モモコモーション+アニーキー・ア・ゴーゴー
2019年8月3日 音楽 渋谷・Li-Poでの、催し。出演者は、ここ備え付けのかなり古いヤマハの茶色のアップライト・ピアノを弾きながら歌う。<モモコモーションの マナツのJアイランド>という表題付き。
まず露払い役で、アニーキー・ア・ゴーゴー(2009年5月16日、2011年1月15日、2013年3月2日、2013年10月22日、2016年9月23日)がパフォーマンス。始まってすぐに、勢いあるじゃん、質量感あるじゃん、とアガる。ファン心がムクムクと湧き、歓びををおおいに覚える。正統なロックとソウルを通過した男っぽいメロディと歌心が、存在感のあるヴァーカルとアタック感の強いピアノ演奏の噛み合いのもとあふれまくる。グルーヴィ、でもあるよな。そして、適切な場の掴み方(今回はモモコモーションが主役ゆえ、自分を知らない聞き手が多いということを前提においたらしい)を介するパフォーマンス能力が段違いに高いとも痛感。彼は年の半分は自ら車を運転しロードに出ているわけだが、ますますそのスキルが上がっていると思わずにはいられず。秀でた音楽的才能と優れた実演能力、まったくすごすぎるじゃないか! これは、彼のことを知らない人、音楽趣味が重ならない人が接したとしても、アニーキーの実演を見たとたん実力ある音楽家であると頷いちゃうだろうなあと思った。
少し休憩をおいて、元FUTONのモモコモーションのライヴ。フトンはタイですんごく人気だったバンドで、高校卒業後にサンフランシスコの美大に留学した日本人のモモちゃんがそのままタイに渡ったことでオリジナル・メンバーとしてそこに参画。タイ人、日本人、英国人(スウェードのドラマーもいた)らの多国籍編成によるそのパンキッシュでキッチュなエレクトロ表現は一時日本でも話題を呼び、来日公演や日本盤リリースもされた。2000代の中頃に渋谷でライヴ見た記憶があるのだが、過去のここには書いてないなあ。見つけられない、なぜなんだろう。二日酔いとか続き、思わず書くのパスしちゃったのかなー?
ピアノを弾きなら歌うモモコモーションを、エレクトリック・ギターの小山和朗がサポート。頭のほうは、ええここからこのコード展開とも思わせる部分もある不思議ちゃん的要素も持つ曲をやる。本人曰く“もやもや”することを歌った曲が続けられたようだが、それはメロディにもきっちり出ている? フトン解散後にタイで出したリーダー作に入っていたという曲などもやるが、かなりポップなひっかかりのある、チャーミングな好曲をいろいろもっているのを再確認。昨日作ったという「バナナ」という曲もお茶目に歌った。とにかく、歌う姿には独自の佇まいがあり、あの沢田穣治(2002年3月24日、2010年4月19日、2011年7月24日、2012年5月15日、2012年5月16日、2013年9月6日、2014年8月27日、2017年4月29日、2017年7月8日)が彼女の歌声を見初め、ときどき一緒に彼女が昭和歌謡を歌うライヴを一緒にやっているというのにも納得。そういえば、ギターのサポートはいわゆる歌モノのバッキングにはまったくあらずというのも、彼女らしい。もう、アヴァンなノリでこちょこちょとほつれる音や効果音的響きを入れたりしていた。だが、彼女の個性はそんなインプロ調ギター音にも壊されず、聞き手に届けられる。今、そんなギタリストと一緒に新作を制作中で、年内には出される見込みだ。
最後にアニーキーとモモコモーションが一緒に、マーヴィン・ゲイ有名曲の日本語版「どないなってんねん」を一緒に歌う。おもろしろうございました。
▶過去の、アニーキー・ア・ゴーゴー
http://43142.diarynote.jp/200905181017287290/
http://43142.diarynote.jp/201101171218542943/
http://43142.diarynote.jp/201303070813599854/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
https://43142.diarynote.jp/201609260928001576/
▶︎過去の、元スウェードのブレット・アンダーソン
https://43142.diarynote.jp/200812150314442047/
https://43142.diarynote.jp/201010110933003812/
▶過去の、沢田穣治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201004211621084144/
http://43142.diarynote.jp/201107310726159855/
http://43142.diarynote.jp/201205301229093694/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120516
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/201704300807298823/
https://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
<今日の、アフター>
今日の公演はモモちゃんが作ったタイ料理、カオマンガイ・セット付き。そんなこともあり、ショウの最中もほのぼの満たされた雰囲気あり。いい音楽と食は、皆んなを幸せにさせますね。ところで、アニーキーは〜https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/の項 で触れているように、新作『LAUGH IN LIFE』(Spy)を出して間もない。もちろん悪いはずはないが、どこか曲調に既知感があるような気がして、過去のアルバムほどぼくの評価は高くない。とそれを、彼の熱心なファンに伝えたら、「ちゃんと聞いてください。すごいいい出来だと思います」と反駁を受ける。いろいろ話すと、彼女たちは相当に音楽の造詣が深い。お見事、と言いたくなる。翌日アニーキーは高円寺でソロ・ライヴがあるそうだが、二人はそれにももちろん行くと言う。そういう熱心な聞き手が担い手を支えているのは、頭の片隅に留めておかなくてはいけないな。まずはオレの耳ありきで、書きたいことは書くが。『LAUGH IN LIFE』のリリースをちゃんとフォロウするライヴを、バンドで11月だか12月だかにやるそう。それには、絶対に行く。そして、もっと『LAUGH IN LIFE』を聞き込んでおこう。
まず露払い役で、アニーキー・ア・ゴーゴー(2009年5月16日、2011年1月15日、2013年3月2日、2013年10月22日、2016年9月23日)がパフォーマンス。始まってすぐに、勢いあるじゃん、質量感あるじゃん、とアガる。ファン心がムクムクと湧き、歓びををおおいに覚える。正統なロックとソウルを通過した男っぽいメロディと歌心が、存在感のあるヴァーカルとアタック感の強いピアノ演奏の噛み合いのもとあふれまくる。グルーヴィ、でもあるよな。そして、適切な場の掴み方(今回はモモコモーションが主役ゆえ、自分を知らない聞き手が多いということを前提においたらしい)を介するパフォーマンス能力が段違いに高いとも痛感。彼は年の半分は自ら車を運転しロードに出ているわけだが、ますますそのスキルが上がっていると思わずにはいられず。秀でた音楽的才能と優れた実演能力、まったくすごすぎるじゃないか! これは、彼のことを知らない人、音楽趣味が重ならない人が接したとしても、アニーキーの実演を見たとたん実力ある音楽家であると頷いちゃうだろうなあと思った。
少し休憩をおいて、元FUTONのモモコモーションのライヴ。フトンはタイですんごく人気だったバンドで、高校卒業後にサンフランシスコの美大に留学した日本人のモモちゃんがそのままタイに渡ったことでオリジナル・メンバーとしてそこに参画。タイ人、日本人、英国人(スウェードのドラマーもいた)らの多国籍編成によるそのパンキッシュでキッチュなエレクトロ表現は一時日本でも話題を呼び、来日公演や日本盤リリースもされた。2000代の中頃に渋谷でライヴ見た記憶があるのだが、過去のここには書いてないなあ。見つけられない、なぜなんだろう。二日酔いとか続き、思わず書くのパスしちゃったのかなー?
ピアノを弾きなら歌うモモコモーションを、エレクトリック・ギターの小山和朗がサポート。頭のほうは、ええここからこのコード展開とも思わせる部分もある不思議ちゃん的要素も持つ曲をやる。本人曰く“もやもや”することを歌った曲が続けられたようだが、それはメロディにもきっちり出ている? フトン解散後にタイで出したリーダー作に入っていたという曲などもやるが、かなりポップなひっかかりのある、チャーミングな好曲をいろいろもっているのを再確認。昨日作ったという「バナナ」という曲もお茶目に歌った。とにかく、歌う姿には独自の佇まいがあり、あの沢田穣治(2002年3月24日、2010年4月19日、2011年7月24日、2012年5月15日、2012年5月16日、2013年9月6日、2014年8月27日、2017年4月29日、2017年7月8日)が彼女の歌声を見初め、ときどき一緒に彼女が昭和歌謡を歌うライヴを一緒にやっているというのにも納得。そういえば、ギターのサポートはいわゆる歌モノのバッキングにはまったくあらずというのも、彼女らしい。もう、アヴァンなノリでこちょこちょとほつれる音や効果音的響きを入れたりしていた。だが、彼女の個性はそんなインプロ調ギター音にも壊されず、聞き手に届けられる。今、そんなギタリストと一緒に新作を制作中で、年内には出される見込みだ。
最後にアニーキーとモモコモーションが一緒に、マーヴィン・ゲイ有名曲の日本語版「どないなってんねん」を一緒に歌う。おもろしろうございました。
▶過去の、アニーキー・ア・ゴーゴー
http://43142.diarynote.jp/200905181017287290/
http://43142.diarynote.jp/201101171218542943/
http://43142.diarynote.jp/201303070813599854/
http://43142.diarynote.jp/201310241000242214/
https://43142.diarynote.jp/201609260928001576/
▶︎過去の、元スウェードのブレット・アンダーソン
https://43142.diarynote.jp/200812150314442047/
https://43142.diarynote.jp/201010110933003812/
▶過去の、沢田穣治
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-3.htm
http://43142.diarynote.jp/201004211621084144/
http://43142.diarynote.jp/201107310726159855/
http://43142.diarynote.jp/201205301229093694/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120516
http://43142.diarynote.jp/201309121810294280/
http://43142.diarynote.jp/?day=20140827
http://43142.diarynote.jp/201704300807298823/
https://43142.diarynote.jp/201707101243147840/
<今日の、アフター>
今日の公演はモモちゃんが作ったタイ料理、カオマンガイ・セット付き。そんなこともあり、ショウの最中もほのぼの満たされた雰囲気あり。いい音楽と食は、皆んなを幸せにさせますね。ところで、アニーキーは〜https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/の項 で触れているように、新作『LAUGH IN LIFE』(Spy)を出して間もない。もちろん悪いはずはないが、どこか曲調に既知感があるような気がして、過去のアルバムほどぼくの評価は高くない。とそれを、彼の熱心なファンに伝えたら、「ちゃんと聞いてください。すごいいい出来だと思います」と反駁を受ける。いろいろ話すと、彼女たちは相当に音楽の造詣が深い。お見事、と言いたくなる。翌日アニーキーは高円寺でソロ・ライヴがあるそうだが、二人はそれにももちろん行くと言う。そういう熱心な聞き手が担い手を支えているのは、頭の片隅に留めておかなくてはいけないな。まずはオレの耳ありきで、書きたいことは書くが。『LAUGH IN LIFE』のリリースをちゃんとフォロウするライヴを、バンドで11月だか12月だかにやるそう。それには、絶対に行く。そして、もっと『LAUGH IN LIFE』を聞き込んでおこう。
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