映画「家族を想うとき」。アーロン・パークス
2019年10月23日 音楽 83歳になった英国のヴェテラン名監督のケン・ローチ(1999年5月10日)の新作となる、2019年イギリス/フランス/ベルギー映画を見る。京橋テアトル試写室。ニューキャッスルに暮らす家族とともに、現代プロレタリアートの明るいとは言えない状況を描く、いかにもローチらしい内容を持つ。出口なしの終わり方にはいささか驚くが、もううまい。無意味な映画もぼくは好きだが、メッセージをしっかり抱え、それを明晰に伝えんとするこれには首を垂れざるを得ない。原題は、「Sorry We Missed You」。音楽担当者の名前をも出されているが、ほぼ音楽に頼っていない。12月初旬から公開される。
▶︎過去の、ケン・ローチの映画 「マイ・ネーム・イズ・ジョー」
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live2.htm
▶︎過去の、ケンの息子のトム・ローチの映画
https://43142.diarynote.jp/201201171011033219/
その後は、丸の内・コットンクラブ。2008年にブルーノートからデビューし、ECMからも2作品出してもいる秀英ピアニストであるアーロン・パークス(2002年7月3日、2005年8月21日、2008年11月22日、2009年2月3日、2012年5月31日、2014年2月5日)のカルテット公演を見る。セカンド・ショウ。
グランド・ピアノを中心に、エレクトリック・ピアノとシンセサイザー2台も弾く当人にくわえ、ギターのグレッグ・トゥオヒー (g)、エレクトリック・ベースのジェシー・マーフィー(2002年1月24日、2005年8月17日)、ドラムのトミー・クレインという陣容。マーフィー以外は彼の新作『Little Big』(Ropeadope,2018)の参加者であり、演目はそこからの曲が多かったはず。
初来日となるそうな(一番年長そうにも見える)グレッグ・トゥオヒーは随所でフィーチャーされ、局面によっては彼がリーダーに思えてしまうかもしれない。今様かもしれないが、彼の演奏はぼくの好みではない。パークスってキース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)〜ブラッド・メルドー(2002年3月19日、2003年2月15日、2005年2月20日、2015年3月13日、2019年5月31日、2019年6月3日)という系譜にのせることも可能なピアノ演奏能力を持つのに、ほんとギター好きなんだよなあ。純ピアノ・トリオ作品なら、ベン・ストリート(2014年2月5日)とビリー・ハート(2014年2月5日、2019年8月21日)のリズム隊を起用した『Find the Way』(ECM,2017)を聞けばいい。
ギター音偏重に加え、全面的に電気ベースを採用していることにも表れているように、彼なりのコンテンポラリー・ジャズを展開しようとする実演。とうぜん、ドラムも少し立ち気味。ときに、プログ・ロック的決めをかます曲もあり。パークスは2曲で、シンセサイザーの単音ソロもとった。
▶過去の、アーロン・パークス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
http://43142.diarynote.jp/?day=20050821
http://43142.diarynote.jp/200811241224271906/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090203
http://43142.diarynote.jp/?day=20120531
http://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
▶︎過去の、ジェシー・マーフィー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
https://43142.diarynote.jp/200508230542360000/
▶過去の、キース・ジャレット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://43142.diarynote.jp/200705181807060000/
▶︎過去の、ベン・ストリート
https://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
▶︎過去の、ビリー・ハート
https://43142.diarynote.jp/201402071150071550/
https://43142.diarynote.jp/201908221131088459/
<今日は、15000歩ごえ>
渋谷→京橋→有楽町→渋谷。そんなに歩いたつもりはないのに、数字的にはかなり歩いていてびっくり。アタマの渋谷は、アルト・サックス奏者の渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日、2019年8月6日、2019年10月6日)へのインタヴュー。この8月初旬の実演が『ライヴ・アット・ブルーノート・トーキョー』(ビクター)として12月にリリースされるのに際してのもので、その出来に満足しているためだろう、口調も滑らか。そして、本当にお元気。当方が格好いい発言を引き出そうとする質問には、「いやいや、それに応えちゃうと誇張になってしまうから」と余裕の返答。ミュージシャンシップの高さとどこかでつながる、かような誠実さを氏は持つ。媒体はジャズ・ライフ誌。大昔、ぼくが4社から『フリー・ファンク』というパンク・ジャズ系のコンピレーションを出したときにインタヴューしてもらったことがあるが(4ページやってくれたんじゃなかったかなー)、同誌でインタヴュー記事を書くのは今回が初めてのこととなる(←間違い。1990年ごろにプーさんのインタヴューを同誌の依頼でしたことがあった)。ライヴ後の渋谷は、ライヴのアフターの常で飲み屋まわり也。
▶過去の、渡辺貞夫
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
http://43142.diarynote.jp/20041221210502000
http://43142.diarynote.jp/200512231955480000/
http://43142.diarynote.jp/200608091255180000/
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200610080946310000/
http://43142.diarynote.jp/200712171350530000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200907310048137248/
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http://43142.diarynote.jp/201207031353196616/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
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▶︎過去の、ケン・ローチの映画 「マイ・ネーム・イズ・ジョー」
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▶︎過去の、ケンの息子のトム・ローチの映画
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その後は、丸の内・コットンクラブ。2008年にブルーノートからデビューし、ECMからも2作品出してもいる秀英ピアニストであるアーロン・パークス(2002年7月3日、2005年8月21日、2008年11月22日、2009年2月3日、2012年5月31日、2014年2月5日)のカルテット公演を見る。セカンド・ショウ。
グランド・ピアノを中心に、エレクトリック・ピアノとシンセサイザー2台も弾く当人にくわえ、ギターのグレッグ・トゥオヒー (g)、エレクトリック・ベースのジェシー・マーフィー(2002年1月24日、2005年8月17日)、ドラムのトミー・クレインという陣容。マーフィー以外は彼の新作『Little Big』(Ropeadope,2018)の参加者であり、演目はそこからの曲が多かったはず。
初来日となるそうな(一番年長そうにも見える)グレッグ・トゥオヒーは随所でフィーチャーされ、局面によっては彼がリーダーに思えてしまうかもしれない。今様かもしれないが、彼の演奏はぼくの好みではない。パークスってキース・ジャレット(2001年4月30日、2007年5月8日)〜ブラッド・メルドー(2002年3月19日、2003年2月15日、2005年2月20日、2015年3月13日、2019年5月31日、2019年6月3日)という系譜にのせることも可能なピアノ演奏能力を持つのに、ほんとギター好きなんだよなあ。純ピアノ・トリオ作品なら、ベン・ストリート(2014年2月5日)とビリー・ハート(2014年2月5日、2019年8月21日)のリズム隊を起用した『Find the Way』(ECM,2017)を聞けばいい。
ギター音偏重に加え、全面的に電気ベースを採用していることにも表れているように、彼なりのコンテンポラリー・ジャズを展開しようとする実演。とうぜん、ドラムも少し立ち気味。ときに、プログ・ロック的決めをかます曲もあり。パークスは2曲で、シンセサイザーの単音ソロもとった。
▶過去の、アーロン・パークス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-7.htm テレンス・ブランチャード
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渋谷→京橋→有楽町→渋谷。そんなに歩いたつもりはないのに、数字的にはかなり歩いていてびっくり。アタマの渋谷は、アルト・サックス奏者の渡辺貞夫(2002年12月14日、2003年5月6日、2004年12月17日、2005年12月18日、2006年8月8日、2006年9月3日、2006年10月4日、2007年12月16日、2008年12月14日、2009年7月22日、2009年9月3日、2011年7月4日、2012年6月29日、2012年12月15日、2013年4月1日、2013年7月27日、2013年9月29日、2014年7月8日、2014年10月5日、2014年12月14日、2015年12月12日、2016年7月3日、2016年12月11日、2017年10月8日、2017年12月16日、2018年5月28日、2018年9月2日、2018年10月6日、2018年12月15日、2019年8月6日、2019年10月6日)へのインタヴュー。この8月初旬の実演が『ライヴ・アット・ブルーノート・トーキョー』(ビクター)として12月にリリースされるのに際してのもので、その出来に満足しているためだろう、口調も滑らか。そして、本当にお元気。当方が格好いい発言を引き出そうとする質問には、「いやいや、それに応えちゃうと誇張になってしまうから」と余裕の返答。ミュージシャンシップの高さとどこかでつながる、かような誠実さを氏は持つ。媒体はジャズ・ライフ誌。大昔、ぼくが4社から『フリー・ファンク』というパンク・ジャズ系のコンピレーションを出したときにインタヴューしてもらったことがあるが(4ページやってくれたんじゃなかったかなー)、同誌でインタヴュー記事を書くのは今回が初めてのこととなる(←間違い。1990年ごろにプーさんのインタヴューを同誌の依頼でしたことがあった)。ライヴ後の渋谷は、ライヴのアフターの常で飲み屋まわり也。
▶過去の、渡辺貞夫
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm 6日
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http://43142.diarynote.jp/201410061850124929/
http://43142.diarynote.jp/201412281017371613/
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