ヒトミ
2008年3月28日 馬鹿みたいに忙しい。が、桜はほぼ満開、花見はしなきゃいけないのでもー大変。年に一回の風物詩、そりゃ一年中ある仕事より花見を取らなきゃウソだ。この日も花見に誘われたけど、それ以前に花見シーズンが来ることを忘れてライヴ評を書くのを受けてしまってエーン。とても、悲しい。が、夕方雨模様、はははざまあみろと思いながら地下鉄で神田駅に向かう。なんて、ぼくは底意地が悪いんだろう。東京TUC。前回初めて行ったとき(2007年9月18日)は秋葉原駅からすぐに行けたのだが、この日はなぜかたどり着けず、あきらめてタクシーに乗って会場へ行く。なんか、とってもアウェーな気分になる。この会場はセルフで飲み物を買うんだけど、1杯800円は少し高いな。何度もカウンターへ行くのがかったるいので、前回来たときと同様にワインをボトル買いするが、それが相当に不味いわけで(原価が安価でももっとマシなのはいくらでもあるはず)、それがこの会場のぼくの印象を悪くしている。
本名、大羽ひとみ。LA在住、UCLAの大学院に学ぶ(専攻はクラシックの作曲のよう)ジャズ・テナー・サックス奏者だ。高校まではバークレーで生まれ育っているが、両親はヒッピーだったのかな。まっとうな日本人ピアノ・トリオを従え、ワン・ホーンにてパフォーマンス。見た目は普通の日本人女性で小柄。綺麗な指も細い。が、そんなお嬢さんがアルトではなくテナーをもって、ぶいっと吹き倒していく……その様は意外性に満ちているとともに、壮快だな。
2部構成で、2時間弱。技量も感性も確か、そしてジャズへの真摯な気持ちあふれる。スタンダード中心ながら、ときおり自作曲も交える。実は、そのオリジナルはウェイン・ショーター(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月19日)とかを想起させる生理的に創意と刺を持つもの。発売元の意向もあるのだろうか、スタンダード主体のアルバムを出している彼女だが、その自作曲とスタンダードでは水と油(誇張が入っているけど)。なんとか、オリジナル主体で活動できるようにはならないものか。近く出る彼女の2作目のリーダー作のピアノ奏者とドラマーはこの前のサラ・ガザレク公演(2008年3月13日)で来日していた人たち。やっぱ、酔狂にジャズに邁進している若人は少ないようで、密なLA若手ジャズ・マンのサークルができているようだ。
ライヴが終わると、雨はやんでいる。花見はやっと佳境との連絡を得て、かけつける。うひゃは。
本名、大羽ひとみ。LA在住、UCLAの大学院に学ぶ(専攻はクラシックの作曲のよう)ジャズ・テナー・サックス奏者だ。高校まではバークレーで生まれ育っているが、両親はヒッピーだったのかな。まっとうな日本人ピアノ・トリオを従え、ワン・ホーンにてパフォーマンス。見た目は普通の日本人女性で小柄。綺麗な指も細い。が、そんなお嬢さんがアルトではなくテナーをもって、ぶいっと吹き倒していく……その様は意外性に満ちているとともに、壮快だな。
2部構成で、2時間弱。技量も感性も確か、そしてジャズへの真摯な気持ちあふれる。スタンダード中心ながら、ときおり自作曲も交える。実は、そのオリジナルはウェイン・ショーター(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月19日)とかを想起させる生理的に創意と刺を持つもの。発売元の意向もあるのだろうか、スタンダード主体のアルバムを出している彼女だが、その自作曲とスタンダードでは水と油(誇張が入っているけど)。なんとか、オリジナル主体で活動できるようにはならないものか。近く出る彼女の2作目のリーダー作のピアノ奏者とドラマーはこの前のサラ・ガザレク公演(2008年3月13日)で来日していた人たち。やっぱ、酔狂にジャズに邁進している若人は少ないようで、密なLA若手ジャズ・マンのサークルができているようだ。
ライヴが終わると、雨はやんでいる。花見はやっと佳境との連絡を得て、かけつける。うひゃは。