ドラムのマーク・ジュリアナ(2006年5月17日、2015年3月13日、2016年1月4日、2017年2月2日、2017年9月20日)、ピアノのファビアン・アルマザン(2013年8月18日、2016年7月6日)、テナー・サックスのジェイソン・リグビー(2017年9月20日)、ウッド・ベースのクリス・モリッシー(2017年9月20日)という顔ぶれによるカルテットを、丸の内・コットンクラブで見る。そんな単純ではない曲をやっているのだが、皆譜面の類は置いておらず。拍手。
ジュリアナはシンプルなセットを用いるが、2枚のシンバルの大きさにはうわあ。そのぶん、ハイハットは1インチ小さめのものを使っていたかもしれない。というのはともかく、俺はジャズが好きなんだという意識が清々しく溢れる演奏を繰り広げる。ちろちろと青白い光を放つような、しかしながらちゃんと起承転結を持つような流れ(それはテーマ〜ソロ〜テーマとかいったことではありません)をかかえた演奏は現代ジャズとしての妙味あり。過剰に変則的な叩き方は見せないながら、ジュリアナは音色にとっても気をつけて叩いていると痛感させる演奏ぶり。ハイハットを少しオープン気味にして右手で刻み、左手でスネアのリム・ショット演奏を重ねることで今っぽい響きを得る場面もありました。彼、パス・ドラムを鳴らさない時も終始貧乏ゆすりのように右足を動かしていた。”(アイルトン・)セナ足”ならぬ、”ジュリアナ足”?
▶過去の、マーク・ジュリアナ
http://43142.diarynote.jp/200605190943240000/
http://43142.diarynote.jp/201503150906115048/
http://43142.diarynote.jp/?month=201601
http://43142.diarynote.jp/201702081152242280/
http://43142.diarynote.jp/201709240954004876/
▶︎過去の、ファビアン・アルマザン
http://43142.diarynote.jp/201308191407221107/
http://43142.diarynote.jp/201607100828438607/
▶︎過去の、ジェイソン・リグビー
http://43142.diarynote.jp/201601050914043127/
▶︎過去の、クリス・モリッシー
http://43142.diarynote.jp/201601050914043127/
南青山・ブルーノートに移動して、マーカス・ミラー(1999年11月12日、2001年 6月14日、2003年8月19日、2005年8月21日、2007年12月13日、2009年9月15日、2010年9月3日、2013年9月3日、2015年2月21日、2016年9月17日、2017年1月7日)と、エリック・ミヤシロ(2010年5月11日、2011年3月10日、2011年3月28日、2011年4月21日、2011年8月6日 、2014年9月7日、2015年9月27日、2016年1月7日、2017年7月28日、2017年11月8日)率いるビッグ・バンドの共演ステージを見る。そのブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ、少し前のゴールデン・ウィーク中にはエドマール・カスタネーダ(2014年1月12日、2017年9月28日)を迎えたステージを持ったはずで、大車輪だな。この後、ミヤシロたちは台湾に演奏しに行くようだ。
自己バンド・ミーツ・NHK交響楽団という共演を東京ジャズ(2010年9月3日 )で見せたことがあったように、ミラーは一時オーケストラとの共演をしていたことがあるが、今回のビッグ・バンド音はすべてミヤシロが書いたよう。
1曲オーケストラだけで演奏したあとは、すべてマーカス入り。そして、演奏するのはマーカス曲、および彼がリーダー作でカヴァーしていた曲(モータウン曲の「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」とパストリアスの「ティーンタウン」)。どれも、たっぷりとミラーのベース演奏がフィーチャーされ、その音と綱引きするように日本人たちのオーケストラ音や管楽器ソロが入って行く。どのぐらいリハーサルをやったかは知らないが、かなりいい感じのかみ合いがあったのではないか。そして、オーケストラ員がみんなうれしそうで、それによりミラーのアーティスト格にも気づかされるといった塩梅なり。
▶︎過去のマーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200712161023010000/
http://43142.diarynote.jp/200909181206531984/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201502231815384234/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160917
http://43142.diarynote.jp/201701091247527188/
▶過去のエリック・ミヤシロ/ブルーノート東京・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/?day=20100511
http://43142.diarynote.jp/?day=20110310
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110421
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/ ノー・ネーム・ホー^セズ
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ノー・ネーム・ホーセズ
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201601090750252990/
http://43142.diarynote.jp/201708081429085086/ B.B.STATION
http://43142.diarynote.jp/201711091333526195/ マシュー・ハーバートツ・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/201712061006171627/
▶︎過去の、エドマール・カスタネーダ
http://43142.diarynote.jp/201401171004104264/
http://43142.diarynote.jp/201709291218574592/
<今日の、働き者>
先立つ13日に、ミラーは六本木・アルフィーでやっていた日野皓正(2005年6月5日、2006年11月3日、2011年3月28日、2011年7月25日、2011年9月2日 、2013年9月22日、2014年4月4日、2015年3月10日、2017年9月3日)クインテットのライヴに飛び入りしたそうな。彼はこの後、自己バンドにて横浜から四日市に行って戻って来る2泊3日のジャズ・クルーズ船にバンドともに乗り込んで演奏する。また、その後は、山形や清水市など複数の都市で単独公演をやり、24〜26日にはまたブルーノート東京で公演を行う。ミラーと言えば、2016年のブルーノート・ジャズ・フェスティヴァルは、まさに“彼のフェス”でした。→
http://43142.diarynote.jp/201609201835285184/
▶過去の、日野皓正
http://43142.diarynote.jp/200506120639310000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20061103
http://43142.diarynote.jp/?day=20110328
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110902
http://43142.diarynote.jp/201309260930584072/
http://43142.diarynote.jp/201404070654593139/
http://43142.diarynote.jp/201503110740041978/
http://43142.diarynote.jp/201709101639096076/
ジュリアナはシンプルなセットを用いるが、2枚のシンバルの大きさにはうわあ。そのぶん、ハイハットは1インチ小さめのものを使っていたかもしれない。というのはともかく、俺はジャズが好きなんだという意識が清々しく溢れる演奏を繰り広げる。ちろちろと青白い光を放つような、しかしながらちゃんと起承転結を持つような流れ(それはテーマ〜ソロ〜テーマとかいったことではありません)をかかえた演奏は現代ジャズとしての妙味あり。過剰に変則的な叩き方は見せないながら、ジュリアナは音色にとっても気をつけて叩いていると痛感させる演奏ぶり。ハイハットを少しオープン気味にして右手で刻み、左手でスネアのリム・ショット演奏を重ねることで今っぽい響きを得る場面もありました。彼、パス・ドラムを鳴らさない時も終始貧乏ゆすりのように右足を動かしていた。”(アイルトン・)セナ足”ならぬ、”ジュリアナ足”?
▶過去の、マーク・ジュリアナ
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▶︎過去の、ファビアン・アルマザン
http://43142.diarynote.jp/201308191407221107/
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▶︎過去の、ジェイソン・リグビー
http://43142.diarynote.jp/201601050914043127/
▶︎過去の、クリス・モリッシー
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南青山・ブルーノートに移動して、マーカス・ミラー(1999年11月12日、2001年 6月14日、2003年8月19日、2005年8月21日、2007年12月13日、2009年9月15日、2010年9月3日、2013年9月3日、2015年2月21日、2016年9月17日、2017年1月7日)と、エリック・ミヤシロ(2010年5月11日、2011年3月10日、2011年3月28日、2011年4月21日、2011年8月6日 、2014年9月7日、2015年9月27日、2016年1月7日、2017年7月28日、2017年11月8日)率いるビッグ・バンドの共演ステージを見る。そのブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラ、少し前のゴールデン・ウィーク中にはエドマール・カスタネーダ(2014年1月12日、2017年9月28日)を迎えたステージを持ったはずで、大車輪だな。この後、ミヤシロたちは台湾に演奏しに行くようだ。
自己バンド・ミーツ・NHK交響楽団という共演を東京ジャズ(2010年9月3日 )で見せたことがあったように、ミラーは一時オーケストラとの共演をしていたことがあるが、今回のビッグ・バンド音はすべてミヤシロが書いたよう。
1曲オーケストラだけで演奏したあとは、すべてマーカス入り。そして、演奏するのはマーカス曲、および彼がリーダー作でカヴァーしていた曲(モータウン曲の「パパ・ウォズ・ア・ローリング・ストーン」とパストリアスの「ティーンタウン」)。どれも、たっぷりとミラーのベース演奏がフィーチャーされ、その音と綱引きするように日本人たちのオーケストラ音や管楽器ソロが入って行く。どのぐらいリハーサルをやったかは知らないが、かなりいい感じのかみ合いがあったのではないか。そして、オーケストラ員がみんなうれしそうで、それによりミラーのアーティスト格にも気づかされるといった塩梅なり。
▶︎過去のマーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
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▶過去のエリック・ミヤシロ/ブルーノート東京・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ
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▶︎過去の、エドマール・カスタネーダ
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<今日の、働き者>
先立つ13日に、ミラーは六本木・アルフィーでやっていた日野皓正(2005年6月5日、2006年11月3日、2011年3月28日、2011年7月25日、2011年9月2日 、2013年9月22日、2014年4月4日、2015年3月10日、2017年9月3日)クインテットのライヴに飛び入りしたそうな。彼はこの後、自己バンドにて横浜から四日市に行って戻って来る2泊3日のジャズ・クルーズ船にバンドともに乗り込んで演奏する。また、その後は、山形や清水市など複数の都市で単独公演をやり、24〜26日にはまたブルーノート東京で公演を行う。ミラーと言えば、2016年のブルーノート・ジャズ・フェスティヴァルは、まさに“彼のフェス”でした。→
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▶過去の、日野皓正
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