トータス。ヴードゥ・デッド
2020年2月9日 音楽 アメリカ合衆国の非ジャズのインストゥルメンタル・バンドを2つ見る。ともにソールド・アウトが発表されていて、会場はまじフル・ハウス。
まず、南青山・ブルーノート東京(ファースト・ショウ)で、トータス(2001年11月7日、2005年1月7日、2011年11月21日、2014年5月7日、2017年5月15日)を見る。今回の彼らの来日公演のファースト・ショウはトータスにジャズ・ギタリストのジェフ・パーカー(1999年6月6日、2000年10月15日、2001年11月7日、2004年1月20日、2005年1月7日、2011年11月21日、2014年5月7日、2017年5月13日、2017年5月15日)が入っての最初のアルバムであり、出世作となった『TNT』(スリル・ジョッキー、1998年)の再現パフォーマンスを掲げるもの。<ザ・グレイテスト・ヒッツ>と名付けるセカンド・ショウより、ずっと予約の入り具合がいいという。まあ、『TNT』でプロ・ツールズやシカゴのソーマ・スタジオの名、ひいては誰がつけたかは知らないが“シカゴ音響派”という呼称はロック愛好者のなかで浸透した。
ジョン・マッケンタイア、ジョン・ハードン、ダン・ビットニー、ダグ・マッコームズ、ジェフ・パーカーの5人のメンバーにくわえ、マッコームズのサイド・プロジェクトであるブロークバック(2000年10月15日、2004年1月20日)のジェームス・エルキントンも入り、今回は基本6人でパフォーマンスした。例によりステージ上には中央前に向かい合って置かれる2台のドラム、ステージの両端に置かれたマリンバやヴァイブラフォンら3つの鍵盤打楽器、ギター類、ベース類、ペダル・スティール、小鍵盤、PC/機材などがずらり置かれ、面々はそれらをいろいろと持ち変える。ツイン・ベースの曲もちらほら。だから、誰がどの楽器と書きにくくなってしまうわけだが、それはとっても素敵なこと。その頻繁な持ち替えの様に、レコーディング時の様子を想起しちゃったりもする。ああでもない、こうでもないと試み、じゃあここは俺が弾いてみようかとか、いろいろあって、それらがハードディスクに貯められ自在の編集のもと商品となっているわけだ。そういえば、PCのデーターが使われる比率は今回多かったような。
おそらく、『TNT』の曲がその順どおりに披露されたんじゃないかと思うが、途中、レゲエっぽいビートやノリの曲が2曲続く。それに触れ、トータスの音はレゲエ・ダブの感性/発想をシカゴの環境に持ってきている部分もあったんだなと思った。あと、ラテン情緒を持つ曲もあったんだな。ミニマル・ミュージックともかするクールな音/ビート/音像配置の表現とまず彼らの音楽を説明したくなるが、その実演は襞にあるものも直裁に浮き上がらせていた。
『TNT』には弦楽器奏者や管楽器奏者も少し入っていたが、そのため一部は5人の日本人奏者が追加される。山田丈造(トランペット)、駒野逸美(トロンボーン)、波多野敦子(ヴァイオリン)、関口将史(チェロ)、河崎聡(バスーン)、山田丈造(トランペット)、駒野逸美(トロンボーン)。冒頭のほうで入ったトロンボーンとトランペット音はよく聞こえ新鮮だったが、追加奏者たちが入る曲は多くなかったし、弦音とかはあまり聞こえず、6人だけで演奏してもよかったかもしれない。
▶過去の、トータス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200501170151560000/
http://43142.diarynote.jp/201111251250189885/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140507
https://43142.diarynote.jp/201705161314529397/
▶過去の、ジェフ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm シカゴ・アンダーグラウンド・デュオ、サム・プレコップ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド、アイソトープ217
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm トータス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040120 ロブ・マズレク、ジェフ・パーカー・トリオ、ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド・カルテット
http://43142.diarynote.jp/200501170151560000/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201111251250189885/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201405081408031505/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201705140938439184/ スコット・アメンデラ
http://43142.diarynote.jp/201705161314529397/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201708161337599841/ ザ・ニュー・ブリード
▶︎過去の、ブロークバック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040120
その後は、代官山・ユニットで、ヴードゥ・デッドを見る。そのグループ名に表れているように、グレイトフル・デッド流れの人たちとニューオーリンズ・ファンクの重鎮が重なるという内容を持つ。数年前のニューオーリンズのジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァルでキモック・バンドとポーターJr.が一緒にやったことで、時々一緒にやることになったようだ。
ギターのスティーヴ・キモック(2012年7月27日)、ベースのジョン・ポーター・Jr.(2007年2月2日、2007年2月4日、2008年8月12日、2009年7月25日、2014年1月17日)、デッド&カンパニーやレス・クレイプールやザ・ストリング・チーズ・インシデント(2003年4月12日、2004年4月22日、2005年9月28日)などでキーボードを弾いてきたジェフ・キメンティ、若めのドラマーのジョン・キモック(元フィッシュ〜2000年6月11日〜のマイク・ゴードンの2017年ATO発の『OGOGO』で叩いていた)の4人で、セット2つにて面々は笑顔でパフォーマンスした。
会場入りしたときやっていたのは、なにげにエレクトリック・マイルスみたいな感じも抱かせる曲。エフェクトをかけたエレクトリック・ピアノの音がその時期のキース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)みたいと思わせたから? キメンティの演奏はなかなか効いていて、さすがぼくが見たときのフジ・ロック出演時は故バーニー・ウォレル(2007年8月7日、2011年8月12日、2012年7月27日、2013年1月30日、2014年10月28日)を同行させるなど、スティーヴ・キモックはいい鍵盤奏者をやとっているなあと思った。
ところで、冒頭でインストゥメンタル・バンドと書いたけど、大ウソです。いや、そういう触れ込みだったんだが、ポーターJr.さん、しっかり歌うわー。インスト曲もやるし、インスト部は十全に長いのだが、これは彼の歌を聞かせるプロジェクトであるのだとも思った。まあ実際、ポーターJr.が一番年長者なんだから、ミュージック・ラヴァーのキモックさんたちはリジェンダリーな存在である彼をそれは立てるよなー。
とくにファーストなんて、ポーターJr.と愉快な仲間たちみたいな感じもあった? ニューオーリンズ・スタンダード「アイコ・アイコ」(ドクター・ジョン〜2000年5月24日、2002年3月23日、2005年9月20日、2012年2月15日、2013年10月1日〜がカヴァーして有名になったほう)、ハウリン・ウルフのブルース曲(「スモークスタック・ライトニン」みたいにモーンがしっかり入る曲)、ポーターJr.がいたザ・ミーターズの当たり曲「ヘイ・ポッカ・ウェイ」(実は、昔グレイトフル・デッドも取り上げていた)の3連発とか、ポーターJr.さんもうグリグリでどうしようかと思いましたよ。ニューオーリンズ・ファンクのファンよりグレイトフル・デッド好きの人が大半なんだろうなと思っていたのだが、ニューオーリンズ曲をぼくと同様に口ずさむ人が散見されて、なにげに前者の聞き手もいるのかとも感じる。もちろん、「シェイクダウン・ストリート」や「シュガリー」ら、ジェリー・ガルシア絡み曲もグルーヴィに披露された。
ちんたらだけど、線が太く、ジューシー。合衆国の底力あり、ああ横綱相撲。いやあ、久しぶりにジャム・バンドを聞いたなあという気持ちもあり。
▶︎過去の、スティーヴ・キモック
https://43142.diarynote.jp/201208091303253665/
▶過去の、ジョージ・ポーター・Jr.
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
http://43142.diarynote.jp/200808140129280000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090725
http://43142.diarynote.jp/?day=20140117
▶︎過去の、ザ・ストリング・チーズ・インシデント
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040422
http://43142.diarynote.jp/200510030022330000/
▶︎過去の、フィッシュ関連
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm フィッシュ
https://43142.diarynote.jp/200410071535520000/ ヴァーモント・ユース・オーケストラ・フィーチャリング・トレイ・アナスタシオ
https://43142.diarynote.jp/?day=20040918 トレイ・アナスタシオ
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶過去の、バーニー・ウォレル
http://43142.diarynote.jp/200708051740450000/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
http://43142.diarynote.jp/201208091303253665/
http://43142.diarynote.jp/201301311053069360/
http://43142.diarynote.jp/?day=20141028
https://43142.diarynote.jp/201606250931166236/ 訃報
▶過去の、ドクター・ジョン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200510030016390000/
http://43142.diarynote.jp/201202161725143619/
http://43142.diarynote.jp/201310050709459564/
<今日の、会場>
そんなに風があるわけではなかったのに、陽が暮れてから寒かったぁ。こんなに耳がピリピリ痛いと感じたのは、今年初めて。青山から代官山の移動で乗ったタクシーの運転手が、寒かったり暑かったりするとやはり利用客が増えますと言っていた。ともあれ、一頃より陽は長くなっているナ。こころなしか、それについてはうれしい。
2番目に見た、ヴィードゥ・デッド公演のほうはスタンディング会場だしより混んでいた。だが、それでも会場はほのかにほのぼの。人の間を縫って行く際やちょっと接触したら、ごめんなさいとかいう人は他のロックやR&Bのショウより間違いなく多い。ただし、すれ違う人のタバコ臭さにはけっこう閉口。これは、近年行ったの公演のなかでは際立つ。1日開けた11日にヴードゥ・デッドの面々は横浜のベイホールでもやる。行きたいなあ、そちらはユニットほど混んでいないだろうし。だけど、新作『スイート・フォー・マックス・ブラウン』(イッンターナショナル・アンセム、2020年)を出し7月にまた自己公演のためにブルーノートにやってくる大好きなジェフ・パーカーのインタヴューをしたあと、二つのライヴ会場をはしごすることになっている。風邪、ひけないよー。
まず、南青山・ブルーノート東京(ファースト・ショウ)で、トータス(2001年11月7日、2005年1月7日、2011年11月21日、2014年5月7日、2017年5月15日)を見る。今回の彼らの来日公演のファースト・ショウはトータスにジャズ・ギタリストのジェフ・パーカー(1999年6月6日、2000年10月15日、2001年11月7日、2004年1月20日、2005年1月7日、2011年11月21日、2014年5月7日、2017年5月13日、2017年5月15日)が入っての最初のアルバムであり、出世作となった『TNT』(スリル・ジョッキー、1998年)の再現パフォーマンスを掲げるもの。<ザ・グレイテスト・ヒッツ>と名付けるセカンド・ショウより、ずっと予約の入り具合がいいという。まあ、『TNT』でプロ・ツールズやシカゴのソーマ・スタジオの名、ひいては誰がつけたかは知らないが“シカゴ音響派”という呼称はロック愛好者のなかで浸透した。
ジョン・マッケンタイア、ジョン・ハードン、ダン・ビットニー、ダグ・マッコームズ、ジェフ・パーカーの5人のメンバーにくわえ、マッコームズのサイド・プロジェクトであるブロークバック(2000年10月15日、2004年1月20日)のジェームス・エルキントンも入り、今回は基本6人でパフォーマンスした。例によりステージ上には中央前に向かい合って置かれる2台のドラム、ステージの両端に置かれたマリンバやヴァイブラフォンら3つの鍵盤打楽器、ギター類、ベース類、ペダル・スティール、小鍵盤、PC/機材などがずらり置かれ、面々はそれらをいろいろと持ち変える。ツイン・ベースの曲もちらほら。だから、誰がどの楽器と書きにくくなってしまうわけだが、それはとっても素敵なこと。その頻繁な持ち替えの様に、レコーディング時の様子を想起しちゃったりもする。ああでもない、こうでもないと試み、じゃあここは俺が弾いてみようかとか、いろいろあって、それらがハードディスクに貯められ自在の編集のもと商品となっているわけだ。そういえば、PCのデーターが使われる比率は今回多かったような。
おそらく、『TNT』の曲がその順どおりに披露されたんじゃないかと思うが、途中、レゲエっぽいビートやノリの曲が2曲続く。それに触れ、トータスの音はレゲエ・ダブの感性/発想をシカゴの環境に持ってきている部分もあったんだなと思った。あと、ラテン情緒を持つ曲もあったんだな。ミニマル・ミュージックともかするクールな音/ビート/音像配置の表現とまず彼らの音楽を説明したくなるが、その実演は襞にあるものも直裁に浮き上がらせていた。
『TNT』には弦楽器奏者や管楽器奏者も少し入っていたが、そのため一部は5人の日本人奏者が追加される。山田丈造(トランペット)、駒野逸美(トロンボーン)、波多野敦子(ヴァイオリン)、関口将史(チェロ)、河崎聡(バスーン)、山田丈造(トランペット)、駒野逸美(トロンボーン)。冒頭のほうで入ったトロンボーンとトランペット音はよく聞こえ新鮮だったが、追加奏者たちが入る曲は多くなかったし、弦音とかはあまり聞こえず、6人だけで演奏してもよかったかもしれない。
▶過去の、トータス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200501170151560000/
http://43142.diarynote.jp/201111251250189885/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140507
https://43142.diarynote.jp/201705161314529397/
▶過去の、ジェフ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm シカゴ・アンダーグラウンド・デュオ、サム・プレコップ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド、アイソトープ217
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm トータス
http://43142.diarynote.jp/?day=20040120 ロブ・マズレク、ジェフ・パーカー・トリオ、ブロークバック、シカゴ・アンダーグラウンド・カルテット
http://43142.diarynote.jp/200501170151560000/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201111251250189885/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201405081408031505/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201705140938439184/ スコット・アメンデラ
http://43142.diarynote.jp/201705161314529397/ トータス
http://43142.diarynote.jp/201708161337599841/ ザ・ニュー・ブリード
▶︎過去の、ブロークバック
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040120
その後は、代官山・ユニットで、ヴードゥ・デッドを見る。そのグループ名に表れているように、グレイトフル・デッド流れの人たちとニューオーリンズ・ファンクの重鎮が重なるという内容を持つ。数年前のニューオーリンズのジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァルでキモック・バンドとポーターJr.が一緒にやったことで、時々一緒にやることになったようだ。
ギターのスティーヴ・キモック(2012年7月27日)、ベースのジョン・ポーター・Jr.(2007年2月2日、2007年2月4日、2008年8月12日、2009年7月25日、2014年1月17日)、デッド&カンパニーやレス・クレイプールやザ・ストリング・チーズ・インシデント(2003年4月12日、2004年4月22日、2005年9月28日)などでキーボードを弾いてきたジェフ・キメンティ、若めのドラマーのジョン・キモック(元フィッシュ〜2000年6月11日〜のマイク・ゴードンの2017年ATO発の『OGOGO』で叩いていた)の4人で、セット2つにて面々は笑顔でパフォーマンスした。
会場入りしたときやっていたのは、なにげにエレクトリック・マイルスみたいな感じも抱かせる曲。エフェクトをかけたエレクトリック・ピアノの音がその時期のキース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)みたいと思わせたから? キメンティの演奏はなかなか効いていて、さすがぼくが見たときのフジ・ロック出演時は故バーニー・ウォレル(2007年8月7日、2011年8月12日、2012年7月27日、2013年1月30日、2014年10月28日)を同行させるなど、スティーヴ・キモックはいい鍵盤奏者をやとっているなあと思った。
ところで、冒頭でインストゥメンタル・バンドと書いたけど、大ウソです。いや、そういう触れ込みだったんだが、ポーターJr.さん、しっかり歌うわー。インスト曲もやるし、インスト部は十全に長いのだが、これは彼の歌を聞かせるプロジェクトであるのだとも思った。まあ実際、ポーターJr.が一番年長者なんだから、ミュージック・ラヴァーのキモックさんたちはリジェンダリーな存在である彼をそれは立てるよなー。
とくにファーストなんて、ポーターJr.と愉快な仲間たちみたいな感じもあった? ニューオーリンズ・スタンダード「アイコ・アイコ」(ドクター・ジョン〜2000年5月24日、2002年3月23日、2005年9月20日、2012年2月15日、2013年10月1日〜がカヴァーして有名になったほう)、ハウリン・ウルフのブルース曲(「スモークスタック・ライトニン」みたいにモーンがしっかり入る曲)、ポーターJr.がいたザ・ミーターズの当たり曲「ヘイ・ポッカ・ウェイ」(実は、昔グレイトフル・デッドも取り上げていた)の3連発とか、ポーターJr.さんもうグリグリでどうしようかと思いましたよ。ニューオーリンズ・ファンクのファンよりグレイトフル・デッド好きの人が大半なんだろうなと思っていたのだが、ニューオーリンズ曲をぼくと同様に口ずさむ人が散見されて、なにげに前者の聞き手もいるのかとも感じる。もちろん、「シェイクダウン・ストリート」や「シュガリー」ら、ジェリー・ガルシア絡み曲もグルーヴィに披露された。
ちんたらだけど、線が太く、ジューシー。合衆国の底力あり、ああ横綱相撲。いやあ、久しぶりにジャム・バンドを聞いたなあという気持ちもあり。
▶︎過去の、スティーヴ・キモック
https://43142.diarynote.jp/201208091303253665/
▶過去の、ジョージ・ポーター・Jr.
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
http://43142.diarynote.jp/200808140129280000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090725
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▶︎過去の、ザ・ストリング・チーズ・インシデント
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20040422
http://43142.diarynote.jp/200510030022330000/
▶︎過去の、フィッシュ関連
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm フィッシュ
https://43142.diarynote.jp/200410071535520000/ ヴァーモント・ユース・オーケストラ・フィーチャリング・トレイ・アナスタシオ
https://43142.diarynote.jp/?day=20040918 トレイ・アナスタシオ
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶過去の、バーニー・ウォレル
http://43142.diarynote.jp/200708051740450000/
http://43142.diarynote.jp/201206011834355756/
http://43142.diarynote.jp/201208091303253665/
http://43142.diarynote.jp/201301311053069360/
http://43142.diarynote.jp/?day=20141028
https://43142.diarynote.jp/201606250931166236/ 訃報
▶過去の、ドクター・ジョン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-5.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/200510030016390000/
http://43142.diarynote.jp/201202161725143619/
http://43142.diarynote.jp/201310050709459564/
<今日の、会場>
そんなに風があるわけではなかったのに、陽が暮れてから寒かったぁ。こんなに耳がピリピリ痛いと感じたのは、今年初めて。青山から代官山の移動で乗ったタクシーの運転手が、寒かったり暑かったりするとやはり利用客が増えますと言っていた。ともあれ、一頃より陽は長くなっているナ。こころなしか、それについてはうれしい。
2番目に見た、ヴィードゥ・デッド公演のほうはスタンディング会場だしより混んでいた。だが、それでも会場はほのかにほのぼの。人の間を縫って行く際やちょっと接触したら、ごめんなさいとかいう人は他のロックやR&Bのショウより間違いなく多い。ただし、すれ違う人のタバコ臭さにはけっこう閉口。これは、近年行ったの公演のなかでは際立つ。1日開けた11日にヴードゥ・デッドの面々は横浜のベイホールでもやる。行きたいなあ、そちらはユニットほど混んでいないだろうし。だけど、新作『スイート・フォー・マックス・ブラウン』(イッンターナショナル・アンセム、2020年)を出し7月にまた自己公演のためにブルーノートにやってくる大好きなジェフ・パーカーのインタヴューをしたあと、二つのライヴ会場をはしごすることになっている。風邪、ひけないよー。
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