吉田慶子。ロニー・ジョーダン(+DJクラッシュ)
2012年4月25日 音楽 青山・プラッサオンゼで、定評あるボサノヴァ歌いの日本人歌手である吉田慶子を見る。ギタリストの笹子重治(2011年12月21日、他)一人のサポートを受け、ナチュラルな歌い口や息遣いのもと、奥行きや空間の感覚がおいしい、ある意味ハマったヴォーカル表現を淡々と開いていく。MCはものすごく、天然。曲ごとにマイ・ペースでけっこう話すのだが、MC嫌いのワタシもあまりのほんわか跳び具合にまあいっかとなってしまいましたとサ。しゃべる声は少しハスキ−なのに、歌声は透明度が高くなる。ファースト・ショウを見て、南青山・ブルーノート東京へ。
こちらは、ウェス・モンゴメリー的オクターヴ奏法とクラブ・ミュージックぽいビートを掛け合わせたマイルス・デイヴィス曲「ソー・ホワット」で当たりをとった(ちょうど20年前のこと!)英国人ギタリストの出演。デビューはトーキング・ラウドで、彼はその後NYに渡り、ブルーノートからアルバムを出したことがあった。当人に加え、2キーボード、電気ベース、ドラムがサポート。リズム・セクションがなかなかいい感じ。女性ヴォーカリストも2、3曲で加わったが、それは色を添えるという域。みんな、アフリカ系の人たちで、大雑把に言えば、ソウル・フュージョンと言える演奏を披露した。ジョーダン本人はこれまでどおり、指の動きでというよりは訥々とした弾き口で勝負する。
そして、アンコールを含め3曲で、1994年に『バッド・ブラザー』という双頭ミニ・アルバムを出したことがあるDJクラッシュ(2011年3月7日)が加わる。やった曲はそこに入っていた曲(データー一部流用? そんな昔のモノは取っていないか)だが、彼が入ったとたん表現総体がなんかビシっとし、格好よさが倍加する。さすがっ。
<今日の、新機軸>
今回のジョーダンのブルーノート公演、ファースト・ショウはオルガン・トリオ編成の3人(ようはジョーダンと、オルガン奏者とドラマー)で演奏し、セカンド・ショウは上の編成でのパフォーマンスと、完全にメンツを変えての出し物であったよう。なるほど、そういうのもアリでしょう。ファースト・ショウでたっぷりオルガンと鍵盤ベースを弾いたためか、オルガン奏者のメル・デイヴィスという人物はセカンドでは普通にキーボードを弾く。DJクラッシュが加わって以降の2曲で弾いたオルガンの演奏は悪くない感じだったので、もうちょっとハモンドを弾いてほしかったな。
こちらは、ウェス・モンゴメリー的オクターヴ奏法とクラブ・ミュージックぽいビートを掛け合わせたマイルス・デイヴィス曲「ソー・ホワット」で当たりをとった(ちょうど20年前のこと!)英国人ギタリストの出演。デビューはトーキング・ラウドで、彼はその後NYに渡り、ブルーノートからアルバムを出したことがあった。当人に加え、2キーボード、電気ベース、ドラムがサポート。リズム・セクションがなかなかいい感じ。女性ヴォーカリストも2、3曲で加わったが、それは色を添えるという域。みんな、アフリカ系の人たちで、大雑把に言えば、ソウル・フュージョンと言える演奏を披露した。ジョーダン本人はこれまでどおり、指の動きでというよりは訥々とした弾き口で勝負する。
そして、アンコールを含め3曲で、1994年に『バッド・ブラザー』という双頭ミニ・アルバムを出したことがあるDJクラッシュ(2011年3月7日)が加わる。やった曲はそこに入っていた曲(データー一部流用? そんな昔のモノは取っていないか)だが、彼が入ったとたん表現総体がなんかビシっとし、格好よさが倍加する。さすがっ。
<今日の、新機軸>
今回のジョーダンのブルーノート公演、ファースト・ショウはオルガン・トリオ編成の3人(ようはジョーダンと、オルガン奏者とドラマー)で演奏し、セカンド・ショウは上の編成でのパフォーマンスと、完全にメンツを変えての出し物であったよう。なるほど、そういうのもアリでしょう。ファースト・ショウでたっぷりオルガンと鍵盤ベースを弾いたためか、オルガン奏者のメル・デイヴィスという人物はセカンドでは普通にキーボードを弾く。DJクラッシュが加わって以降の2曲で弾いたオルガンの演奏は悪くない感じだったので、もうちょっとハモンドを弾いてほしかったな。