チャーリー・マリアーノ&渡辺貞夫。akiko
2005年12月18日 まるまる一週間ぶりのコンサート行き。いろんな意味で多忙。先週は見た
いなと思っていた公演をいくつかパス。いかんいかん(と、書きつつ、マそ
んなこともあるサと思っているワタシ)。
渡辺貞夫(33年生まれ。2004年12月17日、他)とチャーリー・マリ
アーノ(23年生まれ)、かつていろいろと関わりを持った日米アルト奏者の
再邂逅ライヴ。うーむ、マリアーノは80歳をゆうに越えているか。彼は秋吉
敏子の最初の旦那で、マンディ満ちるのお父さんでもある。昼間に双頭リー
ダー名義の67年録音のアルバムを聞いた(MCによれば、その頃2度ほど来
日中は渡辺の家に泊まって一緒にツアーをやったらしい)のだが、両者向こ
う見ずにブロウしまくり、もう血気盛んな内容でびっくり。これ、今出たら
かなりフリー(・ジャズ)な内容と書かれるはず。当然のことながら、その
40年弱後のやりとりはそんなふうにはいかないが、いいミューシャンシップ
で結ばれているのはよく判る。マリアーノの癖ある吹き方と対比的に、渡辺
貞夫は多少丹精な感じはあるがとにかく吹けていると思った。近年では一番
ではないか。
渋谷・文化村オーチャードホール。1時間ぐらいのセットを二つ。感心さ
せられたのは、曲作りの才も持つ両者だけに安易にスタンダード曲に流れず
に二人のオリジナル曲でちゃんと勝負したこと。それなりに、気持ちと気合
も二人にはあったのだと思う。バックはピアノ・トリオ、ピアノとドラムは
やはり渡辺貞夫がボストン時代にいろいろと係わった人であるのだとか。ぼ
くは知らなかったが、ピアニストのボブ・デーゲンはけっこう有名な人であ
るそう。
その後、渋谷・クアトロでやっているakiko(2001年12月15日
、他)のライヴに顔を出す。会場入りしたら、ちょうど彼女の新作をプロデ
ュースした小西康陽がステージに出てきてデュエット。会場はかなり混んで
いて、あっというぐらいこれまでと客層が違う。へえ、“私の考えるジャイ
ヴなるもの=洒脱でレトロでエキゾ、そして華やか”を作ろうとした新作っ
てそんなに話題になっているのお? 何より、本人が鬼のように楽しそう(
というか、あまりに違いすぎ。まあ、普段からぼやいてたいたが、本当にジ
ャズ・フォーマットでやるのがイヤだったのだな)。レコードはちゃらい感
じもあり賛同できない部分もあるが、ライヴは素直に楽しいっ、と思えた。
もともとジャズの技量やフィーリングはちゃんと会得している人であるし、
何にでも対応は利くという感じは大アリ。でもって、新たな居場所をちゃん
と得ることが出来て良かったなあ、と思うことしきり。こういう行き方なら
、かつてやっていたとう手品を余興で見せても合うナとも思った。
いなと思っていた公演をいくつかパス。いかんいかん(と、書きつつ、マそ
んなこともあるサと思っているワタシ)。
渡辺貞夫(33年生まれ。2004年12月17日、他)とチャーリー・マリ
アーノ(23年生まれ)、かつていろいろと関わりを持った日米アルト奏者の
再邂逅ライヴ。うーむ、マリアーノは80歳をゆうに越えているか。彼は秋吉
敏子の最初の旦那で、マンディ満ちるのお父さんでもある。昼間に双頭リー
ダー名義の67年録音のアルバムを聞いた(MCによれば、その頃2度ほど来
日中は渡辺の家に泊まって一緒にツアーをやったらしい)のだが、両者向こ
う見ずにブロウしまくり、もう血気盛んな内容でびっくり。これ、今出たら
かなりフリー(・ジャズ)な内容と書かれるはず。当然のことながら、その
40年弱後のやりとりはそんなふうにはいかないが、いいミューシャンシップ
で結ばれているのはよく判る。マリアーノの癖ある吹き方と対比的に、渡辺
貞夫は多少丹精な感じはあるがとにかく吹けていると思った。近年では一番
ではないか。
渋谷・文化村オーチャードホール。1時間ぐらいのセットを二つ。感心さ
せられたのは、曲作りの才も持つ両者だけに安易にスタンダード曲に流れず
に二人のオリジナル曲でちゃんと勝負したこと。それなりに、気持ちと気合
も二人にはあったのだと思う。バックはピアノ・トリオ、ピアノとドラムは
やはり渡辺貞夫がボストン時代にいろいろと係わった人であるのだとか。ぼ
くは知らなかったが、ピアニストのボブ・デーゲンはけっこう有名な人であ
るそう。
その後、渋谷・クアトロでやっているakiko(2001年12月15日
、他)のライヴに顔を出す。会場入りしたら、ちょうど彼女の新作をプロデ
ュースした小西康陽がステージに出てきてデュエット。会場はかなり混んで
いて、あっというぐらいこれまでと客層が違う。へえ、“私の考えるジャイ
ヴなるもの=洒脱でレトロでエキゾ、そして華やか”を作ろうとした新作っ
てそんなに話題になっているのお? 何より、本人が鬼のように楽しそう(
というか、あまりに違いすぎ。まあ、普段からぼやいてたいたが、本当にジ
ャズ・フォーマットでやるのがイヤだったのだな)。レコードはちゃらい感
じもあり賛同できない部分もあるが、ライヴは素直に楽しいっ、と思えた。
もともとジャズの技量やフィーリングはちゃんと会得している人であるし、
何にでも対応は利くという感じは大アリ。でもって、新たな居場所をちゃん
と得ることが出来て良かったなあ、と思うことしきり。こういう行き方なら
、かつてやっていたとう手品を余興で見せても合うナとも思った。