三宅純。NEW OPTIMISM
2016年11月10日 音楽 南青山・ブルーノート東京で、在仏クリエイター(2012年6月30日)のショウを見る。ファースト・ショウ。場内は、とっても混んでいた。
演奏陣は、ピアノや電気ピアノやフリューゲルホーンの三宅純、ギターその他の伊丹雅博、ベースの渡辺等、パーカッションのゼ・ルイス・ナシメント、リード楽器のアンディ・ウルフ、ヴァイオリンの金子飛鳥と吉田篤貴、ヴィオラの志賀恵子、チェロの多井智紀という9人。そこに、リサ・パピノー、勝沼恭子、ブルガリアの女性コーラス3人組+指揮者のコズミック・ヴォイセズ、アルゼンチン人のイグナシオ・マリア・ゴメス・ロペス、おおたか静流ら歌い手が曲により加わる。
様々な音楽興味や音楽美学、その自在の万華鏡……。様々な音楽的言語が交錯するそれは、生理的には壮絶とも言える構築感覚を持ち、今のグローヴァル都市表現とも言うべき像を浮かび上がらせる。参加者はパリと東京のサークルの掛け合わせといった感もあるが、サウンドの方もフランスから連れてきたエンジニアと日本人のZAKが二人で作っていたという。この日は横のボックス席で見ていたが、各音や肉声が集積離散する様をかなり鮮やかに受け止めることができたのは間違いない。
▶︎過去の、三宅純
http://43142.diarynote.jp/201207031354181031/
続いては、六本木・SuperDeluxeに、チボ・マット(2014年8月14日)のハトリミホの新プロジェクトであるNEW OPTIMISMを見に行く。
会場入りすると、SIMILABの OMSB (2013年3月26日、2014年2月20日,2016年10月28日)がDJを従えて、パフォーマンス中。ハトリが突然twitter経由で連絡取ってきて驚いたみたいなことも、MCで話しておりました。ぼくは菊地成孔(2001年9月22日、2002年1月5日、2002年11月30日、2004年7月6日、2004年8月12日、2005年6月9日、2006年1月21日、2007年11月7日、2009年7月19日、2010年3月26日、2011年4月22日、2011年5月5日、2011年7月31日、2013年3月26日、2013年7月27日、2014年2月20日、2014年4月3日、2014年9月7日、2016年10月28日)絡みでしか彼のラップに触れたことがなかったが、もっと伸び伸びとしていて、いい感じに聞こえた。
NEW OPTIMISMのショウはハトリに加え、アフリカ系の性格良さそうなポール・ウィルソン(2014年10月26日)がキーボードで加わる。PCや機材を扱いつつ(トラック出しは、ハトリがしていた)天真爛漫に歌や声を載せていたが、直感100%といった感じのストレス・フリーの玉手箱のようなビート・トラックが下敷きとなったそれは、生理的にポップで、弾けている。
彼女はヴァンパイア・ウィークエンドのロスタイムと協調した曲も含む6曲入りEP『AMAZON TO LeFRAK』を完成させている。ちなみにアマゾンはブラジルのそれで、レフラクというのはNYクイーンズの地名だそう。そこからの曲は全部やったはずだが、やはりメルティング・ポットたるNYの素敵が詰まっていると痛感。というか、彼女ほど、現在そうした事項をキラキラと出せる人もいないのではないか。NY居住歴は20年を超えるが、いまだフレッシュに呼吸し、自在に闊歩し、面白い人たちと絡んでいる。そんな素敵がライヴからも伝わってきた。
▶︎過去の、チボ・マット
http://43142.diarynote.jp/201408161131356136/
▶︎過去の、OMSB
http://43142.diarynote.jp/?day=20130326
http://43142.diarynote.jp/?day=20140220
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
▶過去の、菊地成孔
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.ht
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200407062149440000/
http://43142.diarynote.jp/200408120238330000/
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/200711101236210000/
http://43142.diarynote.jp/200907221011377741/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100326
http://43142.diarynote.jp/?day=20110422
http://43142.diarynote.jp/?day=20110505
http://43142.diarynote.jp/?day=20110731
http://43142.diarynote.jp/201303290751204240/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130727
http://43142.diarynote.jp/201402210802184994/
http://43142.diarynote.jp/201404050818444425/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
▶︎過去の、ポール・ウィルソン
http://43142.diarynote.jp/201410301512336095/
<今日の、ライヴ>
三宅はパッケージ度の高いショウの最中に、長年にわたる知己でこの公演にも加わるはずだった、故宮本大路(http://43142.diarynote.jp/201610141748382349/ 参照のこと)によるサックスのアカペラ的な録音物をわざわざ流し、追悼した。洗練の奥には、様々なストーリーもあるのだ。三宅の『常夏乃憂ヒ LIVE at CAY ‘95”』(サイデラ、1996年)は、宮本がリード奏者/打楽器奏者の逸材であることの最たる証明品だ。
一方、NEW OPTIMISMというのは、ハトリが持っているアパレル・ブランドの名前でもある。現在は名古屋のショップで買えるだけのようだが、ネット販売とか販路を広げていくという。この日は、黒色のキャップ、シャツ、パンツを身に付けていたが、その中には同ブランド商品もあったにちがいない。少し前にハトリにはインタヴューをしたのだが、その際にしていた同ブランドのスカーフは素敵でした。そのうち、イントキシケイト誌に記事が出ます。
演奏陣は、ピアノや電気ピアノやフリューゲルホーンの三宅純、ギターその他の伊丹雅博、ベースの渡辺等、パーカッションのゼ・ルイス・ナシメント、リード楽器のアンディ・ウルフ、ヴァイオリンの金子飛鳥と吉田篤貴、ヴィオラの志賀恵子、チェロの多井智紀という9人。そこに、リサ・パピノー、勝沼恭子、ブルガリアの女性コーラス3人組+指揮者のコズミック・ヴォイセズ、アルゼンチン人のイグナシオ・マリア・ゴメス・ロペス、おおたか静流ら歌い手が曲により加わる。
様々な音楽興味や音楽美学、その自在の万華鏡……。様々な音楽的言語が交錯するそれは、生理的には壮絶とも言える構築感覚を持ち、今のグローヴァル都市表現とも言うべき像を浮かび上がらせる。参加者はパリと東京のサークルの掛け合わせといった感もあるが、サウンドの方もフランスから連れてきたエンジニアと日本人のZAKが二人で作っていたという。この日は横のボックス席で見ていたが、各音や肉声が集積離散する様をかなり鮮やかに受け止めることができたのは間違いない。
▶︎過去の、三宅純
http://43142.diarynote.jp/201207031354181031/
続いては、六本木・SuperDeluxeに、チボ・マット(2014年8月14日)のハトリミホの新プロジェクトであるNEW OPTIMISMを見に行く。
会場入りすると、SIMILABの OMSB (2013年3月26日、2014年2月20日,2016年10月28日)がDJを従えて、パフォーマンス中。ハトリが突然twitter経由で連絡取ってきて驚いたみたいなことも、MCで話しておりました。ぼくは菊地成孔(2001年9月22日、2002年1月5日、2002年11月30日、2004年7月6日、2004年8月12日、2005年6月9日、2006年1月21日、2007年11月7日、2009年7月19日、2010年3月26日、2011年4月22日、2011年5月5日、2011年7月31日、2013年3月26日、2013年7月27日、2014年2月20日、2014年4月3日、2014年9月7日、2016年10月28日)絡みでしか彼のラップに触れたことがなかったが、もっと伸び伸びとしていて、いい感じに聞こえた。
NEW OPTIMISMのショウはハトリに加え、アフリカ系の性格良さそうなポール・ウィルソン(2014年10月26日)がキーボードで加わる。PCや機材を扱いつつ(トラック出しは、ハトリがしていた)天真爛漫に歌や声を載せていたが、直感100%といった感じのストレス・フリーの玉手箱のようなビート・トラックが下敷きとなったそれは、生理的にポップで、弾けている。
彼女はヴァンパイア・ウィークエンドのロスタイムと協調した曲も含む6曲入りEP『AMAZON TO LeFRAK』を完成させている。ちなみにアマゾンはブラジルのそれで、レフラクというのはNYクイーンズの地名だそう。そこからの曲は全部やったはずだが、やはりメルティング・ポットたるNYの素敵が詰まっていると痛感。というか、彼女ほど、現在そうした事項をキラキラと出せる人もいないのではないか。NY居住歴は20年を超えるが、いまだフレッシュに呼吸し、自在に闊歩し、面白い人たちと絡んでいる。そんな素敵がライヴからも伝わってきた。
▶︎過去の、チボ・マット
http://43142.diarynote.jp/201408161131356136/
▶︎過去の、OMSB
http://43142.diarynote.jp/?day=20130326
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http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
▶過去の、菊地成孔
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-9.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.ht
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http://43142.diarynote.jp/200407062149440000/
http://43142.diarynote.jp/200408120238330000/
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/
http://43142.diarynote.jp/200711101236210000/
http://43142.diarynote.jp/200907221011377741/
http://43142.diarynote.jp/?day=20100326
http://43142.diarynote.jp/?day=20110422
http://43142.diarynote.jp/?day=20110505
http://43142.diarynote.jp/?day=20110731
http://43142.diarynote.jp/201303290751204240/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130727
http://43142.diarynote.jp/201402210802184994/
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http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
▶︎過去の、ポール・ウィルソン
http://43142.diarynote.jp/201410301512336095/
<今日の、ライヴ>
三宅はパッケージ度の高いショウの最中に、長年にわたる知己でこの公演にも加わるはずだった、故宮本大路(http://43142.diarynote.jp/201610141748382349/ 参照のこと)によるサックスのアカペラ的な録音物をわざわざ流し、追悼した。洗練の奥には、様々なストーリーもあるのだ。三宅の『常夏乃憂ヒ LIVE at CAY ‘95”』(サイデラ、1996年)は、宮本がリード奏者/打楽器奏者の逸材であることの最たる証明品だ。
一方、NEW OPTIMISMというのは、ハトリが持っているアパレル・ブランドの名前でもある。現在は名古屋のショップで買えるだけのようだが、ネット販売とか販路を広げていくという。この日は、黒色のキャップ、シャツ、パンツを身に付けていたが、その中には同ブランド商品もあったにちがいない。少し前にハトリにはインタヴューをしたのだが、その際にしていた同ブランドのスカーフは素敵でした。そのうち、イントキシケイト誌に記事が出ます。
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