まず、渋谷・クラブクアトロで、フランスの生ヒップ・ホップ・バンドのホーカス・ポーカス。この夏に見た(2008年7月26日)ばかりだが、とっても印象が良かったのでまた触れる。前座があったため途中退座を強いられたが、前回の項の印象と同様。楽しいっ。好ましい心意気も横溢していて嬉しい。

 そして、丸の内・コットンクラブ。美女美男の夫婦R&Bデュオのパフォーマンスをみる。前回来日時(2006年9月10日)と同様に、それぞれのソロ歌唱とデュオ(マーヴィン・ゲイ&タミー・テレル曲他)を噛み合わせる。ラティモアはジェフ・バックリーのロック曲も歌うがかなり合う。彼はザ・ビートルズの初期哀愁曲「アンド・アイ・ラヴ・ハー」も歌うがそれも巧みにアダプト。格好にも顕れているが、2人ともソウルネスはありつついい意味で洗練されているんだよな。なんか、オバマ時代のアクトに相応しい、と少し思った? サポート陣は鍵盤、ギター(あちら在住の日本人)、ベース、ドラム。そして、そこに女性シンガー2人がコーラスでくわわるが、彼女たちもけっこう見栄えがする。主役が綺麗だと喰われる事がないので、バックにもルックスいい人を雇えられるということか。素敵な、大人の輝きあるソウル・ショーなり。