J.ホリデイ

2008年1月23日
 朝、起きたら雪。うひょお、先週頭ぐらいからけっこう寒い日が続いてい
る。と、後年に見たとき、そっかーとうなずけるように書き留めておこう。
夜は寒々しく雨、吐く息が白〜い。渋谷・デュオで、デビュー早々に本国で
大成功を収めている、23歳R&B歌手のショーケース・ライヴ。会場は超満
員、何人はいっていたろう。もったいぶることなくステージに登場したホリ
デイ君は思ったより貧相で小柄。ま、それは可愛いらしいという感想も導く
ものであるか。アルバムではしなやかさのなかに好ましい刺のようなものを
感じさせる彼だが、なるほどちゃんと歌える人。見事に迸りの感覚を持つゆ
えに、見ててすぐに高揚しちゃう。また、ちょい声を張り上げたとき、どこ
かアフリカ的なものをぼくは感じたりして、それもいいナ。恰好やステージ
の進め方は今ふう、後半は上着をどんどん脱いでいき、上半身はハダカにな
る。もちろん、ジーンズはアンダーウェア丸出しでずり下げている。床に向
かって腰をグラインドした際が一番沸いたかな。そんなパフォーマンスはカ
ラオケではなく、ちゃんと3人のバンドを伴ってのもので、それも好印象に
繋がる。バンド構成員はまだ若そうだったけどなんの不満もない音を出して
いて、みごとにホリディをバックアップ。マーヴィン・ゲイに一番影響を受
けていると伝えられる彼だが、実演を見て誰々ふうということは想起させず
、伸び盛りの若鮎くんとして完成されたものをきっちり出していたというう
れしい所感をぼくはもった。やはり、ここんとこデビューの米国男性R&B
歌手の筆頭に挙げるべき逸材か。大好きなルーファス・ウェインライト(国
際フォーラムC)に後ろ髪ひかれつつ、こっちに来ちゃったけど、オーライ
じゃ。