この一時は南/北米にめちゃ進出し人気を得た日本人サルサ・バンドを見るのは、約30年前のこととなる。ニューヨークに行ったとき偶然合って、ぼくはNYマディソン・スクエア・ガーデンでやっていたサルサ・フェスティヴァルを見に行き、デ・ラ・ルスはオスカール・デ・レオンやルーベン・ブラデスら人気者たちに混じって出ていたんだよな。受けていました。その後、取材は一度したことがあるが、それは文春から出ていたエンタメ雑誌「サンタクロース」だったかしら。そこのはサッカー・チームを組んでいて、ぼくも入っていた。

 オリジナル・メンバーは、中央にたつシンガーのNORAだけなはず。他の構成員は、コーラスとヴォーカルのJIN、ティンバレス(キック・ドラムも置いていた)の鈴木ヨシロー、コンガの伊波淑、ボンゴの佐藤由、キーボードの斎藤タカヤ、ベースの澁谷和利、トランペットの佐久間勲(2017年12月5日、2018年6月8日 、2018年9月2日、2019年1月7日)と五反田靖、トランボーンの前田大輔と相川等。演奏陣もけっこうコーラスを入れ、それはいい感じだった。打楽器陣やマウス・ピース系で固めた管楽器陣の重なりのまとまりに触れ、メンバーは入れ替わってもバンドの歴史がプラスに働いているのどろうと思う。それ以上に、面々のラテン・ミュージックに対する愛着が正に働いているのだろうけど。

 菅セクションは1曲でトランペットの2人が少し掛け合いを見せた以外、ソロは取らない。でも、曲趣を盛り上げる4人の音はまったくいい感じで、これが正解なのだと思わせる。トロンボーン奏者の1人(相川)がアレンジと何度も紹介されていた。秀でた編曲家でもある村田陽一(2005年1月7日、2006年1月21日、2010年3月9日、2011年12月20日、2012年9月8日、2014年12月14日、2015年9月27日、2016年12月11日、2017年12月5日、2018年6月8日、2018年9月2日、2019年4月26日、2019年4月27日、2019年4月28日)は、トロンボーンは暇なので他の音を聞くようになりアレンジ力が生まれてくるみたいなことを大昔に言っていたことがある。彼、じゃがたら だけじゃなく、デ・ラ・ルースにも絡んでいたことあったっけ。

 エンターテインメント性と躍動に富むステージ。サーヴィス満点のNORAのMCや物腰についてはぼくは過剰と感じるが、休止の期間はあるものの、36年間もこの名前でグループが続いている源にもそれはなっているだろう。スペイン語曲を中心に、日本語(オリジナルだけでなく、松任谷由美が書き下ろしたという曲もやる)や英語曲(ウィットニー・ヒューストン曲)まで、演目は様々。国外のラティーノではないく、きっちり日本人を魅了するサルサ・バンドとして私たちは突き進むという意思が横溢するパフォーマンスだった。

▶︎過去の、佐久間勲
https://43142.diarynote.jp/201712061006171627/
https://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201901090933013218/
▶過去の、村田陽一
http://43142.diarynote.jp/200501170151560000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20060121
http://43142.diarynote.jp/201003101342028780/
http://43142.diarynote.jp/?day=20111220
http://43142.diarynote.jp/?day=20120908 ベン・E・キング
http://43142.diarynote.jp/?day=20141214
http://43142.diarynote.jp/?day=20150927
http://43142.diarynote.jp/201612171245154424/
https://43142.diarynote.jp/201712061006171627/
https://43142.diarynote.jp/201806130948515941/
https://43142.diarynote.jp/201809071509481583/
https://43142.diarynote.jp/201904271153238361/
https://43142.diarynote.jp/201904281151232549/
https://43142.diarynote.jp/201904291825347224/

<今日は、思惑がはずれた……>
 ついに一昨日だか昨日だか、梅雨明け。昨日から、まこと晴天。湿度がそれほどないのか、エアコンを入れようかとはまだ思わない。日曜の昼下がり(といっても、16時)、運動不足もありまだ陽が差すなか、会場まで歩く。最短ルートと思われる道を行き、片道40分。さすが、汗ばむ。入店時の体温測定で、体温が上がっていないか少し心配になる。36,51℃とモニターに表示された。ビールがすげえうまいだろうなあと思ったら、まずパイントを10分ちょいで飲んじゃう。金曜のアナログを回したパーティでもぐいぐい飲んだが、その際はビールを飲んでいなかったので、久しぶりのビール? やっぱり、うまい。帰りも徒歩にて戻り、それなりにヘロヘロ。2万歩近く歩いたんじゃないかと期待したら、1,1万歩でガクっ。携帯の万歩計、正しいのか? この日の模様はミュージック・マガジン9月号売り号で書く。←ライヴ評目的で、ライヴを見るのは、日経新聞夕刊に書いた3月16日のルイーザ・ソブラル公演以来となるのかあ。

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