ジャズやミュージカルに強かった音楽評論家の瀬川昌久さんが、肺炎のため新宿区で自宅でお亡くなりになった。野口久光(1909年8月9日〜1994年6月13日)さんや油井正一(1918年8月15日〜1998年6月8日)さんに続く、ジャズ評論の草分け的な存在だった。定年までエリート銀行員もしていた方で、ニューヨーク赴任時代にチャーリー・パーカーのライヴを見たという話はすごい。それ、ジミ・ヘンドリックスを見たことがあるという話以上に、となるな。

 個人的に、瀬川先生との付き合いはなかった。しかし、稀にパーティやコンサートの際とかに拝見し、その鶴のようなお姿、温厚にしてノーブルな紳士然とした様には常々共感を抱いていた。なにより、97歳まで明晰に、柔らかな態度を貫きなら尊敬を集め続けたことが素晴らしい。まさしく、様々な面で謙虚なジャイアントあったと思う。

 今年の最後のライヴは、カルナバケーション(2010年12月27日、2011年2月11日、2011年5月8日、2012年6月8日、2012年10月27日、2013年2月11日、2013年8月24日、2014年5月3日、2014年6月15日、2016年2月11日、2016年5月22日、2016年12月1日、2017年2月11日、2018年2月11日、2018年6月17日、2019年2月11日、2020年9月10日、2021年6月18日)。21時すぎ、その終盤に滑り込む。渋谷・クロコダイル。場内は、満場。多大なエンターテインメント精神のもと、ブラジル音楽への愛着と打楽器音とブラス音が活きた、賑やかしのビート・ポップを送り出していた。って、毎度のことなんだが。彼らの実演にはサンバ・ダンサーが要所で登場するが、今回は2人登場(ここんとこ、1人が多かったような)。華ある年の瀬、なり。

▶過去の、サンバマシーンズ/カルナバケーション/カンタス村田関連
http://43142.diarynote.jp/201101061047294455/
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http://43142.diarynote.jp/201105140858559432/
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http://43142.diarynote.jp/?day=20160211
http://43142.diarynote.jp/201605240833401202/
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https://43142.diarynote.jp/201908071557182844/
https://43142.diarynote.jp/201902141412599444/
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https://43142.diarynote.jp/202009111437086137/
https://43142.diarynote.jp/202106192236481544/

<今日の、飲み>
 その後、メンバー2人と流れる。飲んだあとに行ったのに、一人でクロコダイルでもワインを1本完飲。でもって、また楽しくぐびぐび。3時ぐらい、店を出てもそこそこの賑わいであったような。タクシーは逆方向に行く車を止めて、ことなきを得る。飲むとコロナがここまで長続きすると思わなかったという話がけっこう出るが、2021年も基本外出が少なかったゆえに家飲みしないぼくの今年の飲酒量は相当に少なかったはずだが、12月はいろいろ飲んじゃったな。まあ変わらず、楽しくできることに感謝。ゆるりゆるりと、新年を迎えたい。

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