タワー・オブ・パワー
2004年1月19日米国西海岸ベイエリアのヴェテラン・ファンク・バンドを見る前に、南青山・スパイ
ラルホールでもうすぐ新作『フィールズ・ライク・ホーム』(ザ・バンドのガース・ハ
ドソンとリヴォン・ヘルムの一部参加が嬉しい)をリリースするノラ・ジョーンズ(20
02年5月20日、9月12日)のショーケース・ライヴを見る。彼女がその新作クレジット
で“ハンサム・バンド”と名付けて感謝の意を評している、ライヴ・バンドの流れをく
む5人編成のレコーディング基調バンド(ギター2、生ベース、ドラム、バック・ヴォ
ーカル)を率いてのもの。30分ぐらいで6曲、新作からのもの。漂う、もう一つのアメ
リカ。あっさりしたパフォーマンスだったけど、やっぱり彼女の声は得難いものである
ナと痛感。なんの仕掛けもなくバカ売れしてしまったデビュー作だったが果して今回は
どうなるか?
その後、南青山・ブルーノート東京でタワー・オブ・パワー(1999年11月4日、2002
年8月11日)。セカンド・ショウ。最初のほうは音がなんか良くない感じ(音量も小さ
かったか?)で、あれ? でも、全日すぐに売り切れたそうで、初日から入り/熱気と
もに破格のものあり。中盤から、多くの客は総立ち。メンバー紹介のときは、やはりロ
ッコ〜ガルバルディのリズム隊をはじめ、オリジナル・メンバーに熱い声援が集まる。
最後で「ダウン・トゥ・ザ・ナイトクラブ」や「ホワット・イズ・ヒップ」などを連発。破格の様式を持
つ怪物バンド、やっぱりウキっとはなる。今のシカゴにはジャズのまっとうな素養とモ
ダンなロック感覚を自在に重ね合わせる秀逸表現を生む土壌が確かにあるが、70年前後
のベイエリアのファンク・シーンも同様だったのだなあなんて、感慨もふんわり。とい
うわけで、翌日に続く。
ラルホールでもうすぐ新作『フィールズ・ライク・ホーム』(ザ・バンドのガース・ハ
ドソンとリヴォン・ヘルムの一部参加が嬉しい)をリリースするノラ・ジョーンズ(20
02年5月20日、9月12日)のショーケース・ライヴを見る。彼女がその新作クレジット
で“ハンサム・バンド”と名付けて感謝の意を評している、ライヴ・バンドの流れをく
む5人編成のレコーディング基調バンド(ギター2、生ベース、ドラム、バック・ヴォ
ーカル)を率いてのもの。30分ぐらいで6曲、新作からのもの。漂う、もう一つのアメ
リカ。あっさりしたパフォーマンスだったけど、やっぱり彼女の声は得難いものである
ナと痛感。なんの仕掛けもなくバカ売れしてしまったデビュー作だったが果して今回は
どうなるか?
その後、南青山・ブルーノート東京でタワー・オブ・パワー(1999年11月4日、2002
年8月11日)。セカンド・ショウ。最初のほうは音がなんか良くない感じ(音量も小さ
かったか?)で、あれ? でも、全日すぐに売り切れたそうで、初日から入り/熱気と
もに破格のものあり。中盤から、多くの客は総立ち。メンバー紹介のときは、やはりロ
ッコ〜ガルバルディのリズム隊をはじめ、オリジナル・メンバーに熱い声援が集まる。
最後で「ダウン・トゥ・ザ・ナイトクラブ」や「ホワット・イズ・ヒップ」などを連発。破格の様式を持
つ怪物バンド、やっぱりウキっとはなる。今のシカゴにはジャズのまっとうな素養とモ
ダンなロック感覚を自在に重ね合わせる秀逸表現を生む土壌が確かにあるが、70年前後
のベイエリアのファンク・シーンも同様だったのだなあなんて、感慨もふんわり。とい
うわけで、翌日に続く。