映画「うみべの女の子」
2021年6月9日 音楽 浅野いにおの同名の漫画を、ウエダアツシが映画化した作品の試写を見る。渋谷・映画美学校試写室。なかなか評価の高いというお二人のことを、ある意味音楽バカのぼくはまったく知らなかった。だが、挿入歌にはっぴえんどの「風をあつめて」が使われ、音楽はworld‘s end girlfriendが担当するという情報だけで、ぼくは見にいくことに決めた。「風をあつめて」が使われる映画というと、ソフィア・コッポラの2003年映画「ロスト・イン・トランスレーション」が思い出されるが、こちらは漫画のほうにもこの曲が出てくるようだ。8月20日から公開される。
海に面した地方の街を舞台に置く、中学生たちの青春模様を描く映画だ。←”癖のある中学生”と書こうとしたが、思春期だし、まあそれぞれに皆そうだろう。最初、映画は散文ぽい感じで流れていき、そのままドロドロした内容をこういう感じで綴っていくのかと思ったら、少し具体的になるな。とはいえ、けっこうどぎつい内容も淡々と語られていく感じではあるか。現代を舞台をしながらはっぴえんどの曲が用いられるということにも示唆されているように、じじいのぼくはけっこうおやじ臭いストーリーかもとも思った。決して明るくない筋を持つが、最後は爽やかで、それは精神衛生上よい。終盤の「風をあつめて」の入り方もインパクトありかな。world‘s end girlfriendの劇中音楽は、もう少し電気色を抑えたほうが映画にあったかもしれない。
ただ、20歳すぎの役者が中学生を演じるのは、キツくないか。高校生というのが、妥当だろう。性交も話の大きなフックゆえ、10代に演じさせることはできないので、しょうがないことなのかもしれないが。それから、この監督の力量なら肌を出さずにセックスを想起させ、筋を進めさせることも可能ではなかったか。
<最近の、めでたいニュース>
ルイジアナ州ニューオーリンズ(NOLA)が生んだ最良の音楽家であるアラン・トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日、2007年10月21日、2009年5月29日、2011年1月10日、2012年10月15日、2013年10月22日、2015年1月21日)のスピリチュアルにして幻想的(NOLA初のロボ声曲となる?)な1975年名曲「サザン・ナイツ」がルイジアナ州の公式州歌になるそうだ。ジョージア州における、レイ・チャールズの「ジョージア・オン・マイ・マインド」みたいなものか。NOLA情報はおまかせのオフビートの7日のネット記事によれば、民主党議員により提案され下院は100対1で、上院は36票満場一致の賛成を得て、あとは州知事の署名を持つだけという。同記事によれば、「サザン・ナイツ」はスタジオに〜そのとき、アルバム録音が終盤にさしかかりながらも、煮詰まっていた〜遊びに来たヴァン・ダイク・パークス(2013年1月29日)のサジェッションがあって出来た曲であるとか。彼に「2 週間後に死ぬことを考えてみて。もしそれを知ったなら、あなたは何をしたいと思う?」と言われて、頭に残っていた幸せな情景をもとにすぐにトゥーサンはあのピースフルな南部風土礼賛曲を書いたという。同曲は彼自身が子供のころにニューオーリンズから親の実家へと旅した際の円満な記憶が元になっているという話もあったはずだ。
▶過去の、アラン・トゥーサン
http://43142.diarynote.jp/200606071933120000/
http://43142.diarynote.jp/200606071936190000/
http://43142.diarynote.jp/200710221206190000/
http://43142.diarynote.jp/200906051614524790/
http://43142.diarynote.jp/201101111202336229/
http://43142.diarynote.jp/201210201217291727/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
▶過去の、ヴァン・ダイク・パークス
http://43142.diarynote.jp/201301311032072367/
海に面した地方の街を舞台に置く、中学生たちの青春模様を描く映画だ。←”癖のある中学生”と書こうとしたが、思春期だし、まあそれぞれに皆そうだろう。最初、映画は散文ぽい感じで流れていき、そのままドロドロした内容をこういう感じで綴っていくのかと思ったら、少し具体的になるな。とはいえ、けっこうどぎつい内容も淡々と語られていく感じではあるか。現代を舞台をしながらはっぴえんどの曲が用いられるということにも示唆されているように、じじいのぼくはけっこうおやじ臭いストーリーかもとも思った。決して明るくない筋を持つが、最後は爽やかで、それは精神衛生上よい。終盤の「風をあつめて」の入り方もインパクトありかな。world‘s end girlfriendの劇中音楽は、もう少し電気色を抑えたほうが映画にあったかもしれない。
ただ、20歳すぎの役者が中学生を演じるのは、キツくないか。高校生というのが、妥当だろう。性交も話の大きなフックゆえ、10代に演じさせることはできないので、しょうがないことなのかもしれないが。それから、この監督の力量なら肌を出さずにセックスを想起させ、筋を進めさせることも可能ではなかったか。
<最近の、めでたいニュース>
ルイジアナ州ニューオーリンズ(NOLA)が生んだ最良の音楽家であるアラン・トゥーサン(2006年5月31日、2006年6月1日、2007年10月21日、2009年5月29日、2011年1月10日、2012年10月15日、2013年10月22日、2015年1月21日)のスピリチュアルにして幻想的(NOLA初のロボ声曲となる?)な1975年名曲「サザン・ナイツ」がルイジアナ州の公式州歌になるそうだ。ジョージア州における、レイ・チャールズの「ジョージア・オン・マイ・マインド」みたいなものか。NOLA情報はおまかせのオフビートの7日のネット記事によれば、民主党議員により提案され下院は100対1で、上院は36票満場一致の賛成を得て、あとは州知事の署名を持つだけという。同記事によれば、「サザン・ナイツ」はスタジオに〜そのとき、アルバム録音が終盤にさしかかりながらも、煮詰まっていた〜遊びに来たヴァン・ダイク・パークス(2013年1月29日)のサジェッションがあって出来た曲であるとか。彼に「2 週間後に死ぬことを考えてみて。もしそれを知ったなら、あなたは何をしたいと思う?」と言われて、頭に残っていた幸せな情景をもとにすぐにトゥーサンはあのピースフルな南部風土礼賛曲を書いたという。同曲は彼自身が子供のころにニューオーリンズから親の実家へと旅した際の円満な記憶が元になっているという話もあったはずだ。
▶過去の、アラン・トゥーサン
http://43142.diarynote.jp/200606071933120000/
http://43142.diarynote.jp/200606071936190000/
http://43142.diarynote.jp/200710221206190000/
http://43142.diarynote.jp/200906051614524790/
http://43142.diarynote.jp/201101111202336229/
http://43142.diarynote.jp/201210201217291727/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
http://43142.diarynote.jp/201501220923108418/
▶過去の、ヴァン・ダイク・パークス
http://43142.diarynote.jp/201301311032072367/