タリブ・クウェリ。Quatro Cores
2016年7月25日 音楽 きっちり立ち位置を持つ1975年生まれニューヨーカーの実演は、生バンドを伴ってのもの。クエストラヴ(2002年12月29日、 2003年12月2日、 2004年9月19日、2007年1月15日、2013年12月19日)なんかとも懇意にする御仁ゆえその設定に驚きはしないが、キーボード、ギター(セミアコ型のギターを使用。普段はジャズをやっているのか?)、ベース(フレットレスだったっけ? あまり印象に残っていない)、ドラムという、DJを入れない完全バンド編成でやったのには少し驚く。サポート陣は皆20代か、ギタリストとベーシストは白人だ。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。
ざっくりしたバンド音の元、颯爽と肉声を送り出す。古い人間と思われようが、やはりバンドはいいなとも思わされる。まあ、これが生バンドによるヒップホップだらけの状況だったら、DJ音使用のそれに逆にクール!とか言いそうだが。やはり、周辺との兼ね合いは所感に大きく左右する。ザ・ビートルズのお涙頂戴的スロウ曲「エリナー・リグビー」はヒップホップ化せずに歌モノとしてやった。オーディエンスにも一緒に歌うことを求めたが、あちらでは大合唱曲となるのだろうか? 何にせよ、らしいヴァイブは流れていた。やはり、ヒップホップという様式を肯定しつつ、真摯に自分の表現を求めているよな。
▶︎過去の、クエストラヴ/ザ・ルーツ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040919
http://43142.diarynote.jp/200701201415300000/
http://43142.diarynote.jp/201312200917503345/
その後は、青山・プラッサオンゼで、クアトロ・コーリスを見る。4トロンボーンというフロント陣の元、ブラジル音楽をやるインストゥメンタルの集団で、自主制作したデビュー作『Quatro Cores』リリースをフォロウするもの。ステージでもトロンボーン奏者が前面に並び、その図は少しビッグ・バンド的。もともと、ブラジル音楽をやるビッグ・バンドを母体とするグループであるという。
山下定英、佐野聡(2008年1月31日、2015年1月9日、2015年9月27日、2015年11月11日)、池田雅明、堂本雅樹の4人のトロンボーン奏者に加え、ギターの小畑和彦、キーボードの加藤実という編成。前半最後からパーカッションで石川智(2012年11月10日)も入る。リーダーの山下は曲によってはバルブ・トロンボーン(トロンボーンに、トランペットのピストンがついた楽器)、堂本は全曲ベース・トロンボーンを吹く。堂本は大儀見元(2005年6月9日、2006年2月16日、2006年7月10日、2006年8月24日、2011年1月21日、2013年3月26日)率いるサルサ・スウィンゴサ(2006年7月10日)のメンバーでもあるという。それから、佐野はハーモニカやフルートも吹き、それは何気に効く。
トロンボーン4本の柔らかいアンサンブルが気持ちいい。これはその編成を取る意義があると思えるし、ブラジル音楽とジャズが交錯するところにある不確定なお宝をやんわり届けているとも思わせられる。いい空気が流れていた。
▶︎過去の、佐野聡
http://43142.diarynote.jp/200802051630130000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150109
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201511120722274234/
▶︎過去の、石川智
http://43142.diarynote.jp/?day=20121110
▶︎過去の、大儀見元
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060216
http://43142.diarynote.jp/200607110800410000/
http://43142.diarynote.jp/200608271342350000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110121
http://43142.diarynote.jp/201303290751204240/
▶︎過去の、サルサ・スウィンゴサ
http://43142.diarynote.jp/200607110800410000/
<今日の、CD>
Quatro Coresのセルフ・タイトル作も、満ち満ちた情緒が流れる。メンバーのオリジナルに加え、ゼキーニャ・ジ・アブレウやアントニオ・カルロス・ジョビンらブラジル人曲、さらにはトゥーツ・シールマンスの「ブルーセット」なども、そこで取り上げる。柔和な揺れや光や広がりが様々な設定の中、息づいていますね。
ざっくりしたバンド音の元、颯爽と肉声を送り出す。古い人間と思われようが、やはりバンドはいいなとも思わされる。まあ、これが生バンドによるヒップホップだらけの状況だったら、DJ音使用のそれに逆にクール!とか言いそうだが。やはり、周辺との兼ね合いは所感に大きく左右する。ザ・ビートルズのお涙頂戴的スロウ曲「エリナー・リグビー」はヒップホップ化せずに歌モノとしてやった。オーディエンスにも一緒に歌うことを求めたが、あちらでは大合唱曲となるのだろうか? 何にせよ、らしいヴァイブは流れていた。やはり、ヒップホップという様式を肯定しつつ、真摯に自分の表現を求めているよな。
▶︎過去の、クエストラヴ/ザ・ルーツ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040919
http://43142.diarynote.jp/200701201415300000/
http://43142.diarynote.jp/201312200917503345/
その後は、青山・プラッサオンゼで、クアトロ・コーリスを見る。4トロンボーンというフロント陣の元、ブラジル音楽をやるインストゥメンタルの集団で、自主制作したデビュー作『Quatro Cores』リリースをフォロウするもの。ステージでもトロンボーン奏者が前面に並び、その図は少しビッグ・バンド的。もともと、ブラジル音楽をやるビッグ・バンドを母体とするグループであるという。
山下定英、佐野聡(2008年1月31日、2015年1月9日、2015年9月27日、2015年11月11日)、池田雅明、堂本雅樹の4人のトロンボーン奏者に加え、ギターの小畑和彦、キーボードの加藤実という編成。前半最後からパーカッションで石川智(2012年11月10日)も入る。リーダーの山下は曲によってはバルブ・トロンボーン(トロンボーンに、トランペットのピストンがついた楽器)、堂本は全曲ベース・トロンボーンを吹く。堂本は大儀見元(2005年6月9日、2006年2月16日、2006年7月10日、2006年8月24日、2011年1月21日、2013年3月26日)率いるサルサ・スウィンゴサ(2006年7月10日)のメンバーでもあるという。それから、佐野はハーモニカやフルートも吹き、それは何気に効く。
トロンボーン4本の柔らかいアンサンブルが気持ちいい。これはその編成を取る意義があると思えるし、ブラジル音楽とジャズが交錯するところにある不確定なお宝をやんわり届けているとも思わせられる。いい空気が流れていた。
▶︎過去の、佐野聡
http://43142.diarynote.jp/200802051630130000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150109
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201511120722274234/
▶︎過去の、石川智
http://43142.diarynote.jp/?day=20121110
▶︎過去の、大儀見元
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060216
http://43142.diarynote.jp/200607110800410000/
http://43142.diarynote.jp/200608271342350000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110121
http://43142.diarynote.jp/201303290751204240/
▶︎過去の、サルサ・スウィンゴサ
http://43142.diarynote.jp/200607110800410000/
<今日の、CD>
Quatro Coresのセルフ・タイトル作も、満ち満ちた情緒が流れる。メンバーのオリジナルに加え、ゼキーニャ・ジ・アブレウやアントニオ・カルロス・ジョビンらブラジル人曲、さらにはトゥーツ・シールマンスの「ブルーセット」なども、そこで取り上げる。柔和な揺れや光や広がりが様々な設定の中、息づいていますね。
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