R.I.P. ロベルト・ロエナ(1940年1月30日〜2021年9月23日)、アルフレッド・ピー・ウィー・エリス(1941年4月21日〜2021年9月24日)。「伊澤一葉 × 高井息吹」(25日)
2021年9月26日 音楽 サルサの名ボンゴ/パーカッション奏者がお亡くなりになった。気分が悪くなり病院に救急車で運ばれるなか、心臓発作で息を引き取った。2人の娘がつきそっていたようだ。プエルトリコ生まれ、同国を代表するエル・グラン・コンボに初期から関わり、1969年以降は自己バンドのアポロ・サウンドを組んで意気揚々の活動をした。そのグループ名は映画「サマー・オブ・ソウル」(2021年7月21日)でも触れられる、アポロ11号の月面着陸を受けてのものだった。
それほど追ってはいるわけではないが、そんな彼はぼくにとってはファニア・レコーズ・ガイ。ファニア・オールスターズのアルバムにずっと名前が見られ(もちろん、映画『アワ・テンン・シング』にも出ているはず)、山ほどのリーダー作も同社から出している。彼は秀でたダンサーでもあったようで、賑やかしの人であり、音楽的にも好奇心旺盛だった。
プエルトリコでは26日に彼の功績を称えて喪に服し、公共の建物には半旗が掲げられるという。
▶︎過去の、映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
https://43142.diarynote.jp/202107220942576811/
▶︎過去の、映画「アワ・ラテン・シング」
https://43142.diarynote.jp/202107081155351857/
あー。ピー・ウィ・エリス(2005年9月24日、2007年9月13日、2008年4月1日、2012年4月9日、2012年11月21日、2013年7月4日、2016年2月3日)も亡くなってしまった。1960年代下半期にジェイムズ・ブラウン(2000年8月5日)のバンドに在籍、その際は「コールド・スウェット」、「セイ・イット・ラウド、アイム・ブラック・アンド・アイム・プラウド」、インストの「チキン」などの曲作りにも貢献した。
フロリダ州、テキサス州を経て、ニューヨークでマンハッタン音楽院に学び(そのころ路上でソニー・ロリンズ〜2005年11月11日〜に会ったことがきっかけで、個人レッスンを受けている)、その後はフロリダ州で演奏。JBとのシンシナティ拠点の活動を経て、1969年以降はまたニューヨークに住み、1970年代後半にはサンフランシスコに居住したという。移動を厭わない人であったのだな。1970年代上半期は、リオン・トーマス、ジャック・マクダフ、デイヴ・リーブマンらジャズ流れのアルバム参加が目に付く。また、1970年代後期から1980年代半ばにかけてヴァン・モリソンのバンドに音楽監督として関わった。実は、エリスのモリソン作への参加数はけっこうある。
1980年代後期以降は、ザ・JBズの同僚のメイシオ・パーカー(1999年8月6~8日、1999年10月28日、2001年4月17日、2002年11月19日、2005年9月6日、2007年9月13日、2009年1月21日、2010年2月16日、2010年9月3日、2013年2月2日、2015年7月27日、2016年7月18日、2018年6月8日)とフレッド・ウェズリー(1999年10月25日、2007年2月2日、2007年2月4日、2007年4月18日、2007年9月13日)2008年4月1日、2014年10月28日)とともにJBの財産を引き継ぐ活動で脚光を浴び、リーダー作もいろいろとリリースした。その流れでパーカーは米国在住ながら英国の会社にマネージメントを委ねるようになったが、エリスもいつのころからか英国に住んでいた。
▶︎過去の、ピー・ウィー・エリス
http://43142.diarynote.jp/?day=20050924 オマール・ソーサ
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/ メイシオ/ウェズリー/エリス
http://43142.diarynote.jp/200804030050390000/ RAD
http://43142.diarynote.jp/201204150858456025/ エリス
http://43142.diarynote.jp/?day=20121121 ジンジャー・ベイカー
http://43142.diarynote.jp/201307071319405650/ ザ・エリスズ・ファンク・アセンブリー
http://43142.diarynote.jp/201602040957261258/ ザ・エリスズ・ファンク・アセンブリー
▶過去の、JB(関連)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック
https://43142.diarynote.jp/200702090041480000/ フレッド・ウェズリーやジョージ・ポーターらによるトリビュート・バンド
http://43142.diarynote.jp/201412310727087161/ ザ・オリジナル・ジェイムズ・ブラウン・バンド
https://43142.diarynote.jp/201503041619591535/ 映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男」
https://43142.diarynote.jp/201606281735457440/ 映画「ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」
https://43142.diarynote.jp/201806040807198626/ ザ・オリジナル・ジェイムズ・ブラウン・バンド
▶︎過去の、ソニー・ロリンズ
https://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
▶過去の、メイシオ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200509130313320000/
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200901221504141906/
http://43142.diarynote.jp/201002171552164447/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201508050852067247/
http://43142.diarynote.jp/201607191314481207/
https://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
▶過去の、フレッド・ウェズリー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
http://43142.diarynote.jp/200702121118370000/
http://43142.diarynote.jp/200704251224130000/
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200804030050390000/
https://43142.diarynote.jp/201410301514399746/
青山・月見ル君想うフで、“2PIANO4HANDS”シリーズの一つを見る。あっぱ、東京事変、the HIATUSなどいろんな活動で知られる伊澤一葉(2012年3月28日)と1993年生まれである高井息吹の2人が、ピアノを前に向き合う。ともに、歌を歌ってこそのシンガー・ソングライター、どうなるのかとこれは興味津々。高井は8年前にサインをもらったことがあるなど、伊澤のファンであるよう。
基本、交互に持ち歌を繰り出しあう。いや、2人とも本当にいい曲を書いているな。君島大空(2020年11月19日)とも絡んできている高井はやはり自己内対話を経ての流動性の高いゆらゆらするパフォーマンスを披露し、それに対し伊澤はもっとポップスとしての整合感の高い曲を歌う。とはいえ、ポップでありながら多彩な曲種のもといろいろな差し込み、変換ワザを組み込んでいて、内に抱える音楽素養の豊富さを彼は伝える。ピアノの指さばきと一体化してワタシを天真爛漫に開く高井の様に触れ、どこか若いころの矢野顕子(2004年7月20日、2008年8月3日、2008年12月14日、2009年8月19日、2009年9月4日、2009年12月13日、2010年12月12日、2011年9月9日、2011年12月11日、2012年8月21日、2013年8月11日、2013年11月30日、2014年8月7日、2015年8月20日、2016年9月15日、2017年12月10日、2018年8月27日、2019年4月26日、2019年4月28日)を想起したりもした。その高井はなにもなく、伊澤は歌詞カードが入ったポートフォリオをピアノの上に置く。曲目などは一切決めていなかったようで、ショウの頭ではじゃんけんをして、弾きだす順番を決める。セカンド・セットは弾くピアノを交換。ともにピアノ弾き語り能力、とっても高し。うち1曲は即興でピアノ演奏を重ねあい、高井は伊澤の曲を取り上げた箇所もあった。
まず、楽曲ありき。作曲者が主となるパフォーマンスに、もう1人が合いの手のピアノ演奏を入れる。高井は少し声を重ねる場面もあった。伊澤の方がサブに回ったときの演奏は控えめ、もっと入れようと思えば入れられたはずだが、曲趣を壊すのを避けたいという気持ちがそうさせていたとも思え、そこには真っ当なポップ・ミュージックのクリエイター哲学が反映しているか。伊澤はヒイズミマサユ機(2005年5月2日、2005年7月29日、2005年9月21日、2006年5月29日、2006年8月9日、2006年10月24日、2007年4月14日、2008年4月6日、2009年10月29日、2012年4月22日)と近いのでもっとはちゃめちゃなところがあるのかと思ったら、表現者としてはとても真面目な姿勢を持つ人で、それは意外だった。
純ジャズ的ではない、音楽観の交錯や相乗あり。今回の<2PIANO4HANDS>、ここでの名物企画<パラシュート・セッション>と<2PIANO4HANDS>のノリを重ねたよう、という感想も持った。
▶︎過去の、伊澤一葉
https://43142.diarynote.jp/201204021350442625/
▶︎過去の、君島大空
https://43142.diarynote.jp/202011201047548918/
▶過去の、矢野顕子
http://43142.diarynote.jp/200407200015350000/
http://43142.diarynote.jp/200808090220110000/
http://43142.diarynote.jp/200812281440093394/
http://43142.diarynote.jp/200908221621447408/
http://43142.diarynote.jp/200909120647256771/
http://43142.diarynote.jp/201001051622194305/
http://43142.diarynote.jp/201012131714372906/
http://43142.diarynote.jp/201109151818437240/
http://43142.diarynote.jp/201112191449196187/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20130811
http://43142.diarynote.jp/201312051627467488/
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https://43142.diarynote.jp/201808291108033102/
https://43142.diarynote.jp/201904281151232549/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/
▶︎過去の、パラシュート・セッション
http://43142.diarynote.jp/201407261219061857/
http://43142.diarynote.jp/201504241016038747/
https://43142.diarynote.jp/201805091613022617/
▶過去の、ヒイズミマサユ機/PE’Z
http://43142.diarynote.jp/?day=20050502
http://43142.diarynote.jp/200508042335560000/
http://43142.diarynote.jp/200510030017510000/
http://43142.diarynote.jp/200605300511290000/
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http://43142.diarynote.jp/201205080614265555/
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<今日の、やりとり>
とくに、高井は楽しそうだったなー。それが、可愛らしい。こうなるのかと当人たちがことを進めつつ合点していったところもある感じで、またこの2人がお手合わせをするなら、かなりヴァージョン・アップしたものになるはず。しかし、他の日もそうだが、2人の指さばきを見ていて、達者にブラインドで指を這わせているなと思う。まあ、プロとはそういうものだが。でも、文章を書くのを生業としているぼくは、まったくブラインドでPCのキーボードを打てない。原稿を打つのを横で見た友人に、それについてのどんくささにとっても驚かかれたことがある。とほほ。
それほど追ってはいるわけではないが、そんな彼はぼくにとってはファニア・レコーズ・ガイ。ファニア・オールスターズのアルバムにずっと名前が見られ(もちろん、映画『アワ・テンン・シング』にも出ているはず)、山ほどのリーダー作も同社から出している。彼は秀でたダンサーでもあったようで、賑やかしの人であり、音楽的にも好奇心旺盛だった。
プエルトリコでは26日に彼の功績を称えて喪に服し、公共の建物には半旗が掲げられるという。
▶︎過去の、映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』
https://43142.diarynote.jp/202107220942576811/
▶︎過去の、映画「アワ・ラテン・シング」
https://43142.diarynote.jp/202107081155351857/
あー。ピー・ウィ・エリス(2005年9月24日、2007年9月13日、2008年4月1日、2012年4月9日、2012年11月21日、2013年7月4日、2016年2月3日)も亡くなってしまった。1960年代下半期にジェイムズ・ブラウン(2000年8月5日)のバンドに在籍、その際は「コールド・スウェット」、「セイ・イット・ラウド、アイム・ブラック・アンド・アイム・プラウド」、インストの「チキン」などの曲作りにも貢献した。
フロリダ州、テキサス州を経て、ニューヨークでマンハッタン音楽院に学び(そのころ路上でソニー・ロリンズ〜2005年11月11日〜に会ったことがきっかけで、個人レッスンを受けている)、その後はフロリダ州で演奏。JBとのシンシナティ拠点の活動を経て、1969年以降はまたニューヨークに住み、1970年代後半にはサンフランシスコに居住したという。移動を厭わない人であったのだな。1970年代上半期は、リオン・トーマス、ジャック・マクダフ、デイヴ・リーブマンらジャズ流れのアルバム参加が目に付く。また、1970年代後期から1980年代半ばにかけてヴァン・モリソンのバンドに音楽監督として関わった。実は、エリスのモリソン作への参加数はけっこうある。
1980年代後期以降は、ザ・JBズの同僚のメイシオ・パーカー(1999年8月6~8日、1999年10月28日、2001年4月17日、2002年11月19日、2005年9月6日、2007年9月13日、2009年1月21日、2010年2月16日、2010年9月3日、2013年2月2日、2015年7月27日、2016年7月18日、2018年6月8日)とフレッド・ウェズリー(1999年10月25日、2007年2月2日、2007年2月4日、2007年4月18日、2007年9月13日)2008年4月1日、2014年10月28日)とともにJBの財産を引き継ぐ活動で脚光を浴び、リーダー作もいろいろとリリースした。その流れでパーカーは米国在住ながら英国の会社にマネージメントを委ねるようになったが、エリスもいつのころからか英国に住んでいた。
▶︎過去の、ピー・ウィー・エリス
http://43142.diarynote.jp/?day=20050924 オマール・ソーサ
http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/ メイシオ/ウェズリー/エリス
http://43142.diarynote.jp/200804030050390000/ RAD
http://43142.diarynote.jp/201204150858456025/ エリス
http://43142.diarynote.jp/?day=20121121 ジンジャー・ベイカー
http://43142.diarynote.jp/201307071319405650/ ザ・エリスズ・ファンク・アセンブリー
http://43142.diarynote.jp/201602040957261258/ ザ・エリスズ・ファンク・アセンブリー
▶過去の、JB(関連)
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-8.htm サマーソニック
https://43142.diarynote.jp/200702090041480000/ フレッド・ウェズリーやジョージ・ポーターらによるトリビュート・バンド
http://43142.diarynote.jp/201412310727087161/ ザ・オリジナル・ジェイムズ・ブラウン・バンド
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https://43142.diarynote.jp/201606281735457440/ 映画「ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」
https://43142.diarynote.jp/201806040807198626/ ザ・オリジナル・ジェイムズ・ブラウン・バンド
▶︎過去の、ソニー・ロリンズ
https://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
▶過去の、メイシオ・パーカー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-4.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-11.htm
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http://43142.diarynote.jp/201302041827243806/
http://43142.diarynote.jp/201508050852067247/
http://43142.diarynote.jp/201607191314481207/
https://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
▶過去の、フレッド・ウェズリー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200702090041480000/
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http://43142.diarynote.jp/200709171112310000/
http://43142.diarynote.jp/200804030050390000/
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青山・月見ル君想うフで、“2PIANO4HANDS”シリーズの一つを見る。あっぱ、東京事変、the HIATUSなどいろんな活動で知られる伊澤一葉(2012年3月28日)と1993年生まれである高井息吹の2人が、ピアノを前に向き合う。ともに、歌を歌ってこそのシンガー・ソングライター、どうなるのかとこれは興味津々。高井は8年前にサインをもらったことがあるなど、伊澤のファンであるよう。
基本、交互に持ち歌を繰り出しあう。いや、2人とも本当にいい曲を書いているな。君島大空(2020年11月19日)とも絡んできている高井はやはり自己内対話を経ての流動性の高いゆらゆらするパフォーマンスを披露し、それに対し伊澤はもっとポップスとしての整合感の高い曲を歌う。とはいえ、ポップでありながら多彩な曲種のもといろいろな差し込み、変換ワザを組み込んでいて、内に抱える音楽素養の豊富さを彼は伝える。ピアノの指さばきと一体化してワタシを天真爛漫に開く高井の様に触れ、どこか若いころの矢野顕子(2004年7月20日、2008年8月3日、2008年12月14日、2009年8月19日、2009年9月4日、2009年12月13日、2010年12月12日、2011年9月9日、2011年12月11日、2012年8月21日、2013年8月11日、2013年11月30日、2014年8月7日、2015年8月20日、2016年9月15日、2017年12月10日、2018年8月27日、2019年4月26日、2019年4月28日)を想起したりもした。その高井はなにもなく、伊澤は歌詞カードが入ったポートフォリオをピアノの上に置く。曲目などは一切決めていなかったようで、ショウの頭ではじゃんけんをして、弾きだす順番を決める。セカンド・セットは弾くピアノを交換。ともにピアノ弾き語り能力、とっても高し。うち1曲は即興でピアノ演奏を重ねあい、高井は伊澤の曲を取り上げた箇所もあった。
まず、楽曲ありき。作曲者が主となるパフォーマンスに、もう1人が合いの手のピアノ演奏を入れる。高井は少し声を重ねる場面もあった。伊澤の方がサブに回ったときの演奏は控えめ、もっと入れようと思えば入れられたはずだが、曲趣を壊すのを避けたいという気持ちがそうさせていたとも思え、そこには真っ当なポップ・ミュージックのクリエイター哲学が反映しているか。伊澤はヒイズミマサユ機(2005年5月2日、2005年7月29日、2005年9月21日、2006年5月29日、2006年8月9日、2006年10月24日、2007年4月14日、2008年4月6日、2009年10月29日、2012年4月22日)と近いのでもっとはちゃめちゃなところがあるのかと思ったら、表現者としてはとても真面目な姿勢を持つ人で、それは意外だった。
純ジャズ的ではない、音楽観の交錯や相乗あり。今回の<2PIANO4HANDS>、ここでの名物企画<パラシュート・セッション>と<2PIANO4HANDS>のノリを重ねたよう、という感想も持った。
▶︎過去の、伊澤一葉
https://43142.diarynote.jp/201204021350442625/
▶︎過去の、君島大空
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▶過去の、矢野顕子
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http://43142.diarynote.jp/201112191449196187/
http://43142.diarynote.jp/201209180912154167/
http://43142.diarynote.jp/?day=20130811
http://43142.diarynote.jp/201312051627467488/
http://43142.diarynote.jp/201408091058201133/
http://43142.diarynote.jp/201508210809254412/
http://43142.diarynote.jp/201609201813357761/
http://43142.diarynote.jp/201712111145326498/
https://43142.diarynote.jp/201808291108033102/
https://43142.diarynote.jp/201904281151232549/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/
▶︎過去の、パラシュート・セッション
http://43142.diarynote.jp/201407261219061857/
http://43142.diarynote.jp/201504241016038747/
https://43142.diarynote.jp/201805091613022617/
▶過去の、ヒイズミマサユ機/PE’Z
http://43142.diarynote.jp/?day=20050502
http://43142.diarynote.jp/200508042335560000/
http://43142.diarynote.jp/200510030017510000/
http://43142.diarynote.jp/200605300511290000/
http://43142.diarynote.jp/200608111018540000/
http://43142.diarynote.jp/200610251745190000/
http://43142.diarynote.jp/200704151310510000/
http://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
http://43142.diarynote.jp/200910300859204528/
http://43142.diarynote.jp/201205080614265555/
https://43142.diarynote.jp/200804081928430000/
<今日の、やりとり>
とくに、高井は楽しそうだったなー。それが、可愛らしい。こうなるのかと当人たちがことを進めつつ合点していったところもある感じで、またこの2人がお手合わせをするなら、かなりヴァージョン・アップしたものになるはず。しかし、他の日もそうだが、2人の指さばきを見ていて、達者にブラインドで指を這わせているなと思う。まあ、プロとはそういうものだが。でも、文章を書くのを生業としているぼくは、まったくブラインドでPCのキーボードを打てない。原稿を打つのを横で見た友人に、それについてのどんくささにとっても驚かかれたことがある。とほほ。
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