うわあ、ビックリ。前回よりももっと、あっち側にカッ飛んでいた。そして、アートでもあり、人間臭くもあった。一部は最良の現代チェンバー・ポップみたいな感じもあったし、良質の即興性ももちろん持つ。もうその一挙一動に注視し、息をのみっぱなし。南青山・ブルーノート東京(ファースト・ショウ)、3年ぶりの出演。この会場のノリや観客の歓待の様を既知なためもあるだろう、面々はやりやすそうであり、実演することに喜びを覚えていることが分かるのもとってもよかった。
それにしても、このパンチ・ブラザース(2016年8月4日)の面々に関して安易にブルーグラスという言葉を出さなくてもいいのではないか。マンドリンとリード・ヴォーカルのクリス・シーリー(ブラッド・メルドー〜2002年3月19日、2003年2月15日、2005年2月20日、2015年3月13日、2019年5月31日、2019年6月3日〜との双頭作でも知られますね)、フィドルのゲイブ・ウィッチャー(フィドル)、バンジョーのノーム・ピクルニー、アコースティック・ギターのクリス・エルドリッジ(2017年11月13日)、ウッド・ベースのポール・ コートという面々が手にする楽器は、確かにブルーグラスと繋がった弦楽器。だが、今や多くの場合、それらの奏法や重なりは枠を大胆に超え、平たく言えば、ブルーグラス楽器構成によるニュー・ミュージックというものになっている。最終的にはアメリカの重要な何かを通った娯楽表現というものに帰結はするものの、そこにある緊張感や研ぎ澄まされた佇まいには本当に降参しちゃうな。
しかも、開かれた場ではそうした表現をPAなしで勝負し、5人は自らの経験則でそれを十全に成し遂げる。各人の楽器の音も綺麗だよなあ。(例によって)一つのマイクを囲んで歌い合う際の味も良質にして歌心に富む。といったわけで、向かう音楽のタイプは違ったとしても、ミュージシャン/ミュージシャン予備軍は本当に見る価値がある実演ではないかとも痛感。また、ぼくは“グルーヴ人間”なのでドラムが入らない表現は苦手気味なところもあるのだが、この良質な切れと揺れを持つ表現はドラムレスの編成としては、ぼくに最大級の快感を与えるとも思った。
▶︎過去の、パンチ・ブラザース
http://43142.diarynote.jp/201608100931466329/
▶︎過去の、クリス・エルドリッジ
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
▶過去の、ブラッド・メルドー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2003-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200502232041270000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150313 メリアナ
https://43142.diarynote.jp/201906050929394234/
https://43142.diarynote.jp/201906050931369228/
<今日の、ショウ>
今まで見た中では、今年一番の公演と思えました。
それにしても、このパンチ・ブラザース(2016年8月4日)の面々に関して安易にブルーグラスという言葉を出さなくてもいいのではないか。マンドリンとリード・ヴォーカルのクリス・シーリー(ブラッド・メルドー〜2002年3月19日、2003年2月15日、2005年2月20日、2015年3月13日、2019年5月31日、2019年6月3日〜との双頭作でも知られますね)、フィドルのゲイブ・ウィッチャー(フィドル)、バンジョーのノーム・ピクルニー、アコースティック・ギターのクリス・エルドリッジ(2017年11月13日)、ウッド・ベースのポール・ コートという面々が手にする楽器は、確かにブルーグラスと繋がった弦楽器。だが、今や多くの場合、それらの奏法や重なりは枠を大胆に超え、平たく言えば、ブルーグラス楽器構成によるニュー・ミュージックというものになっている。最終的にはアメリカの重要な何かを通った娯楽表現というものに帰結はするものの、そこにある緊張感や研ぎ澄まされた佇まいには本当に降参しちゃうな。
しかも、開かれた場ではそうした表現をPAなしで勝負し、5人は自らの経験則でそれを十全に成し遂げる。各人の楽器の音も綺麗だよなあ。(例によって)一つのマイクを囲んで歌い合う際の味も良質にして歌心に富む。といったわけで、向かう音楽のタイプは違ったとしても、ミュージシャン/ミュージシャン予備軍は本当に見る価値がある実演ではないかとも痛感。また、ぼくは“グルーヴ人間”なのでドラムが入らない表現は苦手気味なところもあるのだが、この良質な切れと揺れを持つ表現はドラムレスの編成としては、ぼくに最大級の快感を与えるとも思った。
▶︎過去の、パンチ・ブラザース
http://43142.diarynote.jp/201608100931466329/
▶︎過去の、クリス・エルドリッジ
https://43142.diarynote.jp/201711141337544172/
▶過去の、ブラッド・メルドー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/%7Enewswave/live-2003-2.htm
http://43142.diarynote.jp/200502232041270000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150313 メリアナ
https://43142.diarynote.jp/201906050929394234/
https://43142.diarynote.jp/201906050931369228/
<今日の、ショウ>
今まで見た中では、今年一番の公演と思えました。