Pe’z
2006年5月29日 開演時間、定刻に登場。いいな、そういう竹を割ったようなとこ。自分た
ちの身の処し方、アルバム/曲の名前からツアー名までいろんな意思やメッ
セージの発し方など、何からなにまで自分たちの態度をきっちりと打ち出せ
ているバンド。ある意味、イメージ作りが最高に上手いバンドだともぼくは
思う。そして、それはブルーノート黄金期的な二管ジャズ・サウンドと日本
人的な形而上と今の若者っぽさを巧みに重ねた音楽性に宿っているわけだが
。まだ若いのに、本当にその行き方の明晰さには唸らされる。
また、唸ると言えば、そのプロダクツ発表量の多さと、ライヴ数の多さに
も。トランペッターのOhyamaのリーダーシップの取り方の上手さもあるのだ
ろうが、飽きた素振りも見せずにモチヴェイションたっぷりにメンバー一丸
で事にあたっている様には、感心しちゃうなあ。
渋谷・クラブクアトロ。米国ツアーのあと、ずっと続いていた国内ツアー
の追加公演の初日とか。MCで、追加公演はツアーと別物なのでツアーとは違
う感じでやりたい由をコメントし、この日はヒイズミは毎度のエレクトリッ
ク・キーボードではなくアップライト・ピアノを弾く。それだけで、新鮮に
はなりますね。また、次のアルバムは日本曲カヴァー集だとかで、これはツ
アー中からのならわしで客のくじ引きで曲を決めて1曲演奏。この晩は、サ
ディスティック・ミカ・バンドの「どんたく」。でも、MCでミカ・バンドの
名を出しても客はほとんど無反応。そういう年代が受け手(曲中で皆で拳を
振り上げたりとか、画一的ながらより熱心な反応を見せるようになっている
)の主なんですね。
Pe’z(2005年5月2日、2005年9月21日他)とは関係ないが、この日ライナ
スというインディをカナダでやっているジェフというおっさんとやんわり飲
む機会を持つ。カナダのヴァージンやワーナー・チャペルに勤めたあと人に
使われるのはイヤと会社をおこし、現在まで50枚ほどのアルバムをリリース
しているとか。聞けば、ロン・セクスミス(1999年9月12日)の3作品、
アシュレイ・マックアイザック(昔、カナダ大使館で見たことがあったよな
ー)のフィドルを弾いていない新作やゴードン・ライトフット作などを出し
ている。やっぱり、ニール・ヤングやレナード・コーエンら偉大なカナダ人
先達にはちょいプライドを持っているみたい。昔からそういう話はあったが
、マックアイザックは薬やりまくりのぶっとび野郎だそう。それから、全米
No.1ヒットも持つ、カナダのバックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(1
999年5月18日参照)の話で少し盛り上がる。彼、初めて買ったレコードがB
TO(昔は、そういう略のされかたもしましたね)なのだとか。考えてみれ
ば、ミカ・バンドもBTOとほぼ同時期に活躍していたんだよなー。
ちの身の処し方、アルバム/曲の名前からツアー名までいろんな意思やメッ
セージの発し方など、何からなにまで自分たちの態度をきっちりと打ち出せ
ているバンド。ある意味、イメージ作りが最高に上手いバンドだともぼくは
思う。そして、それはブルーノート黄金期的な二管ジャズ・サウンドと日本
人的な形而上と今の若者っぽさを巧みに重ねた音楽性に宿っているわけだが
。まだ若いのに、本当にその行き方の明晰さには唸らされる。
また、唸ると言えば、そのプロダクツ発表量の多さと、ライヴ数の多さに
も。トランペッターのOhyamaのリーダーシップの取り方の上手さもあるのだ
ろうが、飽きた素振りも見せずにモチヴェイションたっぷりにメンバー一丸
で事にあたっている様には、感心しちゃうなあ。
渋谷・クラブクアトロ。米国ツアーのあと、ずっと続いていた国内ツアー
の追加公演の初日とか。MCで、追加公演はツアーと別物なのでツアーとは違
う感じでやりたい由をコメントし、この日はヒイズミは毎度のエレクトリッ
ク・キーボードではなくアップライト・ピアノを弾く。それだけで、新鮮に
はなりますね。また、次のアルバムは日本曲カヴァー集だとかで、これはツ
アー中からのならわしで客のくじ引きで曲を決めて1曲演奏。この晩は、サ
ディスティック・ミカ・バンドの「どんたく」。でも、MCでミカ・バンドの
名を出しても客はほとんど無反応。そういう年代が受け手(曲中で皆で拳を
振り上げたりとか、画一的ながらより熱心な反応を見せるようになっている
)の主なんですね。
Pe’z(2005年5月2日、2005年9月21日他)とは関係ないが、この日ライナ
スというインディをカナダでやっているジェフというおっさんとやんわり飲
む機会を持つ。カナダのヴァージンやワーナー・チャペルに勤めたあと人に
使われるのはイヤと会社をおこし、現在まで50枚ほどのアルバムをリリース
しているとか。聞けば、ロン・セクスミス(1999年9月12日)の3作品、
アシュレイ・マックアイザック(昔、カナダ大使館で見たことがあったよな
ー)のフィドルを弾いていない新作やゴードン・ライトフット作などを出し
ている。やっぱり、ニール・ヤングやレナード・コーエンら偉大なカナダ人
先達にはちょいプライドを持っているみたい。昔からそういう話はあったが
、マックアイザックは薬やりまくりのぶっとび野郎だそう。それから、全米
No.1ヒットも持つ、カナダのバックマン・ターナー・オーヴァードライヴ(1
999年5月18日参照)の話で少し盛り上がる。彼、初めて買ったレコードがB
TO(昔は、そういう略のされかたもしましたね)なのだとか。考えてみれ
ば、ミカ・バンドもBTOとほぼ同時期に活躍していたんだよなー。