なるほどなー。パーカッションの大儀見元(2005年6月9日、2006年2月16日、2006年7月10日、2006年8月24日、2011年1月21日、2013年3月26日、2014年9月7日、2018年5月13日、2020年11月18日、2021年4月8日 )は大西順子(1999年10月9日、2007年9月7日、2010年9月30日、2010年12月22日、2011年2月25日、2011年8月6日、2015年9月6日、2018年2月8日、2019年2月17日、2018年2月8日、2021年4月8日 )からとても信頼を受けているんだなーと納得した。今年初夏に出た大西が編曲に専念した(作曲やピアノは別の人がやる)変則編成のオーケストラ作『Out Of The Dawn』(Sometuhin’ Cool)でも効果的に重なっていたが、彼は大西の哀愁曲「Out Of The Dawn」をスペイン語にて歌ったりもした。また、デュオで演奏された曲もあった。ラテンを根本に置く演奏流儀を臨機応変にジャズ作法に乗って出す大儀見は、とても楽しそうだった。

 その2人にプラスして、大西の懐刀的存在とも言えそうなダブル・ベースの井上陽介(2006年1月21日、2008年8月19日、2009年4月1日、2010年12月22日、2012年8月24日、2021年4月8日 )と、ドラムの吉良創太(2021年4月8日 、2021年7月3日)。この7月に続く南青山・ブルーノート東京での同編成による公演で、この日は1日1回公演なり。大まかな所感は離れていないものの、大儀見と吉良が2人で重なりをずっと聞かせるパートもあったり、クインテットとしての整合性は高まっていた。今月末に、この4人でレコーディングに入るそう。この晩は大西新曲を柱とする形で進められたが、録音でもそれが踏襲されるのではないだろうか。

 この日は、ピアノが通常置かれる客席側から見て左ではなく、ステージ右の方に配置されていた。ピアノはわりと横に置かれ、大西は観客側に背中を向ける(つまり、指さばきは捉えやすい)感じに座る。コバルト・ブルーのローブっぽい衣服を身にまとう彼女はMCも快活、いい感じで録音にあたれるだろうなと思わせた。

▶過去の、大西順子
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/octber1999live.htm
http://43142.diarynote.jp/200709131138020000/
http://43142.diarynote.jp/201010030952428017/
http://43142.diarynote.jp/201012241100592422/
http://43142.diarynote.jp/201102261254532443/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110806
http://43142.diarynote.jp/201509220833541918/
http://43142.diarynote.jp/201610311054183284/
https://43142.diarynote.jp/201802091845433242/
https://43142.diarynote.jp/201902181354161728/
https://43142.diarynote.jp/201712201609098430/ カーター時代の大西の思い出を記した項
https://43142.diarynote.jp/202104100834546125/
▶︎過去の、井上陽介
http://43142.diarynote.jp/200601271857530000/ 三好“3吉”巧郎
http://43142.diarynote.jp/200808221745590000/ 塩谷哲
http://43142.diarynote.jp/200904061348147316/ ヒラリー・コール
http://43142.diarynote.jp/201012241100592422/ 大西
http://43142.diarynote.jp/201209181226141636/ 塩谷
https://43142.diarynote.jp/201802091845433242/
https://43142.diarynote.jp/202104100834546125/
▶︎過去の、吉良創太
https://43142.diarynote.jp/202104100834546125/
https://43142.diarynote.jp/202107041453546495/
▶︎過去の、大儀見元
http://43142.diarynote.jp/200506120644360000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060216
http://43142.diarynote.jp/200607110800410000/
http://43142.diarynote.jp/200608271342350000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110121
http://43142.diarynote.jp/201303290751204240/
https://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
https://43142.diarynote.jp/201805150750157494/
https://43142.diarynote.jp/202011191142195242/
https://43142.diarynote.jp/202104100834546125/

<今日の、車内から>
 数日前の新聞に、総裁選に出ないことになった現首相には一ついいこともあった、という記事があった。それは、原発推進には消極的な姿勢を取っていたこと。だそう。そうであったか? あの人のことを振り返るに、首相になりたてのときに権力を持ったことを誇示せんと、日本学術者会議の政府に意向に反対する傾向にある候補を6人任命拒否したことは気が弱そうに見えただけに印象に残った。それは前首相のA(←ぼくはより救い難い悪党だと思っている)の人事権を握っての強権政治の作法を踏襲しただけかもしれないが、あれがケチのつきはじめ。オレの知り合いには、あの貫禄がない人とそっくりの親族がいる人がいる。そんなに禿げてはいないそうだが、影の薄さは同じとか。今日、電車で少し佇まいが似ているナと感じる人を見かけていていろいろ思いはとんだ。

コメント