ザ・マーズ・ヴォルタ
2004年1月7日 ずっと年末は昼夜が逆転していたものの、正月そうそう見事に正常に戻りニッコリ。例年になくとっても暖かい新年明けで、それにもにっこり。でも、今朝はちょっと寒いかも。なんとか、家にあるCDを3分の1処分しようとしているのだが、ぜんぜん作業は進まない。いや、やる気がまったく出ない。駄目人間、という文字がアミ5パーセントで頭のなかを漂う。逃避でマジメに原稿仕事をやっちゃったりして……。
昼間は髪を切りにいき、夜は今年初めてのライヴ。昨年8月3日の項で、見逃したけどまた来るでしょと書いているが、こんなに早くやってくるとは。ははは、嬉しい。ぼく、アット・ザ・ドライヴ・イン(2000年5月24日、2000年8月6日)のときから、中心人物のオマーとセドリックを心憎からず思っているんだよなー。
前座で、バトルズというインストの4人組。ドラムに、ギター/キーボード二人に、ギター専任一人という変則編成。うわあ、こりゃすげえ。乱暴に言ってしまえば、シカゴ音響とジャム・バンドとプログレッシヴ・ロックを創造性豊かに掛け合わせた感じ。なんともスキルフルであり、感性の部分においても非常に研ぎ澄まされてて、刮目。とくに、ドラムのパワフルにして技ありの叩きっぷり(ときに人力ダブっぽい感じも)には惚れ惚れ。なんと、彼はヘルメットにいた人だそうだが。へえ。ヘルメットはジャズ大好きという奥行きを持つ(オルタナ系)ロック・グループとして鳴らしたので、ここでの妙味もなんとなく納得。かつて、そのフロントに立っていた丹精な顔したペイジ・ハミルトンにインタヴューしたとき、ジャズ話で盛り上がったっけなー。おそらく、今年のベスト10に入るだろうライヴ。とにかく、最高。大発見!
そして、ザ・マーズ・ヴォルタ。彼らの初来日ステージのとき(2002年4月7日)のように、単独演奏をフューチャーすることなく(とくに、黒人キーボード奏者は奥に引っ込むようになってしまった)、全体のバンドの絡みや仕掛けで表現を聞かせる。流動感は減じたが、曲が長いのは同じ。今回はパーカッション奏者が新たにバンドに加わっていたが、ほとんどいてもいなくても変わりがない感じ。ただし、痩身で頭は簡易アフロといった感じで、それはグループの風情には溶け込むものであったが。バトルズの後だとちょっと分が悪いところもあったが、ロックの流儀に染まろうとするところとロックのそれから離れようとするところの微妙な行き来が興味深いバンドであると思った。ロックに対するファジーな距離感……こそが彼らの肝。場所は渋谷・アックス。見事な入りでした。オトコが多かったような気がしたが、彼らはオトコ人気のバンドなのか?
昼間は髪を切りにいき、夜は今年初めてのライヴ。昨年8月3日の項で、見逃したけどまた来るでしょと書いているが、こんなに早くやってくるとは。ははは、嬉しい。ぼく、アット・ザ・ドライヴ・イン(2000年5月24日、2000年8月6日)のときから、中心人物のオマーとセドリックを心憎からず思っているんだよなー。
前座で、バトルズというインストの4人組。ドラムに、ギター/キーボード二人に、ギター専任一人という変則編成。うわあ、こりゃすげえ。乱暴に言ってしまえば、シカゴ音響とジャム・バンドとプログレッシヴ・ロックを創造性豊かに掛け合わせた感じ。なんともスキルフルであり、感性の部分においても非常に研ぎ澄まされてて、刮目。とくに、ドラムのパワフルにして技ありの叩きっぷり(ときに人力ダブっぽい感じも)には惚れ惚れ。なんと、彼はヘルメットにいた人だそうだが。へえ。ヘルメットはジャズ大好きという奥行きを持つ(オルタナ系)ロック・グループとして鳴らしたので、ここでの妙味もなんとなく納得。かつて、そのフロントに立っていた丹精な顔したペイジ・ハミルトンにインタヴューしたとき、ジャズ話で盛り上がったっけなー。おそらく、今年のベスト10に入るだろうライヴ。とにかく、最高。大発見!
そして、ザ・マーズ・ヴォルタ。彼らの初来日ステージのとき(2002年4月7日)のように、単独演奏をフューチャーすることなく(とくに、黒人キーボード奏者は奥に引っ込むようになってしまった)、全体のバンドの絡みや仕掛けで表現を聞かせる。流動感は減じたが、曲が長いのは同じ。今回はパーカッション奏者が新たにバンドに加わっていたが、ほとんどいてもいなくても変わりがない感じ。ただし、痩身で頭は簡易アフロといった感じで、それはグループの風情には溶け込むものであったが。バトルズの後だとちょっと分が悪いところもあったが、ロックの流儀に染まろうとするところとロックのそれから離れようとするところの微妙な行き来が興味深いバンドであると思った。ロックに対するファジーな距離感……こそが彼らの肝。場所は渋谷・アックス。見事な入りでした。オトコが多かったような気がしたが、彼らはオトコ人気のバンドなのか?