トム・シュレイダー、イーライ・カーン、スカトルバッグス
2018年12月2日 音楽 三宿・Backstay Music Caféで、アメリカ人の来日パフォーマンス群を見る。ぼくと知人以外は客席は皆、外国人。なんか、米国のアット・ホームな音楽クラブに来たようなキブンにもなった?
最初に出てきたのは、在シカゴのシンガー・ソングライターであるトム・シュレイダー。多作家として知られる彼は以前はバンドでやっていたらしが、近年はソロでパフォーマンス活動をやっており、アコースティック・ギターを弾きながら歌う。わりと通る声のもと、シカゴ生活者である彼の風景を淡々と綴って行くと、その様は説明できるか。
続いて、たまたま来日中であったようなジャズ・ギタリストであるイーライ・カーンが、店のセミ・アコースティックの電気ギターをかりて2曲独奏。スタンダード「オーヴァー・ザ・レインボウ」とシンガー・ソングライター的な自作曲をコードを分解して行く感じで、フィンガー・ピッキングで爪弾く。後で話せば、なんと彼はチャーリー・ハンター(1999年6月22日、2002年1月24日、2006年4月17日、2009年1月16日、2015年2月18日)にギターを習っており、普段は彼ゆかりの変則7弦ギターを弾いているという。わ。普段、彼はドラマーのアーサー・シュローダーとアフター・アワーズ(After Ours)というデュオをやっている。二人で作ったものから、ブリタニー・リー・モフィットという女性シンガーをフィーチュアーしたものまで、彼らは複数のアルバムをリリース。また、一人では音をループさせたりしているよう。彼、自分の演奏時以外はけっこう他の2組のパフォーマンスを撮影していた。
その後は、デトロイトで組まれ現在はシカゴで活動しているという男女ユニットのスカトルバッグスがパフォーマンス。歌とギターのケヴィン・ゴーデンとヴォーカル(1曲はハーモニカも軽く吹いた)クレア・カンダーによる男女デュオだ。その2018年新作『End of the Inch』は適切な肉声群や装飾音もつけられているが、二人で録音されているようだ。ショウにおいては生ギター一本の演奏のもと、二人は様々なヴォーカルの絡み方を見せるオリジナル曲を笑顔で開いて行く。ときに、ユーモラスな曲もあり、それは聞き手にアピールするだろう。
このスカトルバックスとトム・シュレイダーは昨日から一緒に日本ツアー中で、21日まで全21回 (つまり、全日ギグをする! よくもまあブッキングしたな)の公演をするという。そんな2組を米国から連れて来ているのは、インディグロ・ミュージックという音楽プロダクションをしているガス・ベネット。いろいろと、いい奴。10年前に海軍勤務で横須賀にいたことがある彼は、米国の担い手を日本に紹介する仕事を今年から始めた。お店には、11月30日で日本ツアー全行程を終えた、やはりベネットを通して来日したザ・スモーキング・フラワーズ(2018年11月26日)のお二人も途中からやってきた。
▶︎過去の、チャーリー・ハンター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200604181149370000/
http://43142.diarynote.jp/200901171017206901/
http://43142.diarynote.jp/201502230940316504/
▶︎過去の、ザ・スモーキング・フラワーズ
https://43142.diarynote.jp/201811271055049781/
追記:イーライ・カーンより、自分の表現を伝えるメールあり。映像をみると、8弦ギターだな。
https://youtu.be/HyF57xp6kWE
https://youtu.be/odAOCez8DoM
https://youtu.be/ltwJ9VZ5XPU
https://open.spotify.com/album/433laoIQ3tMmXXRNdUo9Jb?si=DhcEzliXSUOFVd7cN433Kw
www.afterours.band.
<今日の、お店>
三宿の、このヴェニューには初めて行く。バブルのころ、いろんな飲食店ができはじめ開発された通り(かつてはこの辺にも時々行ったが、ここ15年はとんと足を向けることもなかった)にある、ハコ。昨年の3月から開店したそう。通りの向かいは旧オダキューOX、現OKストアであった。OKストアはなかなかな企業努力をしているスーパーと聞いたことがあり、一度のぞいてみたいんだよなー。というのはともかく、この地下1階にあるハコの装備(?)には驚く。そんなにライヴのスケジュールが入っているわけではないようだが、ステージにはがつんとマーシャルのギター・アンプがあり、ドラムはラディングの70年代のモデル。鍵盤はといえば、フェンダー・ローズがありその上にはハモンド・オルガンが置かれ、さらにその奥にはヤマハの電気グランド・ピアノCP-80(一時の名機でハービー・ハンコック〜2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日、2018年9月1日〜も愛用し、彼の代表作の一つである2枚組ライヴ盤『V.S.O.P.』でのアコースティック・セットでも全面的にそれを弾いている)も鎮座! うわあ、だ。壁の両側には店主のものらしいギターやベースがずらりかけられていた。また、オーディオもマッキントッシュの真空管アンプやマイクロのターン・テーブルやJBLのスピーカーなどが設置され、オープン・リールのテープ・レコーダーも2台あった。こりゃ、こりゃ。その帰り道に、入り口横のセラーにずらりとオーガニック・ワインが並ぶ二階建てのビストロを発見してしまい、ジャック・ダニエルをたくさん飲んでいたのにかかわらず、思わず一杯いいですかと引き寄せられるように入ってしまう。+ruri-roという店だった。再訪したいと思うお店に、この晩は2軒も出会うとは……。
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
https://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
最初に出てきたのは、在シカゴのシンガー・ソングライターであるトム・シュレイダー。多作家として知られる彼は以前はバンドでやっていたらしが、近年はソロでパフォーマンス活動をやっており、アコースティック・ギターを弾きながら歌う。わりと通る声のもと、シカゴ生活者である彼の風景を淡々と綴って行くと、その様は説明できるか。
続いて、たまたま来日中であったようなジャズ・ギタリストであるイーライ・カーンが、店のセミ・アコースティックの電気ギターをかりて2曲独奏。スタンダード「オーヴァー・ザ・レインボウ」とシンガー・ソングライター的な自作曲をコードを分解して行く感じで、フィンガー・ピッキングで爪弾く。後で話せば、なんと彼はチャーリー・ハンター(1999年6月22日、2002年1月24日、2006年4月17日、2009年1月16日、2015年2月18日)にギターを習っており、普段は彼ゆかりの変則7弦ギターを弾いているという。わ。普段、彼はドラマーのアーサー・シュローダーとアフター・アワーズ(After Ours)というデュオをやっている。二人で作ったものから、ブリタニー・リー・モフィットという女性シンガーをフィーチュアーしたものまで、彼らは複数のアルバムをリリース。また、一人では音をループさせたりしているよう。彼、自分の演奏時以外はけっこう他の2組のパフォーマンスを撮影していた。
その後は、デトロイトで組まれ現在はシカゴで活動しているという男女ユニットのスカトルバッグスがパフォーマンス。歌とギターのケヴィン・ゴーデンとヴォーカル(1曲はハーモニカも軽く吹いた)クレア・カンダーによる男女デュオだ。その2018年新作『End of the Inch』は適切な肉声群や装飾音もつけられているが、二人で録音されているようだ。ショウにおいては生ギター一本の演奏のもと、二人は様々なヴォーカルの絡み方を見せるオリジナル曲を笑顔で開いて行く。ときに、ユーモラスな曲もあり、それは聞き手にアピールするだろう。
このスカトルバックスとトム・シュレイダーは昨日から一緒に日本ツアー中で、21日まで全21回 (つまり、全日ギグをする! よくもまあブッキングしたな)の公演をするという。そんな2組を米国から連れて来ているのは、インディグロ・ミュージックという音楽プロダクションをしているガス・ベネット。いろいろと、いい奴。10年前に海軍勤務で横須賀にいたことがある彼は、米国の担い手を日本に紹介する仕事を今年から始めた。お店には、11月30日で日本ツアー全行程を終えた、やはりベネットを通して来日したザ・スモーキング・フラワーズ(2018年11月26日)のお二人も途中からやってきた。
▶︎過去の、チャーリー・ハンター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200604181149370000/
http://43142.diarynote.jp/200901171017206901/
http://43142.diarynote.jp/201502230940316504/
▶︎過去の、ザ・スモーキング・フラワーズ
https://43142.diarynote.jp/201811271055049781/
追記:イーライ・カーンより、自分の表現を伝えるメールあり。映像をみると、8弦ギターだな。
https://youtu.be/HyF57xp6kWE
https://youtu.be/odAOCez8DoM
https://youtu.be/ltwJ9VZ5XPU
https://open.spotify.com/album/433laoIQ3tMmXXRNdUo9Jb?si=DhcEzliXSUOFVd7cN433Kw
www.afterours.band.
<今日の、お店>
三宿の、このヴェニューには初めて行く。バブルのころ、いろんな飲食店ができはじめ開発された通り(かつてはこの辺にも時々行ったが、ここ15年はとんと足を向けることもなかった)にある、ハコ。昨年の3月から開店したそう。通りの向かいは旧オダキューOX、現OKストアであった。OKストアはなかなかな企業努力をしているスーパーと聞いたことがあり、一度のぞいてみたいんだよなー。というのはともかく、この地下1階にあるハコの装備(?)には驚く。そんなにライヴのスケジュールが入っているわけではないようだが、ステージにはがつんとマーシャルのギター・アンプがあり、ドラムはラディングの70年代のモデル。鍵盤はといえば、フェンダー・ローズがありその上にはハモンド・オルガンが置かれ、さらにその奥にはヤマハの電気グランド・ピアノCP-80(一時の名機でハービー・ハンコック〜2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日、2015年9月6日、2016年9月3日、2018年9月1日〜も愛用し、彼の代表作の一つである2枚組ライヴ盤『V.S.O.P.』でのアコースティック・セットでも全面的にそれを弾いている)も鎮座! うわあ、だ。壁の両側には店主のものらしいギターやベースがずらりかけられていた。また、オーディオもマッキントッシュの真空管アンプやマイクロのターン・テーブルやJBLのスピーカーなどが設置され、オープン・リールのテープ・レコーダーも2台あった。こりゃ、こりゃ。その帰り道に、入り口横のセラーにずらりとオーガニック・ワインが並ぶ二階建てのビストロを発見してしまい、ジャック・ダニエルをたくさん飲んでいたのにかかわらず、思わず一杯いいですかと引き寄せられるように入ってしまう。+ruri-roという店だった。再訪したいと思うお店に、この晩は2軒も出会うとは……。
▶過去の、ハービー・ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160903
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