トニー・アレン・セクステット
2019年1月23日 音楽 78歳のアフロ・ビートのマスター(2003年9月26日)のコンボを、南青山・ブルーノート東京で見る。ファースト・ショウ。
ジミ・テナーやジェフ・ミルズ(2017年11月7日、2017年11月10日、2018年11月6日)らとのコラボレーション盤を出すかたわら、仏ブルーノート契約し、ジャズ傾向にある作品を2種リリース。その片方の2017年10インチ・アナログ盤タイトルと同じ<ア・トリビュート・トゥ・アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ>という表題がつけられたショウだ。
2管ハード・バップ編成に加え、ギター入り。ドラムを叩く当人に加え、トランペットのニコラス・ジロー、テナー・サックスのヤン・ヤンキルヴィ、ピアノとキーボードのジャン・フィリップ・ダリー、ダブル・ベースのマティアス・アラマネ、ギターのインディ・ディボング。皆、『The Souce』(Blue Note,2017)に入っていた奏者たちで、パリ在住だろう。管楽器とベース奏者は白人、菅はちょい弱かったかな。
アート・ブレイキーを知りドラムを叩くようになったらしいアレン流のジャズ表現が送り出される。アフロ・ビート色は薄いとも書けるだろうが、やはり随所にらしいアクセントはあり。曲はブルーノート発の2作に入ってたものが中心か。トリビュート盤に入っていたスタンダードの「チュニジアの夜」もやったが、それの演奏ぶり(彼はマッチド・グリップで叩く)に触れて彼のラヴリーさをより身近に受けもした。そんな御大は何気におしゃれっぽく、痩身で、元気そう。ドラムは、パールだった。関係ないけど、始まる前にフレディ・ハバードの洗練ハード・バップなブルーノート曲「クライシス」が流れ、少しアガった。
▶︎過去の、トニー・アレン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
▶︎過去の、ジェフ・ミルズ
http://43142.diarynote.jp/201711080729053828/
https://43142.diarynote.jp/201711110810235717/
https://43142.diarynote.jp/201811071446015153/
▶︎過去の、フレディ・ハバード(追悼)
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
<今日の、CD>
少し前に、オーストラリア大使館からの郵便物あり。なかにはThe Gravigty Projectなる名称のCD(APLS1811)。あら、2017年晩夏にポール・グラボウスキー(2017年9月2日、2017年9月5日)が中心となる豪州ジャズ・マンと日本人古典邦楽奏者が東京で録ったやつじゃないか。ちょい立て込んでおり、今日やっと聞いた。クレジットを見ると完全に豪州でまとめられ、ライナー・ノーツも入っていないが、発売元は日本のアポロ・サウンズ。ネットを引いたら、昨年夏に発売されているじゃん。2017年9月2日のセルリアンタワーの能楽堂でのパフォーマンスはそこの文章にあるとおりかなり感銘を受けたが、スタジオ録音作はこんなふうになったのか。へえ。ライヴではジャズと雅楽の鮮烈にして幽玄とも言える重なりを出すことに成功していたが、CDではさらにヒップホップ要素も取り込んだものになっている。曲により、サンプリング・ビートが入り、さらにコージョーとDAICHI YAMAMOTOがラップもしている。確かグラボウスキーのリーダー作にはエレクトロニクス語彙が入ったものもあったし、それも面白いと思うが、ライヴに接した者としてはまずはジャズ奏者と日本人古典音楽演奏家の出会いというものに焦点を絞ったものにし、その続編としてヒップホップも重ねた盤を問うて欲しかったなと思った。
▶︎過去の、ポール・グラボウスキー
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201709110824329582/
ジミ・テナーやジェフ・ミルズ(2017年11月7日、2017年11月10日、2018年11月6日)らとのコラボレーション盤を出すかたわら、仏ブルーノート契約し、ジャズ傾向にある作品を2種リリース。その片方の2017年10インチ・アナログ盤タイトルと同じ<ア・トリビュート・トゥ・アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ>という表題がつけられたショウだ。
2管ハード・バップ編成に加え、ギター入り。ドラムを叩く当人に加え、トランペットのニコラス・ジロー、テナー・サックスのヤン・ヤンキルヴィ、ピアノとキーボードのジャン・フィリップ・ダリー、ダブル・ベースのマティアス・アラマネ、ギターのインディ・ディボング。皆、『The Souce』(Blue Note,2017)に入っていた奏者たちで、パリ在住だろう。管楽器とベース奏者は白人、菅はちょい弱かったかな。
アート・ブレイキーを知りドラムを叩くようになったらしいアレン流のジャズ表現が送り出される。アフロ・ビート色は薄いとも書けるだろうが、やはり随所にらしいアクセントはあり。曲はブルーノート発の2作に入ってたものが中心か。トリビュート盤に入っていたスタンダードの「チュニジアの夜」もやったが、それの演奏ぶり(彼はマッチド・グリップで叩く)に触れて彼のラヴリーさをより身近に受けもした。そんな御大は何気におしゃれっぽく、痩身で、元気そう。ドラムは、パールだった。関係ないけど、始まる前にフレディ・ハバードの洗練ハード・バップなブルーノート曲「クライシス」が流れ、少しアガった。
▶︎過去の、トニー・アレン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
▶︎過去の、ジェフ・ミルズ
http://43142.diarynote.jp/201711080729053828/
https://43142.diarynote.jp/201711110810235717/
https://43142.diarynote.jp/201811071446015153/
▶︎過去の、フレディ・ハバード(追悼)
http://43142.diarynote.jp/200901091437341082/
<今日の、CD>
少し前に、オーストラリア大使館からの郵便物あり。なかにはThe Gravigty Projectなる名称のCD(APLS1811)。あら、2017年晩夏にポール・グラボウスキー(2017年9月2日、2017年9月5日)が中心となる豪州ジャズ・マンと日本人古典邦楽奏者が東京で録ったやつじゃないか。ちょい立て込んでおり、今日やっと聞いた。クレジットを見ると完全に豪州でまとめられ、ライナー・ノーツも入っていないが、発売元は日本のアポロ・サウンズ。ネットを引いたら、昨年夏に発売されているじゃん。2017年9月2日のセルリアンタワーの能楽堂でのパフォーマンスはそこの文章にあるとおりかなり感銘を受けたが、スタジオ録音作はこんなふうになったのか。へえ。ライヴではジャズと雅楽の鮮烈にして幽玄とも言える重なりを出すことに成功していたが、CDではさらにヒップホップ要素も取り込んだものになっている。曲により、サンプリング・ビートが入り、さらにコージョーとDAICHI YAMAMOTOがラップもしている。確かグラボウスキーのリーダー作にはエレクトロニクス語彙が入ったものもあったし、それも面白いと思うが、ライヴに接した者としてはまずはジャズ奏者と日本人古典音楽演奏家の出会いというものに焦点を絞ったものにし、その続編としてヒップホップも重ねた盤を問うて欲しかったなと思った。
▶︎過去の、ポール・グラボウスキー
http://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201709110824329582/