R.I.P.ラウル・ジ・スーザ(1934年8月23日〜2021年6月13日)
2021年6月14日 音楽 ブラジル人トロンボーン奏者の、ラウル・ジ・スーザの訃報が入った。癌を患っていたようだ。カリオカで、ワイルドかつ陽性な外見を持つ人物でした。1950年代から同国で活動。セルジオ・メンデス(2003年9月2日、2005年8月9日、2006年9月29日、2008年2月7日、2012年5月1日、2015年5月27日、2016年9月4日、2018年11月12日)のボサ・リオにいたこともあった。リーダー作は1960年代中期以降出すようになり、メキシコを経て、1970年代に入るとアメリカに居住した。アイアート・モレイラ(2000年7月10日)やフローラ・プリムとはずっと仲良しだった。
1970年代後半は米国キャピトルと契約し、うち2枚はジョージ・デューク(2004年10月28日、2010年3月15日、2012年12月5日、2013年8月7日)のプロデュース。その頃は、特殊なエレクトリック・トロンボーンも手にしたと言われる。その後、ディスコっぽい方にも手を伸ばしたが、基本はペーソスあふれるジャズ感覚、歌心を持つトロンボーン・ソロがあった人だと思う。そして、そこにはなんかうれしくなるフレキシブルさがあり、大雑把に言えば、生涯に渡り属性をナチュラルに活かしたブラジリアン・ジャズを送り出した御仁であった。2020年秋に引退を発表していたが、今年5月にはブラジル人としての矜持を抱える好ジャズ作『Plenitude』(Pao)を出した。
米国在住時代には、カル・ジェイダー、ソニー・ロリンズ(2005年11月13日)、エルメート・パスコアール( 2004年11月6日、2017年1月8日)、ミルトン・ナシメント(2003年9月23日)他、いろいろなアルバム録音にも参加。だが、いつからかブラジルに戻り、その後はパリと行き来するようになり、彼はパリでお亡くなりになった。
▶過去の、セルジオ・メンデス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20050809
http://43142.diarynote.jp/200610020643550000/
http://43142.diarynote.jp/200802101517380000/
http://43142.diarynote.jp/201205080621274204/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
https://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
https://43142.diarynote.jp/201811141355524842/
▶︎過去の、アイアート・モレイラとフローラ・プリム
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm 10日
▶過去の、ジョージ・デューク
http://43142.diarynote.jp/200410310519500000/
http://43142.diarynote.jp/201003191716161050/
http://43142.diarynote.jp/201212131141531884/
https://43142.diarynote.jp/201308110827534904/ 下の方、訃報
▶過去の、ロニー・ロリンズ
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
▶︎過去の、エルメート・パスコアール
http://43142.diarynote.jp/200411071407550000/
https://43142.diarynote.jp/201701091249004326/
▶過去の、ミルトン・ナシメント
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
<わあ、この二人は関わっていたのか>
ジョー・ジャクソンとトッド・ラングレン(2001年11月9日、2002年9月19日、2002年9月28日、2008年4月7日、2010年10月10日)。間違いなく、ぼくの音楽人生においてヤラれ、一時は熱をあげまくり、ぼくの音楽観にも深い何かを与えているお二人だ。そんな彼らが2005年4月25日にニュージャージーの劇場で一緒に共演公演を行なった際の実況盤が出ると知ったのは、ゴールデン・ウィーク明けだったろうか。Bandcampに全曲が挙げられ、CD2枚とDVD1枚のフォジカルがリリースされることも発表されていた。それはNYの弦楽四重奏団であるエセルも入ったもので、弦音付きのアンプラグド・ライヴかと思ったら……。CD1はまずエセルだけの演奏が続き(ピッチがそろっていないように感じ、楽曲もいまいちだし、ぼくはその部分を2度と聞きたいと思わなかった)、その後はジョー・ジャクソンのグランド・ピアノの弾き語りが11曲。やっぱり、『ナイト・アンド・デイ』の曲をやられるとうれしいな。そして、CD2はラングレンのピアノ弾き語りがまず11曲。それら、まあジジイになった今、キャリアを穏健に振り返る感じもあるか。だが、ぼくは弦楽四重奏ともっと重なったり、一緒にやる場面もあるのかと思ったので、少なからず肩透かしをくらった。そして、アンコールとなる2曲はそれぞれエセルと絡む曲を1つづつ披露し、また最後の2曲は主役のお二人が一緒にやり、エセルも音を入れる。その際の曲は、ザ・ビートルズ曲「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」とラングレン曲「ブラック・マリア」なり。あー、うれしさも中ぐらいなり。調べてみたら、同公演の一部の映像はyoutubeに挙げられていた。
▶︎過去の、ジョー・ジャクソンへの言及
https://43142.diarynote.jp/201109151818437240/ 下の方
http://43142.diarynote.jp/201312200917503345/
▶過去の、トッド・ラングレン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://43142.diarynote.jp/200804081929500000/
http://43142.diarynote.jp/201010111257003810/
そういえば、ポール・ウェラー(2000年9月12日)がBBC交響楽団と共演するライヴを、同楽団が本拠に置くロンドンの2000人級のバービカン・ホールで5月15日に行っている。実は彼、2年前にもオーケストラとの共演を行ったことがあるそう。今回のオーケストレイションと指揮はジュールズ・バックリー(2016年3月9日)で、彼はガキのころにウェラー表現に親しみ、今回の選曲にも大きくかんでいるようだ。ザ・ジャムやスタイル・カウンシル時代の曲から、今度出るアルバムの新曲まで、いろんな曲が披露されたよう。オーケストラに側近ギタリストのスティーヴ・クラドックが加わるとともに、セレステ(エイミー・ワインハウスがシャーデーのノリで歌っているような若手逸材で、かなりジャズ好き)、ボーイ・ジョージ(2000年3月1日)、ジェイムズ・モリソンらがゲストに入り華を添えたという。かなり感染症対策が緩くなった開放感のもと、この公演は開かれたのだと思う。
▶過去の、ポール・ウェラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm
▶︎過去の、ジュールズ・バックリー
https://43142.diarynote.jp/201603111218495183/
▶︎過去の、カルチャー・クラブ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
1970年代後半は米国キャピトルと契約し、うち2枚はジョージ・デューク(2004年10月28日、2010年3月15日、2012年12月5日、2013年8月7日)のプロデュース。その頃は、特殊なエレクトリック・トロンボーンも手にしたと言われる。その後、ディスコっぽい方にも手を伸ばしたが、基本はペーソスあふれるジャズ感覚、歌心を持つトロンボーン・ソロがあった人だと思う。そして、そこにはなんかうれしくなるフレキシブルさがあり、大雑把に言えば、生涯に渡り属性をナチュラルに活かしたブラジリアン・ジャズを送り出した御仁であった。2020年秋に引退を発表していたが、今年5月にはブラジル人としての矜持を抱える好ジャズ作『Plenitude』(Pao)を出した。
米国在住時代には、カル・ジェイダー、ソニー・ロリンズ(2005年11月13日)、エルメート・パスコアール( 2004年11月6日、2017年1月8日)、ミルトン・ナシメント(2003年9月23日)他、いろいろなアルバム録音にも参加。だが、いつからかブラジルに戻り、その後はパリと行き来するようになり、彼はパリでお亡くなりになった。
▶過去の、セルジオ・メンデス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20050809
http://43142.diarynote.jp/200610020643550000/
http://43142.diarynote.jp/200802101517380000/
http://43142.diarynote.jp/201205080621274204/
http://43142.diarynote.jp/201505281537538677/
https://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
https://43142.diarynote.jp/201811141355524842/
▶︎過去の、アイアート・モレイラとフローラ・プリム
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-7.htm 10日
▶過去の、ジョージ・デューク
http://43142.diarynote.jp/200410310519500000/
http://43142.diarynote.jp/201003191716161050/
http://43142.diarynote.jp/201212131141531884/
https://43142.diarynote.jp/201308110827534904/ 下の方、訃報
▶過去の、ロニー・ロリンズ
http://43142.diarynote.jp/200511130413390000/
▶︎過去の、エルメート・パスコアール
http://43142.diarynote.jp/200411071407550000/
https://43142.diarynote.jp/201701091249004326/
▶過去の、ミルトン・ナシメント
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
<わあ、この二人は関わっていたのか>
ジョー・ジャクソンとトッド・ラングレン(2001年11月9日、2002年9月19日、2002年9月28日、2008年4月7日、2010年10月10日)。間違いなく、ぼくの音楽人生においてヤラれ、一時は熱をあげまくり、ぼくの音楽観にも深い何かを与えているお二人だ。そんな彼らが2005年4月25日にニュージャージーの劇場で一緒に共演公演を行なった際の実況盤が出ると知ったのは、ゴールデン・ウィーク明けだったろうか。Bandcampに全曲が挙げられ、CD2枚とDVD1枚のフォジカルがリリースされることも発表されていた。それはNYの弦楽四重奏団であるエセルも入ったもので、弦音付きのアンプラグド・ライヴかと思ったら……。CD1はまずエセルだけの演奏が続き(ピッチがそろっていないように感じ、楽曲もいまいちだし、ぼくはその部分を2度と聞きたいと思わなかった)、その後はジョー・ジャクソンのグランド・ピアノの弾き語りが11曲。やっぱり、『ナイト・アンド・デイ』の曲をやられるとうれしいな。そして、CD2はラングレンのピアノ弾き語りがまず11曲。それら、まあジジイになった今、キャリアを穏健に振り返る感じもあるか。だが、ぼくは弦楽四重奏ともっと重なったり、一緒にやる場面もあるのかと思ったので、少なからず肩透かしをくらった。そして、アンコールとなる2曲はそれぞれエセルと絡む曲を1つづつ披露し、また最後の2曲は主役のお二人が一緒にやり、エセルも音を入れる。その際の曲は、ザ・ビートルズ曲「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」とラングレン曲「ブラック・マリア」なり。あー、うれしさも中ぐらいなり。調べてみたら、同公演の一部の映像はyoutubeに挙げられていた。
▶︎過去の、ジョー・ジャクソンへの言及
https://43142.diarynote.jp/201109151818437240/ 下の方
http://43142.diarynote.jp/201312200917503345/
▶過去の、トッド・ラングレン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/LIVE-2001-11.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-9.htm
http://43142.diarynote.jp/200804081929500000/
http://43142.diarynote.jp/201010111257003810/
そういえば、ポール・ウェラー(2000年9月12日)がBBC交響楽団と共演するライヴを、同楽団が本拠に置くロンドンの2000人級のバービカン・ホールで5月15日に行っている。実は彼、2年前にもオーケストラとの共演を行ったことがあるそう。今回のオーケストレイションと指揮はジュールズ・バックリー(2016年3月9日)で、彼はガキのころにウェラー表現に親しみ、今回の選曲にも大きくかんでいるようだ。ザ・ジャムやスタイル・カウンシル時代の曲から、今度出るアルバムの新曲まで、いろんな曲が披露されたよう。オーケストラに側近ギタリストのスティーヴ・クラドックが加わるとともに、セレステ(エイミー・ワインハウスがシャーデーのノリで歌っているような若手逸材で、かなりジャズ好き)、ボーイ・ジョージ(2000年3月1日)、ジェイムズ・モリソンらがゲストに入り華を添えたという。かなり感染症対策が緩くなった開放感のもと、この公演は開かれたのだと思う。
▶過去の、ポール・ウェラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-9.htm
▶︎過去の、ジュールズ・バックリー
https://43142.diarynote.jp/201603111218495183/
▶︎過去の、カルチャー・クラブ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
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