完全版マハーバーラタ~愛の章
2021年8月20日 音楽 下町兄弟(2005年12月8日、2006年12月21日、2014年10月9日、2015年12月15日、2017年1月30日)が音楽を共同担当する演劇/パフォーマンスを見に行く。
小池博史(2005年12月8日、2006年12月21日、2014年10月9日、2015年12月15日、2017年1月30日)の作/演出/振付による出し物「マハーバーラタ」の総集編的内容を持つ出し物で4日間にわたり、<愛の章>なる前編と<嵐の章>なる後編の二つが2回づつ披露される。本日は初日で、<愛の章>披露の日。当日券を求める人がかなりな列になっていた。
その原典となるのは、世界三大叙事詩の一つと言われているそうなインドの「マハーバーラタ」。それ、壮大な神話みたいなものなのかな? ときにステージ横に、ストーリー文言が映し出させる場合もあるが、まったくもって雲を掴むようなもので分からん。だが、それでいい。我々はあらゆる手を尽くし、吟味された刺激的なマテリアルを提供するので、受け手はそれぞれに感じる部分を拾い上げていただければという姿勢があるような……。
ある種の骨組みに則って、人と人、人々の閃きや創造性や気持ちが綱引きしあう。演技、踊り、肉声、音楽、オブジェクト、舞台効果などが、いろいろな試行のもと即興性を重視する形でまとめ上げられ、すごい情報量を伴って広げられていると感じる。けっこう、リハをしながら、会場の特性なども鑑みられ、臨機応変に決まっていたのではとも思わせられ、その積み重ねに気が遠くなる。なるほどへえとなるのは、出演者/スタッフに他国の方々がいろいろ関わっていること。以下に、案内メールの記載からコピー/ペーストする。外国人の名前にナカグロがないのはもとの記載がそうであるからだ。
+出演:リースイキョン(マレーシア)、小谷野哲郎(日本)、パムンカスダナン(インドネシア)、シンムーンムーン(インド)、カンパロンナロオン(タイ)、川満香多(沖縄、日本)、プルノモスルヨ(インドネシア)、土屋悠太郎(日本)シンヌンヌグロホヘルマワン(インドネシア)、福島梓(日本)、ウェオダオシリスーク(タイ)今井尋也(日本)、川野誠一(日本)
+演奏:下町兄弟(日本)、細川拓実(沖縄、日本)、今井尋也(日本)
+美術 栗林隆(日本)、ティモテアス アンガワン クスノ(インドネシア)、フィロス カーン(インド)、ARS マネジメント(インドネシア)
+衣装 浜井弘治(日本)、アティンナ リズキアナ (インドネシア)
+音楽 アリエンドライェンヌ(インドネシア)、チャンドランベヤトゥンマル(インド)、藤井健介(日本)、下町兄弟(日本)、ペニチャンドラリーニ(インドネシア)
+映像 飯名尚人(日本)
*アニメーション 青山健一(日本)
*仮面:イ ワヤン タングー(インドネシア)、イ マデ スティアルカ(インドネシア)
+小道具:森聖一郎(日本)、五十嵐彩乃(日本)
+宣伝美術 葛西薫(日本)、安藤隆(日本)、伊比由理恵(日本)、安達祐貴(日本)
部分的アジア的価値観や創造性の溶解と相乗……なーんて。なるほど、役者のセリフには日本語以外の言葉(おそらく演じ手の母国語だろう)も用いられ、それは多様性のしなやかな認知を、そしてその先にある協調〜一緒に重なり合う素敵を接するものに与える。それを認めて、悪いキブンになるはずもない。
休憩を別にしての、3時間ちょいのスペクタクル。さて、<嵐の章>はもっと動的なものになるのだろうか。
▶過去の、小池博史
http://43142.diarynote.jp/?day=20051208
http://43142.diarynote.jp/200612270253390000/
http://43142.diarynote.jp/201410160819402945/
http://43142.diarynote.jp/?day=20151215
https://43142.diarynote.jp/201701310904097357/
▶過去の、下町兄弟
http://43142.diarynote.jp/?day=20051208
http://43142.diarynote.jp/200612270253390000/
http://43142.diarynote.jp/201410160819402945/
http://43142.diarynote.jp/?day=20151215
https://43142.diarynote.jp/201701310904097357
<今日の、いろいろ>
会場に行く道すがら、緑色の好きな売都婆のポスターが何気に目に付く。少なくてもぼくの地元では一切見られない光景であり、気持ち悪い。中野って、都知事のお膝元なの? ちょうどオリンピックとパラリンピックの間に行う日程が取られているこの公演は文化庁他の援助を受けるとともに、東京五輪の関連プログラムにもなっているよう。ゆえに、本来は昨年に公開されることになっていた。中野区関連施設の一つである会場は横に長いステージを持つ、1000人以上入れるだろうなかなか立派なホールだった。クラシック用途も考えているようで、オーケストラ・ピット区画もあり、音楽家たちはそこに位置してヴィヴィッドに音を出していた。
感染者数5000人を超える日が続くなか、かつてだったら出ないよなあと思いつつ外出する。行き帰り、少し電車は空いているかと思う。座って行けたから。でも、並走していた中央線快速は結構混んでいた。しかし、今いろいろ公演が中止になるなか、よく開催したな。まあ、海外からも人を大掛かりに呼んでおり、引くも地獄ではあるだろうけど。HPにはチケットのキャンセル対応の項目が設けられている。6月からリハーサルが続けられてきたようだが、一人感染者が出たらアウトなわけで運営/スタッフ、出演者たちの対策思慮はそうとうなものではないかとも思え、一瞬アタマがくらくらした。来週はぼくのスペシャル・デイもあるが、見たいと思っていた公演の中止連絡も来たし、ほぼ在宅おやじになるつもり。
小池博史(2005年12月8日、2006年12月21日、2014年10月9日、2015年12月15日、2017年1月30日)の作/演出/振付による出し物「マハーバーラタ」の総集編的内容を持つ出し物で4日間にわたり、<愛の章>なる前編と<嵐の章>なる後編の二つが2回づつ披露される。本日は初日で、<愛の章>披露の日。当日券を求める人がかなりな列になっていた。
その原典となるのは、世界三大叙事詩の一つと言われているそうなインドの「マハーバーラタ」。それ、壮大な神話みたいなものなのかな? ときにステージ横に、ストーリー文言が映し出させる場合もあるが、まったくもって雲を掴むようなもので分からん。だが、それでいい。我々はあらゆる手を尽くし、吟味された刺激的なマテリアルを提供するので、受け手はそれぞれに感じる部分を拾い上げていただければという姿勢があるような……。
ある種の骨組みに則って、人と人、人々の閃きや創造性や気持ちが綱引きしあう。演技、踊り、肉声、音楽、オブジェクト、舞台効果などが、いろいろな試行のもと即興性を重視する形でまとめ上げられ、すごい情報量を伴って広げられていると感じる。けっこう、リハをしながら、会場の特性なども鑑みられ、臨機応変に決まっていたのではとも思わせられ、その積み重ねに気が遠くなる。なるほどへえとなるのは、出演者/スタッフに他国の方々がいろいろ関わっていること。以下に、案内メールの記載からコピー/ペーストする。外国人の名前にナカグロがないのはもとの記載がそうであるからだ。
+出演:リースイキョン(マレーシア)、小谷野哲郎(日本)、パムンカスダナン(インドネシア)、シンムーンムーン(インド)、カンパロンナロオン(タイ)、川満香多(沖縄、日本)、プルノモスルヨ(インドネシア)、土屋悠太郎(日本)シンヌンヌグロホヘルマワン(インドネシア)、福島梓(日本)、ウェオダオシリスーク(タイ)今井尋也(日本)、川野誠一(日本)
+演奏:下町兄弟(日本)、細川拓実(沖縄、日本)、今井尋也(日本)
+美術 栗林隆(日本)、ティモテアス アンガワン クスノ(インドネシア)、フィロス カーン(インド)、ARS マネジメント(インドネシア)
+衣装 浜井弘治(日本)、アティンナ リズキアナ (インドネシア)
+音楽 アリエンドライェンヌ(インドネシア)、チャンドランベヤトゥンマル(インド)、藤井健介(日本)、下町兄弟(日本)、ペニチャンドラリーニ(インドネシア)
+映像 飯名尚人(日本)
*アニメーション 青山健一(日本)
*仮面:イ ワヤン タングー(インドネシア)、イ マデ スティアルカ(インドネシア)
+小道具:森聖一郎(日本)、五十嵐彩乃(日本)
+宣伝美術 葛西薫(日本)、安藤隆(日本)、伊比由理恵(日本)、安達祐貴(日本)
部分的アジア的価値観や創造性の溶解と相乗……なーんて。なるほど、役者のセリフには日本語以外の言葉(おそらく演じ手の母国語だろう)も用いられ、それは多様性のしなやかな認知を、そしてその先にある協調〜一緒に重なり合う素敵を接するものに与える。それを認めて、悪いキブンになるはずもない。
休憩を別にしての、3時間ちょいのスペクタクル。さて、<嵐の章>はもっと動的なものになるのだろうか。
▶過去の、小池博史
http://43142.diarynote.jp/?day=20051208
http://43142.diarynote.jp/200612270253390000/
http://43142.diarynote.jp/201410160819402945/
http://43142.diarynote.jp/?day=20151215
https://43142.diarynote.jp/201701310904097357/
▶過去の、下町兄弟
http://43142.diarynote.jp/?day=20051208
http://43142.diarynote.jp/200612270253390000/
http://43142.diarynote.jp/201410160819402945/
http://43142.diarynote.jp/?day=20151215
https://43142.diarynote.jp/201701310904097357
<今日の、いろいろ>
会場に行く道すがら、緑色の好きな売都婆のポスターが何気に目に付く。少なくてもぼくの地元では一切見られない光景であり、気持ち悪い。中野って、都知事のお膝元なの? ちょうどオリンピックとパラリンピックの間に行う日程が取られているこの公演は文化庁他の援助を受けるとともに、東京五輪の関連プログラムにもなっているよう。ゆえに、本来は昨年に公開されることになっていた。中野区関連施設の一つである会場は横に長いステージを持つ、1000人以上入れるだろうなかなか立派なホールだった。クラシック用途も考えているようで、オーケストラ・ピット区画もあり、音楽家たちはそこに位置してヴィヴィッドに音を出していた。
感染者数5000人を超える日が続くなか、かつてだったら出ないよなあと思いつつ外出する。行き帰り、少し電車は空いているかと思う。座って行けたから。でも、並走していた中央線快速は結構混んでいた。しかし、今いろいろ公演が中止になるなか、よく開催したな。まあ、海外からも人を大掛かりに呼んでおり、引くも地獄ではあるだろうけど。HPにはチケットのキャンセル対応の項目が設けられている。6月からリハーサルが続けられてきたようだが、一人感染者が出たらアウトなわけで運営/スタッフ、出演者たちの対策思慮はそうとうなものではないかとも思え、一瞬アタマがくらくらした。来週はぼくのスペシャル・デイもあるが、見たいと思っていた公演の中止連絡も来たし、ほぼ在宅おやじになるつもり。
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