016年11月30日、2017年2月11日)という4人でことにあたる。この5月にライヴ・アルバムを出すことになっているそうだが、まったくもっていい感じ。あ、1曲はトロンボーン奏者も確かな演奏で加わった。
終盤、1曲有名なジャズ曲をスキャットでやる。へえ。一度、死ぬほどジャズっぽいレコード作ってほしいなー。そして、おなじみの「ミュージック・ジャンキー」。秀でたいろんなジャンルの逸材の名を次々に連呼するこの曲で、彼はキーボード奏者のライル・メイズ(2002年9月19日)の名も出す。あれ本来、彼の名前はこの曲に入っていなかったはずだが。と、思ったら、2月10日に彼が亡くなっていたのですね(享年66)。追悼かあ。そういう臨機応変さ、音楽愛の表わし方、素敵だな。メイズの姪御さんとなるシンガーのオーブリー・ジョンソンがアルバム『アンラヴェルド』(コア・ポート、2020年)を日本先行で出したばかりだが、ジャズ・ビヨンドのアーティスティックな広角型ヴォーカル盤としてかなり吉。それ、メイズがエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジット。ライナー・ノーツ担当盤なのであまりほめるのもナンですが、彼の因子は生き続けています。
▶過去の、Saigenji
http://43142.diarynote.jp/?day=20060627
http://43142.diarynote.jp/200711290932200000/
http://43142.diarynote.jp/200903161734533723/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090809
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201301151819527787/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130211
http://43142.diarynote.jp/?day=20130412
http://43142.diarynote.jp/?day=20140209
http://43142.diarynote.jp/201502140823232703/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
http://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
https://43142.diarynote.jp/201805091613022617/
https://43142.diarynote.jp/201907130803488810/
▶︎過去の、小美濃悠太
https://43142.diarynote.jp/201811081231284665/
▶︎過去の、斎藤良
https://43142.diarynote.jp/201005101856373393/
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
▶︎過去の、南条レオ
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201612030915436915/
https://43142.diarynote.jp/201702120725278375/
▶︎過去の、ライル・メイズ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm パット・メセニー・グループ
<今日の、そうだったんですか>
昼下がりに、ジェフ・パーカー(1999年6月6日、2000年10月15日、2001年11月7日、2004年1月20日、2005年1月7日、2011年11月21日、2014年5月7日、2017年5月13日、2017年5月15日、2020年2月9日)にインタヴュー。ヴァージニア州育ちの彼がバークリー音大に行ったのは、ジャズを知れば幅が広がると思ったからだそう。それまでは、エドワード・ヴァン・ヘイレンやZ.Z.トップのビリー・ギボンズその他を、彼は好きだった。卒業後、NYでなくシカゴに行ったのは、ちょうどシカゴにタワー・レコードができるときで、そのオープニング・スタッフとして雇ってもらえたから。だが、その流れでAACM(フリー系奏者多しの、シカゴのジャズの担い手の互助団体。Association for the Advancement of Creative Musiciansの略)に所属しジャズを研鑽し、トータス、シカゴ・アンダーグラウンド、アイソトープ217などにも関わるわけだであり、今はLAに住んでいるものの、シカゴに向かって本当に良かったという気持ちを彼は持っている。いやあ、タワー・レコードに関して久しぶりにいい関連話を聞きました。シカゴのタワーで何年働いたかとか売り場はとかは聞かなかったけど。取材話は、ギター・マガジンと毎日新聞にそのうち出ます。彼、ストラタ・イースト・レーベルのTシャツを着用。それを指摘したら、嬉しそうでした。
▶過去の、ジェフ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm シカゴ・アンダーグラウンド・デュオ、サム・プレコップ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド、アイソトープ217
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm トータス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040120 ロブ・マズレク、ジェフ・パーカー・トリオ、ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド・カルテット
http://43142.diarynote.jp/200501170151560000/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201111251250189885/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201405081408031505/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201705140938439184/ スコット・アメンデラ
http://43142.diarynote.jp/201705161314529397/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201708161337599841/ ザ・ニュー・ブリード
https://43142.diarynote.jp/202002101032103464/ トータス
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