ジェイソン・イズベル。田村夏樹、藤井郷子「あれもこれも」
2020年1月13日 音楽 夫婦による出し物を、二つはしごする。
まず、ビルボードライブ東京(ファースト・ショウ)で、サザン・ロック/オルタナ・カントリー傾向にあるシンガー・ソングライターのジェイソン・イズベルを見る。かつては、南部ロック・バンドのドライヴ・バイ・タッカーズのメンバーでもありましたね。通常は自己バンドであるザ・400ユニットとともに活動しているが、今回の初来日公演は奥さんで、ザ・400ユニットの構成員でもあるシンガー/フィドラーのアマンダ・シャイアズとのデュオによる。彼女、個人アーティストとしてもBMG他から何作もリーダー作を出している。
まっすぐ、朗々。アコースティック・ギターをつま弾きながら歌うイズベルを、シャイアズが過不足なくコーラスと合いの手音を加える。息の合い方はぴったり、2人はかなり仲が良さそうだった。南部生まれ〜育ちではあるが、イズベルはそれほどアーシーさを聞く者に与えず。かといって、カントリー臭もあまり感じさせず、奥行きあるニュートラルな“アメリカ歌い”という像をぼくは受けた。グラミー賞を何度か受けている彼の米国での人気はそういう部分もプラスに働いているのかなとも、ふと思う。
途中で1曲、シャイアズがリード・ヴォーカルを取る。うわあ、巧みなコーラスとはまた別の陰影を帯びた堂々の歌唱。ニコっとなれた。
その後は、新宿ピットインへ。わあ、こんなに笑ったライヴも久しぶりのような。
新春恒例の、田村夏樹(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2010年8月6日、2012年7月1日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年3月22日) と藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日、2019年12月20日 )夫妻とその周辺にいる冒険ゴコロに富む人たちの、昼の部/夜の部を通す酔狂公演に行く。今年は、夜のほうの2部だけを見る。
最初の出し物は、トランペットの田村夏樹とピアノの藤井郷子とヴァイオリンの太田惠資(2001年3月24日、2003年5月22日、2004年10月10日、2005年2月19日、2016年9月27日、2018年7月7日、2019年10月16日)とドラムの本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日、2015年5月20日、2018年1月19日、2018年4月7日、2019年3月29日、2019年7月16日、2018年9月30日)という編成による。40分ぐらいのやつを一発。そして、短めのをもう1曲。どちらにせよ、多少の口頭での意思統一はあったのかもしれないが、フリー・フォームな1発もの。
驚いたのは、田村夏樹がけっこう肉声を出していたこと。あんなにヴォイス・パフォーマンスを見せる彼は初めて接するような。1曲目が終わり男性陣はこれでお終いにしていいかと思ったようだが、藤井の希望でもう1曲やる。バラードをやりますと藤井が言ってしっとり弾きだしたのは、スタンダードの「ミスティ」。ただし、断続的に異物演奏をインサート。そのまま「ミスティ」基調で丁々発止していくのかと思ったら、太田や田村が他の有名目のしっとり曲を入れて、演奏は動いていった。
休憩を挟んだあとは、先ほどの4人に、テルミンとヴォイスの巻上公一(2004年11月6日、2013年8月11日、2015年9月28日、2016年7月12日、2017年9月13日、2018年1月8日)、テナー・サックスの広瀬淳二(2018年1月8日)、琵琶の与之乃、エレクトリック・ベースのナスノミツル(2002年1月5日、2005年9月6日、2007年4月21日、2007年6月3日、2014年9月7日、2018年1月8日)、ドラムの吉田達也(2006年1月21日、2013年2月11日、2019年7月16日)と井谷享志(2017年1月9日、2018年1月8日、2019年1月13日)が加わる。おお、3ドラム編成じゃ。
こちらは、田村はトランペットを吹かず、指揮=交通整理役に徹する。みんな譜面を置いていて、まず複雑なテーマを演奏する(途中にも、譜面ありきの全体演奏をしたときが1度)のだが、すぐに自由演奏。で、そこからが田村の腕の見せどころ、次々にパフォーマーを指名する。1人パートが次々に披露されたり、誰かと誰かが一緒にやったり、全員で音を出したり、キブン一発。もういろんな組み合わせで、場は回る。で、はちゃめちゃな歌パートの部分が結構あり、その様がとっても笑いを誘った。
ナスノと田村以外は、皆んな肉声を出した。巻上や太田主導で、なんちゃってワールド・ミュージック合戦という趣があった場合もあり。ホーミィが得意な巻上に太田がホーミィ調で歌い出して挑む場面もあり。あるときは、(肉声を出す予定がなかった?)井谷も場につられて声を出し始めたら、それを目ざとく田村が察知して突然彼単独のディクションを出し、井谷は「調子に乗ってしまいましたあ」とほうほうの体で歌う。また、皆んなで肉声を出し合っていた際に演奏を止め、田村は唐突に本田に肉声を出すことを促す。すると、本田は指名に困惑しつつも、アフリカ、アフリカと息絶え絶え調で繰り返す。そして、その際、誰かがその様を受けて「こんな子に育てた覚えはない」と合いの手を入れる。もう、笑いまくるしかないじゃないか。
こちらも一本長尺もので、1時間弱の演奏。すぐにアンコールを求める拍手が上がった。田村は今のと同じ演奏をまたやるぞと言って笑いを誘ったあと、(本田)珠也が「アフリカ」をやりますと無茶振り。で、情けなく本田は、「ア、フ、リ、カ」と言う。一番最後の、「カ」の部分は他の人も発声。バカですねえ、大人の研ぎ澄まされた演奏家は。それにて、幕!
▶過去の田村夏樹
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/augustlive.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-6.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-10.htm 藤井カルテット
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm 藤井3+1
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-1.htm 藤井4
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-4.htm 田村カルテット
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http://43142.diarynote.jp/?day=20040820 板橋オーケストラ
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http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/ エリオット・シャープ
http://43142.diarynote.jp/?day=20060703 藤井オーケストラ名古屋/同東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20080824 レイモンド・マクドナルド・インターナショナル・ビッグ・バンド
http://43142.diarynote.jp/200812281445103402/ 藤井4
http://43142.diarynote.jp/201001101203088126/ ガトー・リブレ、ファースト・ミーティング、ma-do、オーケストラ東京
http://43142.diarynote.jp/?day=20100607 ファースト・ミーティング
http://43142.diarynote.jp/201601301017037781/ KAZE
http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
https://43142.diarynote.jp/201801100512178732/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201901141236416025/ あれもこれも
https://43142.diarynote.jp/201903231350548821/ モリイクエ
▶過去の、藤井郷子
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http://43142.diarynote.jp/?day=20050210 田村カルテット
http://43142.diarynote.jp/200512020244540000/ ザ・レイモンド・マクドナルド・トウキョウ・インプロヴァイザーズ・オーケストラ
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https://43142.diarynote.jp/201906280923527705/ 2019年ダウンビート誌クリティクス・ポール
https://43142.diarynote.jp/201906301115529387/ +齊藤貿子
https://43142.diarynote.jp/201912220907352341/ 藤井東京トリオ
▶︎過去の、太田恵資
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-3.htm シカラムータ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-5.htm ハシケン
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▶過去の、本田珠也
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http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm 菊地雅章
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-6.htm 菊地雅章
http://43142.diarynote.jp/200410162306570000/
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http://43142.diarynote.jp/201505211022511238/
http://43142.diarynote.jp/201801200930278094/
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▶︎過去の、巻上公一
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▶︎過去の、広瀬淳二
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▶過去の、ナスノミツル
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▶︎過去の、吉田達也
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▶︎過去の、井谷享志
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<今日の、定義>
ビルボードライブのほう、シャイアズの発言を受けて、イズベルがヴァイオリンとフォドルの違いを言う。けど、聞き取れず。なんか彼のMC、訛っている感じもないのに普段以上に分かりづらく感じた。悲しいのお。ピッチが甘くてもグルーヴがあれば許されるのがフィドルで、ピッチが悪いときついのがヴァイオリンと、ぼくは解釈しております。
まず、ビルボードライブ東京(ファースト・ショウ)で、サザン・ロック/オルタナ・カントリー傾向にあるシンガー・ソングライターのジェイソン・イズベルを見る。かつては、南部ロック・バンドのドライヴ・バイ・タッカーズのメンバーでもありましたね。通常は自己バンドであるザ・400ユニットとともに活動しているが、今回の初来日公演は奥さんで、ザ・400ユニットの構成員でもあるシンガー/フィドラーのアマンダ・シャイアズとのデュオによる。彼女、個人アーティストとしてもBMG他から何作もリーダー作を出している。
まっすぐ、朗々。アコースティック・ギターをつま弾きながら歌うイズベルを、シャイアズが過不足なくコーラスと合いの手音を加える。息の合い方はぴったり、2人はかなり仲が良さそうだった。南部生まれ〜育ちではあるが、イズベルはそれほどアーシーさを聞く者に与えず。かといって、カントリー臭もあまり感じさせず、奥行きあるニュートラルな“アメリカ歌い”という像をぼくは受けた。グラミー賞を何度か受けている彼の米国での人気はそういう部分もプラスに働いているのかなとも、ふと思う。
途中で1曲、シャイアズがリード・ヴォーカルを取る。うわあ、巧みなコーラスとはまた別の陰影を帯びた堂々の歌唱。ニコっとなれた。
その後は、新宿ピットインへ。わあ、こんなに笑ったライヴも久しぶりのような。
新春恒例の、田村夏樹(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2010年8月6日、2012年7月1日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年3月22日) と藤井郷子(1999年8月16日、2000年6月2日、2000年10月1日、2002年8月5日、2003年1月21日、2003年4月7日、2004年7月27日、2005年2月10日、2005年11月28日、2005年12月11日、2006年7月3日、2008年8月24日、2008年12月17日、2010年1月9日、2010年6月7日、2010年8月6日、2012年7月1日、2016年1月28日、2017年1月9日、2017年9月13日、2018年1月8日、2019年1月13日、2019年1月13日、2019年6月29日、2019年12月20日 )夫妻とその周辺にいる冒険ゴコロに富む人たちの、昼の部/夜の部を通す酔狂公演に行く。今年は、夜のほうの2部だけを見る。
最初の出し物は、トランペットの田村夏樹とピアノの藤井郷子とヴァイオリンの太田惠資(2001年3月24日、2003年5月22日、2004年10月10日、2005年2月19日、2016年9月27日、2018年7月7日、2019年10月16日)とドラムの本田珠也(2000年5月9日、2002年9月22日、2003年6月10日、2004年10月13日、2007年12月4日、2011年5月5日、2012年7月16日、2013年7月27日、2015年5月20日、2018年1月19日、2018年4月7日、2019年3月29日、2019年7月16日、2018年9月30日)という編成による。40分ぐらいのやつを一発。そして、短めのをもう1曲。どちらにせよ、多少の口頭での意思統一はあったのかもしれないが、フリー・フォームな1発もの。
驚いたのは、田村夏樹がけっこう肉声を出していたこと。あんなにヴォイス・パフォーマンスを見せる彼は初めて接するような。1曲目が終わり男性陣はこれでお終いにしていいかと思ったようだが、藤井の希望でもう1曲やる。バラードをやりますと藤井が言ってしっとり弾きだしたのは、スタンダードの「ミスティ」。ただし、断続的に異物演奏をインサート。そのまま「ミスティ」基調で丁々発止していくのかと思ったら、太田や田村が他の有名目のしっとり曲を入れて、演奏は動いていった。
休憩を挟んだあとは、先ほどの4人に、テルミンとヴォイスの巻上公一(2004年11月6日、2013年8月11日、2015年9月28日、2016年7月12日、2017年9月13日、2018年1月8日)、テナー・サックスの広瀬淳二(2018年1月8日)、琵琶の与之乃、エレクトリック・ベースのナスノミツル(2002年1月5日、2005年9月6日、2007年4月21日、2007年6月3日、2014年9月7日、2018年1月8日)、ドラムの吉田達也(2006年1月21日、2013年2月11日、2019年7月16日)と井谷享志(2017年1月9日、2018年1月8日、2019年1月13日)が加わる。おお、3ドラム編成じゃ。
こちらは、田村はトランペットを吹かず、指揮=交通整理役に徹する。みんな譜面を置いていて、まず複雑なテーマを演奏する(途中にも、譜面ありきの全体演奏をしたときが1度)のだが、すぐに自由演奏。で、そこからが田村の腕の見せどころ、次々にパフォーマーを指名する。1人パートが次々に披露されたり、誰かと誰かが一緒にやったり、全員で音を出したり、キブン一発。もういろんな組み合わせで、場は回る。で、はちゃめちゃな歌パートの部分が結構あり、その様がとっても笑いを誘った。
ナスノと田村以外は、皆んな肉声を出した。巻上や太田主導で、なんちゃってワールド・ミュージック合戦という趣があった場合もあり。ホーミィが得意な巻上に太田がホーミィ調で歌い出して挑む場面もあり。あるときは、(肉声を出す予定がなかった?)井谷も場につられて声を出し始めたら、それを目ざとく田村が察知して突然彼単独のディクションを出し、井谷は「調子に乗ってしまいましたあ」とほうほうの体で歌う。また、皆んなで肉声を出し合っていた際に演奏を止め、田村は唐突に本田に肉声を出すことを促す。すると、本田は指名に困惑しつつも、アフリカ、アフリカと息絶え絶え調で繰り返す。そして、その際、誰かがその様を受けて「こんな子に育てた覚えはない」と合いの手を入れる。もう、笑いまくるしかないじゃないか。
こちらも一本長尺もので、1時間弱の演奏。すぐにアンコールを求める拍手が上がった。田村は今のと同じ演奏をまたやるぞと言って笑いを誘ったあと、(本田)珠也が「アフリカ」をやりますと無茶振り。で、情けなく本田は、「ア、フ、リ、カ」と言う。一番最後の、「カ」の部分は他の人も発声。バカですねえ、大人の研ぎ澄まされた演奏家は。それにて、幕!
▶過去の田村夏樹
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http://43142.diarynote.jp/201701101136544400/ Quartet Maho。Maho、 Satoko Fujii Orchestra Tokyo、Tobira―one、Satoko Fujii Quartet
http://43142.diarynote.jp/201709141146381271/ 藤井オーケストラ東京
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▶過去の、ナスノミツル
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<今日の、定義>
ビルボードライブのほう、シャイアズの発言を受けて、イズベルがヴァイオリンとフォドルの違いを言う。けど、聞き取れず。なんか彼のMC、訛っている感じもないのに普段以上に分かりづらく感じた。悲しいのお。ピッチが甘くてもグルーヴがあれば許されるのがフィドルで、ピッチが悪いときついのがヴァイオリンと、ぼくは解釈しております。
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