サルサというと、ファニア・レコードの名前が頭に浮かぶ。そのファニアの共同設立者である、フルートも吹く作編曲家/バンド・リーダー/プロデューサーのジョニー・パチェーコが肺炎で亡くなった。新型かどうかは不明。土曜日に救急病院に入院し、月曜日に息をひきとったという。本名、ホアン・アザリアス・パチェコ・ニッピング。メレンゲのバンド・リーダー/クラリネット奏者だった父親のもとドミニカで生まれ、11歳のときに渡米。ブルックリンで育った。

 1963年にイタリア系法律家のジェリー・マスッチとファニア・レコードを立ち上げ、その音楽面を司る。そんなにラテン/サルサに入り込んでいないワタシではあるが、誕生日にまつわるこぼれ話として真っ先に出すのが、ファニア・オールスターズの1871年録音の名ライヴ盤『ライヴ・アット・チーター』、それをもとにする映画「アワ・ラテン・シング」のメインの実演シーンと収録日とぼくの誕生日が同じということ。大昔、ミュージック・マガジン誌がサルサを推しまくったことがあり(それで、トリオ・レコードがティコと契約したりもした。その際、ジャケ絵は河村要介さんのものに換えられた。ファニアを出したのはビクター音産だったっけ?)、レコードをいろいろ買ったのだが、そんななか一番気に入ったのがその2枚に分けられたライヴ盤。そして、年はもちろん違うが、収録された月日がぼくの誕生日と同じでなんとも誇らしいキブンを得たのだ。

 もちろん、リーダー作も数多。そんなには聞いていないが。サルサ界きってのレーベルとともに、才ある在ニューヨークのラティーノ音楽家たちを輝かせた偉才。ファニア〜パチェーコはかつてのNYラティーノの伸長を映しだす最たる存在だった。そんな彼は、ケニー・バレルやマッコイ・タイナー(2003年7月9日、2008年9月10日、2011年1月12日)など、1960年代にはジャズ作のセッションにも打楽器で参加していた。

▶過去の、マッコイ・タイナー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
http://43142.diarynote.jp/200809111754413101/
http://43142.diarynote.jp/201101131336421886/
https://43142.diarynote.jp/202003120731162119/ 訃報

<今日の、買い物>
 そんな必要でもないのに、ポチってしまった。後から悲しくなったのは、該当商品のもっと安い価格の案内が同じ元締めから3時間後に入ったこと。おいau、そりゃねーぜ。もともとそんなに通販を使う方ではないのだが、昨年夏に携帯を紛失した際に対応してくれたauショップの店員くんの口車に乗って、同社のクレジット・カードを作ってしまったことで通販をより使うことなってしまった。このコロナ禍のおりとはいえ、au の思うつぼだな。なんかポイントもあれれと言う感じでたまり、また値引きクーポンの案内もよく来たりもし、それらが同社のネット・ショップを使う理由になっている。結果、長年メインで使っていたダイナース・カードは基本公共料金や新聞代の引き落としのみの使用になったしまった。ダイナースのポイントは期限切れがないためずっと溜めたまま。相当なポイント数にになっているはずで、夏ぐらいまでにはなんかに交換したい。状況が好好転して、それで旅ができたらいいなー。なお、アマゾンは今使っていない。アマゾン発を模す、スパムが多すぎ。それをブロックする仕方がわからず放置しているが、ちッ。という気持ちから、アマゾン使用を可能なかぎりやめた。そういう人もいるのだから、通販関連の大会社たち、“語りメール”対策にもっと力を入れてください。