エスペランサ・スポルディング(2008年9月5日、2008年12月1日、2010年9月4日、2011年2月17日、2012年3月7日、2012年9月9日、2015年9月5日)の単独ホール公演は、昨年東京ジャズ(2015年9月5日)で披露し、ええあなたってこんなにキ○ガイだったのとぼくを驚嘆(=大感心)させた<エミリーズ・D+エヴォルーション>というプロジェクトによるもの。当然、同名の新作もライヴの場で颯爽と問うていたものをまとめたものだが、生のほうがずっと興味深く接することができる。お台場・ゼップダイヴァーシティ。
あっと驚くサポートを見せるギタリストとドラマーと男女のコーラスは昨年の東京ジャズ出演時の人たちと同じ。ほんと、飄々と複雑怪奇な路線にあわせるサポート陣も度をこしたバカ、いや実力者たち。今回はもう一人ナディア・ワシントンという『エミリーズ・D+エヴォルーション』に加わっていた女性が加わり、サポート歌手は3人になっていた。<壮絶なアイデアの積み重ねを経た、ポップ・ミュージックの極北>てな、全体の持っていき方や音楽性は昨年の東京ジャズのときに準ずる。だが、シアトリカルな見せ方の部分は変わってもいるし、今回は演奏陣3人でごんごん丁々発止する部分を存分に取るなどもしていた。
これだけ自分の変テコな趣味を貫いたオルタナティヴ路線を追ったのは、彼女としてはポップ&保守的な路線を取った前作『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』(ヘッズ・アップ、2012年)が望むセールスをあげることができなかった反動もあると、ぼくは考えている。本来ならこのクラスのホール公演をするなら、前作のほうがふさわしい(まあ、それも東京ジャズ=東京国際フォーラムのホールAで披露しているわけだが。2012年9月9日)。それはともかく、はたして彼女はこの次はどういう路線に出てくるのか。それは本当に推測するのが難しく、とってもワクワクする事項であります。
▶過去の、エスペランサ・スポルディング
http://43142.diarynote.jp/200809071430380000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081201
http://43142.diarynote.jp/?day=20100904
http://43142.diarynote.jp/201102190814495504/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120307
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
<今日の、びっくり>
観覧車の付け根にあるゼップ東京かと思い、会場前に行ったんだが。。。。あれれ、超閑散としており、扉もかたく閉まっている。すぐに知人に電話したら(こういう場合、普通の人ならケータイでぱぱぱと調べるのだろうが、ぼくは外出中にネットを引くことをかたくなに嫌う)、同じくゼップという名前をもちいた場所が同じりんかい線の東京テレポート駅ながらだいぶ離れた場所にあるという。10分ぐらい歩いて到着。そしたら、ゼップほど大きくはないが、けっこう大きなハコ。そこがちゃんと埋まっているのだから、エスペランサもたいしたものだと思った。聞けば、冒頭はエスペランサ・スポルディングからエミリー・Dに変身する儀式があったそうだが、それは見事に見逃してしまった。ちゃんと定時に始まったんだな。全部で、75分ほどのショウ。でも、この内容だと、それは適切な尺か。おかげで、この後の飲み時間も増えました。久しぶりに、日本酒いろいろ飲んだなりぃ。そういうのって、同行者次第だな。しかし、グラスからあふれさせて注ぐという飲み屋の日本酒ルールにどうも違和感を感じると、ぼくは今晩再認識。で、最後にこじつけておくと、そうした違和感を吟味し、また磨き練って、それを執拗なほど連鎖させて新たな聴き味やステージを獲得しているのが、今のエスペランサのエミリー・Dプロジェクトではないのか。あと、彼女のコントラバス演奏に触れていたほうが、エレクトリック・ベースに専念するこれの飛躍度は実感できるとも思った。
あっと驚くサポートを見せるギタリストとドラマーと男女のコーラスは昨年の東京ジャズ出演時の人たちと同じ。ほんと、飄々と複雑怪奇な路線にあわせるサポート陣も度をこしたバカ、いや実力者たち。今回はもう一人ナディア・ワシントンという『エミリーズ・D+エヴォルーション』に加わっていた女性が加わり、サポート歌手は3人になっていた。<壮絶なアイデアの積み重ねを経た、ポップ・ミュージックの極北>てな、全体の持っていき方や音楽性は昨年の東京ジャズのときに準ずる。だが、シアトリカルな見せ方の部分は変わってもいるし、今回は演奏陣3人でごんごん丁々発止する部分を存分に取るなどもしていた。
これだけ自分の変テコな趣味を貫いたオルタナティヴ路線を追ったのは、彼女としてはポップ&保守的な路線を取った前作『ラジオ・ミュージック・ソサエティ』(ヘッズ・アップ、2012年)が望むセールスをあげることができなかった反動もあると、ぼくは考えている。本来ならこのクラスのホール公演をするなら、前作のほうがふさわしい(まあ、それも東京ジャズ=東京国際フォーラムのホールAで披露しているわけだが。2012年9月9日)。それはともかく、はたして彼女はこの次はどういう路線に出てくるのか。それは本当に推測するのが難しく、とってもワクワクする事項であります。
▶過去の、エスペランサ・スポルディング
http://43142.diarynote.jp/200809071430380000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20081201
http://43142.diarynote.jp/?day=20100904
http://43142.diarynote.jp/201102190814495504/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120307
http://43142.diarynote.jp/201209191229057579/
http://43142.diarynote.jp/201509211331298145/
<今日の、びっくり>
観覧車の付け根にあるゼップ東京かと思い、会場前に行ったんだが。。。。あれれ、超閑散としており、扉もかたく閉まっている。すぐに知人に電話したら(こういう場合、普通の人ならケータイでぱぱぱと調べるのだろうが、ぼくは外出中にネットを引くことをかたくなに嫌う)、同じくゼップという名前をもちいた場所が同じりんかい線の東京テレポート駅ながらだいぶ離れた場所にあるという。10分ぐらい歩いて到着。そしたら、ゼップほど大きくはないが、けっこう大きなハコ。そこがちゃんと埋まっているのだから、エスペランサもたいしたものだと思った。聞けば、冒頭はエスペランサ・スポルディングからエミリー・Dに変身する儀式があったそうだが、それは見事に見逃してしまった。ちゃんと定時に始まったんだな。全部で、75分ほどのショウ。でも、この内容だと、それは適切な尺か。おかげで、この後の飲み時間も増えました。久しぶりに、日本酒いろいろ飲んだなりぃ。そういうのって、同行者次第だな。しかし、グラスからあふれさせて注ぐという飲み屋の日本酒ルールにどうも違和感を感じると、ぼくは今晩再認識。で、最後にこじつけておくと、そうした違和感を吟味し、また磨き練って、それを執拗なほど連鎖させて新たな聴き味やステージを獲得しているのが、今のエスペランサのエミリー・Dプロジェクトではないのか。あと、彼女のコントラバス演奏に触れていたほうが、エレクトリック・ベースに専念するこれの飛躍度は実感できるとも思った。
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