第14回 東京JAZZ
2015年9月6日 音楽 東京国際フォーラム・ホールA。知人とけっこう外部で飲んだり食べたりして、学祭キブンを満喫しちゃったな。
エリ・デジブリ・カルテットはイスラエル人たちによるカルテットで、テナーのエド・デジブリ、ピアノのガディ・レハヴィ、ベースのバラク・モリ、ドラムのオフリ・ネヘムヤという面々。そしてそこに、トランペットのアヴィシャイ・コーエン(2010年8月22日)も入る。かなり、良かった。静謐さや繊細さのなかに芯と質量(それらを、まっとうなジャズ流儀と言い換えてもいいか)があり、とても説得力に富んでいた。終盤、ピアニストの山中千尋(2005年8月21日、2009年6月7日、2010年3月14日、2011年8月6日、2013年3月3日、2015年5月31日)が加わった。
▶過去の、アヴィシャイ・コーエン(tp)
http://43142.diarynote.jp/201008261620103318/
▶過去の、山中千尋
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130303
http://43142.diarynote.jp/201506031918248506/
日野皓正&ラリー・カールトン・スーパー・バンドはトランペットの日野(2005年6月5日、2006年11月3日、2011年3月28日、2011年7月25日、2011年9月2日 、2013年9月22日、2014年4月4日、2015年3月10日)、ギターのカールトン(2007年9月19日、2009年10月6日、2011年4月12日)、ピアノの大西順子(1999年10月9日、2007年9月7日、2010年9月30日、2010年12月22日、2011年2月25日、2011年8月6日)、ベースのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日)、ドラムのカリーム・リギンズ(2005年9月15日)という内訳なり。おおリギンズの参加はうれしいなあ。彼は1990年代から純ジャズとヒップホップに分け隔てなく関与している逸材だ。
どういうところからこの奏者たちがリストアップされたのかぼくは知る由もないが、それなりに立ったビートのもと、ただのセッション・ギグにはならにものを目指したと書けるか。大西はソロのとき、あまり左手を使っていなかった。これ、上部から移す映像が場内モニターに映し出されるのでよく分る。
▶過去の、日野皓正
http://43142.diarynote.jp/200506120639310000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20061103
http://43142.diarynote.jp/?day=20110328
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110902
http://43142.diarynote.jp/201309260930584072/
http://43142.diarynote.jp/201404070654593139/
http://43142.diarynote.jp/201503110740041978/
▶過去の、ラリー・カールトン
http://43142.diarynote.jp/200709201052530000/
http://43142.diarynote.jp/200910140950452362/
http://43142.diarynote.jp/201104142209393004/
▶過去の、大西
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200709131138020000/
http://43142.diarynote.jp/201010030952428017/
http://43142.diarynote.jp/201012241100592422/
http://43142.diarynote.jp/201102261254532443/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110806
▶過去の、ジョン・パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm 2001年8月3日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
▶過去の、カリーム・リギンズ
http://43142.diarynote.jp/?day=20050915
ハービー・ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日)とウェイン・ショーター(2001年8月3~5日、2002年8月25日、2004年2月9日、2014年9月7日)のデュオは指しのアコースティック演奏になるのかと勝手に思っていたら、ハンコックはエレクトリック・キーボード弾き、プリセット音を出したりもした。ショーターはそれを鷹揚に受け止め、リード楽器をならす。なんか、ハンコックの純ジャズに対する飽きやショーターのあまのじゃく資質が透けて見えるような気がして、おもしろかった。
▶過去の、ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
▶過去の、ウェイン・ショーター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
<今日の、おふたり>
ハンコック/ショーターのデュオの演奏の後半に触れ、DUブックス発のハンコックの語りおろし自伝を思い出す。あれ、レコード・コレクターズ誌で書評を受けたので、ちゃんと読みました。本人、そこでかなりぶっちゃけていて、1990年代にクラック(コカイン)中毒だったこともあかしている。あの本では当人がいかに楽天的で、フランクであるかがおおいに示されるわけだが(それは、なにより本人の物腰やMCに表れているだろう)、その脱線も悩みとかいった負の何かが引き金になったというよりは、持ち前の好奇心から行っちゃったという側面もあったとぼくは感じもする。そして、脱アコースティック/4ビートへの表現への移行も、そういう流れで説明できる。それに、才あるジャズ・マンとはいっても、インプロヴィゼーションの拡大には限界があるわけで、結果として楽曲やサウンドの新規開拓に向かわんとするのは当然だろう。ショーターもいろいろと曲/サウンドの拡大希求をしてきた天賦のインプロヴァイザーだが、今は自己表現としてはアコースティック・ジャズの文脈でもう一度勝負して結果を得ている。アーティストとしてどちらかを選べといったら、ぼくはハンコックを取るが、やはり訳のわからなさはショーターが勝つな。そんな彼は、クスリ方面はどうだったんだろ? 脳内ドラッグの分泌だけで新たな大地に渡り続けたという話のほうが、最高なんだが。ちなみに、オーネット・コールマン(2006年3月27日)は生涯クスリいらずのカっとび大王でした。
▶過去の、オーネット・コールマン
http://43142.diarynote.jp/200603281335030000/
エリ・デジブリ・カルテットはイスラエル人たちによるカルテットで、テナーのエド・デジブリ、ピアノのガディ・レハヴィ、ベースのバラク・モリ、ドラムのオフリ・ネヘムヤという面々。そしてそこに、トランペットのアヴィシャイ・コーエン(2010年8月22日)も入る。かなり、良かった。静謐さや繊細さのなかに芯と質量(それらを、まっとうなジャズ流儀と言い換えてもいいか)があり、とても説得力に富んでいた。終盤、ピアニストの山中千尋(2005年8月21日、2009年6月7日、2010年3月14日、2011年8月6日、2013年3月3日、2015年5月31日)が加わった。
▶過去の、アヴィシャイ・コーエン(tp)
http://43142.diarynote.jp/201008261620103318/
▶過去の、山中千尋
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200906091637138003/
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130303
http://43142.diarynote.jp/201506031918248506/
日野皓正&ラリー・カールトン・スーパー・バンドはトランペットの日野(2005年6月5日、2006年11月3日、2011年3月28日、2011年7月25日、2011年9月2日 、2013年9月22日、2014年4月4日、2015年3月10日)、ギターのカールトン(2007年9月19日、2009年10月6日、2011年4月12日)、ピアノの大西順子(1999年10月9日、2007年9月7日、2010年9月30日、2010年12月22日、2011年2月25日、2011年8月6日)、ベースのジョン・パティトゥッチ(2001年8月3日、2002年8月25日、2004年2月9日、2006年9月3日、2012年6月13日、2014年2月12日、2014年4月14日、2015年5月27日)、ドラムのカリーム・リギンズ(2005年9月15日)という内訳なり。おおリギンズの参加はうれしいなあ。彼は1990年代から純ジャズとヒップホップに分け隔てなく関与している逸材だ。
どういうところからこの奏者たちがリストアップされたのかぼくは知る由もないが、それなりに立ったビートのもと、ただのセッション・ギグにはならにものを目指したと書けるか。大西はソロのとき、あまり左手を使っていなかった。これ、上部から移す映像が場内モニターに映し出されるのでよく分る。
▶過去の、日野皓正
http://43142.diarynote.jp/200506120639310000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20061103
http://43142.diarynote.jp/?day=20110328
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110902
http://43142.diarynote.jp/201309260930584072/
http://43142.diarynote.jp/201404070654593139/
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▶過去の、ラリー・カールトン
http://43142.diarynote.jp/200709201052530000/
http://43142.diarynote.jp/200910140950452362/
http://43142.diarynote.jp/201104142209393004/
▶過去の、大西
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200709131138020000/
http://43142.diarynote.jp/201010030952428017/
http://43142.diarynote.jp/201012241100592422/
http://43142.diarynote.jp/201102261254532443/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110806
▶過去の、ジョン・パティトゥッチ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm 2001年8月3日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 2002年8月25日
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196/
http://43142.diarynote.jp/201402140843255048/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
▶過去の、カリーム・リギンズ
http://43142.diarynote.jp/?day=20050915
ハービー・ハンコック(2000年3月14日、2001年12月27日、2003年8月23日、2005年8月21日、2012年3月3日、2014年9月7日)とウェイン・ショーター(2001年8月3~5日、2002年8月25日、2004年2月9日、2014年9月7日)のデュオは指しのアコースティック演奏になるのかと勝手に思っていたら、ハンコックはエレクトリック・キーボード弾き、プリセット音を出したりもした。ショーターはそれを鷹揚に受け止め、リード楽器をならす。なんか、ハンコックの純ジャズに対する飽きやショーターのあまのじゃく資質が透けて見えるような気がして、おもしろかった。
▶過去の、ハンコック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
▶過去の、ウェイン・ショーター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200402091738240000/
http://43142.diarynote.jp/201404161959228005/
<今日の、おふたり>
ハンコック/ショーターのデュオの演奏の後半に触れ、DUブックス発のハンコックの語りおろし自伝を思い出す。あれ、レコード・コレクターズ誌で書評を受けたので、ちゃんと読みました。本人、そこでかなりぶっちゃけていて、1990年代にクラック(コカイン)中毒だったこともあかしている。あの本では当人がいかに楽天的で、フランクであるかがおおいに示されるわけだが(それは、なにより本人の物腰やMCに表れているだろう)、その脱線も悩みとかいった負の何かが引き金になったというよりは、持ち前の好奇心から行っちゃったという側面もあったとぼくは感じもする。そして、脱アコースティック/4ビートへの表現への移行も、そういう流れで説明できる。それに、才あるジャズ・マンとはいっても、インプロヴィゼーションの拡大には限界があるわけで、結果として楽曲やサウンドの新規開拓に向かわんとするのは当然だろう。ショーターもいろいろと曲/サウンドの拡大希求をしてきた天賦のインプロヴァイザーだが、今は自己表現としてはアコースティック・ジャズの文脈でもう一度勝負して結果を得ている。アーティストとしてどちらかを選べといったら、ぼくはハンコックを取るが、やはり訳のわからなさはショーターが勝つな。そんな彼は、クスリ方面はどうだったんだろ? 脳内ドラッグの分泌だけで新たな大地に渡り続けたという話のほうが、最高なんだが。ちなみに、オーネット・コールマン(2006年3月27日)は生涯クスリいらずのカっとび大王でした。
▶過去の、オーネット・コールマン
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