アーロン・チューライ・Raw Denshi セクステット
2021年7月9日 音楽 やっとピアニストのアーロン・チューライのライヴが見ることができた。4年前に豪州人ジャズ・ピアニストのポール・グラボウスキー(2017年9月2日、2017年9月5日)絡みで立ち話したことがあって、気にはなっていた。そして、かなりヒップホップに接近したアルバムなども出しトラック・メイカーの活動もしていることは認知していたが、これまで実演を見る機会には恵まれなった。
パプア・ニューギニア生まれで10代に豪州に移住し、大学でポール・グラボウスキーにピアノを習った人物。その後は、ニューヨークに渡る。そんな彼の(おそらく)デビュー作『Place』(Sunnyside,2003年)はジェイムズ・ジナス(2012年1月13日、2012年3月3日 、2013年9月3日、2014年9月7日、2015年3月3日、2017年9月12日、2018年9月1日)とクラレンス・ペン(2012年12月17日、2013年12月17日、2015年3月5日、2017年6月7日)のリズムに、ティム・リース(2005年7月3日)とスコット・ウェンドルトの2管がのる、視点のある大真面目ジャズ盤だ。そんなニューヨークに居場所を得た彼がどうして日本に来たかは知らないが、もともと大好きだったらしいヒップホップに拠ることで今は異彩を放っている。
グランド・ピアノを弾く当人に加え、テナー・サックスの吉本章紘 (2020年8月16日)、トロンボーンの治田七海、ベースの須川崇志 (2010年3月14日、2011年7月25日、2016年6月27日、2017年6月21日、2018年1月19日、2018年4月7日、2019年3月29日、2019年12月14日、2019年12月20日、2020年10月29日、2021年4月6日、2021年4月19日)、ドラムの石若駿 ((2014年9月26日、2016年6月27日、2016年7月21日、2016年9月4日、2017年6月21日、2017年7月12日、2019年1月21日、2019年3月16日、2020年10月29日、2021年4月11日、2021年4月19日)、MCの仙人掌 という面々。頭と途中はインストゥメンタルの曲もあったが、3分の2はラップ入り。うち、1曲はラップ・チームのMONJUの二人も入り、3MCで繰り広げられた。
スタンダードの「ムーン・リヴァー」から今様メロウなR&Bコード使いに流れる曲もあったが、曲はチューライのオリジナルだったのかな。サウンド自体は全アコースティックで、電気的な処理やPCを介する部分はなし。だが、ラップ入りの場合、今のもう一つの快活な日本のヒップホップ表現となっているわけであり、またクールなジャズ感性、技量もそこからはおおいに透けて見える。いい担い手を括っているし、それぞれのアンサンブルやソロは確か。『VADA TAUDIA』(アポロ・サウンズ、2017年)のようなジャズ・アルバムもあったよなと、そのライヴに触れながら思い出した。
▶︎過去の、アーロン・チューライ
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/ 最後の番外
▶︎過去の、ポール・グラボウスキー
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201709110824329582/
▶︎過去の、吉本章紘
https://43142.diarynote.jp/202008171907569224/
▶︎過去の、須川崇志
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160627
http://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
https://43142.diarynote.jp/201912161052582124/
https://43142.diarynote.jp/201912220907352341/
https://43142.diarynote.jp/202010300958115053/
https://43142.diarynote.jp/202104071750586426/
https://43142.diarynote.jp/202104211350032210/
▶︎過去の、石若駿
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
http://43142.diarynote.jp/201607221000152412/
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170621
http://43142.diarynote.jp/201707130853185809/
https://43142.diarynote.jp/?day=20180404
https://43142.diarynote.jp/201901231045028294/
https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
https://43142.diarynote.jp/202010300958115053/
https://43142.diarynote.jp/202104121207459452/
https://43142.diarynote.jp/202104211350032210/
▶過去の、ジャイムス・ジナス
http://43142.diarynote.jp/201201141645353138/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201503041619591535/
http://43142.diarynote.jp/201709130923483891/
https://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
▶︎過去の、クラレンス・ペン
http://43142.diarynote.jp/201212190844487864/
http://43142.diarynote.jp/201312181034409673/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150305
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
▶︎過去の、ティム・リース
https://43142.diarynote.jp/200507061225530000/
<今日の、追記>
チューライはしきりに、右手を宙に降ったり、肘の上のほうを抑えたりしていた。それ、右手に違和感を覚えていたから? というのも、途中演奏部が前に出るときに、彼は弾かないときもあったから。ソロもそれほど取ったは言えない。でも、トロンボーン(結構、ソロをフィーチャーされていた)とドラムのデュオの部分があったりとか、それも構成通りであったのかもしれない。ラップが入る曲の場合、須川はすべてエレクトリック・ベースを弾いた。少し後に新宿ピットインのスケジュールには、大友良英とチューライのデュオ公演が入っている。
パプア・ニューギニア生まれで10代に豪州に移住し、大学でポール・グラボウスキーにピアノを習った人物。その後は、ニューヨークに渡る。そんな彼の(おそらく)デビュー作『Place』(Sunnyside,2003年)はジェイムズ・ジナス(2012年1月13日、2012年3月3日 、2013年9月3日、2014年9月7日、2015年3月3日、2017年9月12日、2018年9月1日)とクラレンス・ペン(2012年12月17日、2013年12月17日、2015年3月5日、2017年6月7日)のリズムに、ティム・リース(2005年7月3日)とスコット・ウェンドルトの2管がのる、視点のある大真面目ジャズ盤だ。そんなニューヨークに居場所を得た彼がどうして日本に来たかは知らないが、もともと大好きだったらしいヒップホップに拠ることで今は異彩を放っている。
グランド・ピアノを弾く当人に加え、テナー・サックスの吉本章紘 (2020年8月16日)、トロンボーンの治田七海、ベースの須川崇志 (2010年3月14日、2011年7月25日、2016年6月27日、2017年6月21日、2018年1月19日、2018年4月7日、2019年3月29日、2019年12月14日、2019年12月20日、2020年10月29日、2021年4月6日、2021年4月19日)、ドラムの石若駿 ((2014年9月26日、2016年6月27日、2016年7月21日、2016年9月4日、2017年6月21日、2017年7月12日、2019年1月21日、2019年3月16日、2020年10月29日、2021年4月11日、2021年4月19日)、MCの仙人掌 という面々。頭と途中はインストゥメンタルの曲もあったが、3分の2はラップ入り。うち、1曲はラップ・チームのMONJUの二人も入り、3MCで繰り広げられた。
スタンダードの「ムーン・リヴァー」から今様メロウなR&Bコード使いに流れる曲もあったが、曲はチューライのオリジナルだったのかな。サウンド自体は全アコースティックで、電気的な処理やPCを介する部分はなし。だが、ラップ入りの場合、今のもう一つの快活な日本のヒップホップ表現となっているわけであり、またクールなジャズ感性、技量もそこからはおおいに透けて見える。いい担い手を括っているし、それぞれのアンサンブルやソロは確か。『VADA TAUDIA』(アポロ・サウンズ、2017年)のようなジャズ・アルバムもあったよなと、そのライヴに触れながら思い出した。
▶︎過去の、アーロン・チューライ
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/ 最後の番外
▶︎過去の、ポール・グラボウスキー
https://43142.diarynote.jp/201709101059289712/
https://43142.diarynote.jp/201709110824329582/
▶︎過去の、吉本章紘
https://43142.diarynote.jp/202008171907569224/
▶︎過去の、須川崇志
http://43142.diarynote.jp/201003191715113498/
http://43142.diarynote.jp/201107310727152406/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160627
http://43142.diarynote.jp/201706220952582448/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
https://43142.diarynote.jp/201804081516393408/
https://43142.diarynote.jp/201903301004154036/
https://43142.diarynote.jp/201912161052582124/
https://43142.diarynote.jp/201912220907352341/
https://43142.diarynote.jp/202010300958115053/
https://43142.diarynote.jp/202104071750586426/
https://43142.diarynote.jp/202104211350032210/
▶︎過去の、石若駿
http://43142.diarynote.jp/201409291402101328/
http://43142.diarynote.jp/201607221000152412/
http://43142.diarynote.jp/201606281737237220/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
http://43142.diarynote.jp/?day=20170621
http://43142.diarynote.jp/201707130853185809/
https://43142.diarynote.jp/?day=20180404
https://43142.diarynote.jp/201901231045028294/
https://43142.diarynote.jp/201903171331065828/
https://43142.diarynote.jp/202010300958115053/
https://43142.diarynote.jp/202104121207459452/
https://43142.diarynote.jp/202104211350032210/
▶過去の、ジャイムス・ジナス
http://43142.diarynote.jp/201201141645353138/
http://43142.diarynote.jp/201203062005542291/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ハービー・ハンコック
http://43142.diarynote.jp/201503041619591535/
http://43142.diarynote.jp/201709130923483891/
https://43142.diarynote.jp/201809051532324111/
▶︎過去の、クラレンス・ペン
http://43142.diarynote.jp/201212190844487864/
http://43142.diarynote.jp/201312181034409673/
http://43142.diarynote.jp/?day=20150305
http://43142.diarynote.jp/201706081034584863/
▶︎過去の、ティム・リース
https://43142.diarynote.jp/200507061225530000/
<今日の、追記>
チューライはしきりに、右手を宙に降ったり、肘の上のほうを抑えたりしていた。それ、右手に違和感を覚えていたから? というのも、途中演奏部が前に出るときに、彼は弾かないときもあったから。ソロもそれほど取ったは言えない。でも、トロンボーン(結構、ソロをフィーチャーされていた)とドラムのデュオの部分があったりとか、それも構成通りであったのかもしれない。ラップが入る曲の場合、須川はすべてエレクトリック・ベースを弾いた。少し後に新宿ピットインのスケジュールには、大友良英とチューライのデュオ公演が入っている。
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