米国人俊英ピアニスト。シカゴ音響系とも接点を持つ白人ベーシストと、
メジャーからのリーダー作を持つ黒人ドラマーを従えてのもの。丸の内・コ
ットンクラブ。まず、ステージに登場した彼にビックリ。だって、髪形や顔
の感じとかベック(2000年5月29日、2003年4月1日)みたいなんだ
もの。ぼくが持っていた彼のイメージは、刈り上げで口髭をちょこんと伸ば
したとってもとっぽい感じのもの。えーい、全然違うじゃん。こりゃ、両者
ともユニヴァーサル系にいるし、一緒に共演しちゃえば大笑いなのに、なん
ても思う。ベックって、そういうお茶目なところないかなあ。とともに、今
のグリーンのルックス/風情ならイケ面ジャズ・マンとして売ることも可能
と思った。少なくてもブラッド・メルドーよりは数段、いけるでしょう。と
、話は完全に別のほうに飛んだが、パフォーマンスは実にジャズとしてまっ
とう。こなれてて、洒脱でもあり、門外漢の人が見ても、ジャズ・ピアノっ
ていいなと素直に思えるものではなかったか