今話題性大の、デトロイトのガレージ・ロック・バンド。当然、先
に来日したザ・ダートボムズ(2004年2月4日)とも関係を持つ(新
作でもメンバーに部分制作してもらっている)。彼らはマイケル・ジ
ャクソンの「スリラー」が流された後に登場する。

 まずなんと言っても、男性二人女性二人という、そのメンバー構成
がよろしい。女性が軽めのバック・コーラスを取るときは、一気にニ
ュー・ウェイヴっぽい風情が出る。やっぱり、ニュー・ウェイヴって
いうのは女性進出の機会を大いに与えたムーヴメントでもあったんで
しょうね。

 レコードで聞けるまんまの、がちんこ実演。彼らもレトロではある
んだろうけど、ぼくはあんましそういう感じは受けず。十分に今のも
の、というか、ぼくにとってはドキドキさせるまっとうな生っぽいロ
ック表現として存在しました。最後のほうにMCで、ギターウルフ賞
賛をしたりも。渋谷・クラブクアトロ。