南青山・ブルーノート東京、5日間帯公演の初日のファースト・ショウ。盛況。フュージョンって、ラリー・カールトン(2007年9月19日、2009年10月6日、2011年4月12日)って、人気あると再確認。彼に加え、エレクトリック・ベースのリチャード・ボナ(2000年12月6日、2002年1月9日、2002年9月19日、2002年12月14日、2004年12月15日、2006年2月16日、2008年10月19日、2010年2月5日、2010年6月6日、2011年1月25日、2012年5月14日、2012年12月15日、2013年12月2日、2015年1月9日、2015年1月11日、2016年7月31日、2017年10月31日、2018年11月9日)、テナー・サックスのポール・ワイマール、カールトンの個人レーベル“335”かららリーダー作も出しているキーボードのルスラン・シロタ、ドラムのジーン・コイ(2016年12月22日)という面々による。

 この日に限らないが、フュージョンも好きなボナは本当に楽しそう。真ん中あたりで、ベースを弾きながら歌うソロ・パフォーマンスのパートもあり。弾力フレーズを繰り出すボナが入ったことで、バンド・サウンドは一つ上等にして、何気に強いものとなり、カールトンも気持ちよさそうにギターを弾いていた。アンコールは、スティーリー・ダンの録音参加の記憶からできたと言われる(だよね?)有名旧曲「ルーム335」。カールトンは間違いなくスティーリー・ダン/ドナルド・フェイゲンから重用されたNo.1ギタリストだったわけで、その手のカヴァーものうのうとやっちゃえばというのは、無責任な受け手のリクエストか。

▶︎過去の、ラリー・カールトン
https://43142.diarynote.jp/200709201052530000/
https://43142.diarynote.jp/200910140950452362/
https://43142.diarynote.jp/201104142209393004/
▶過去の、リチャード・ボナ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-1.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212102130000/
http://43142.diarynote.jp/200602171950040000/
http://43142.diarynote.jp/200810211839169096/
http://43142.diarynote.jp/201002072246423695/
http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201102081256565179/
http://43142.diarynote.jp/201205221056242128/
http://43142.diarynote.jp/201212171647134119/
http://43142.diarynote.jp/201312171132096072/
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
http://43142.diarynote.jp/201501131648401181/
http://43142.diarynote.jp/201608020805158759/
https://43142.diarynote.jp/201711020709222163/
https://43142.diarynote.jp/201811121201258452/
▶︎過去の、ジーン・コイ
https://43142.diarynote.jp/201612261700433248/

 その後、北青山・プラッサオンゼにまわり、現日本ジャズ界きってのフリー・ジャズ・ギタリストのボサノヴァ公演のセカンド・セットを見る。ガット・ギターの加藤崇之(2005年11月28日、2005年12月11日、2012年11月24日、2017年1月9日)、電気ベースの加瀬達(2018年7月7日)、ドラムの久米雅之。

 かつての高柳昌行(1932〜91年)もボサノヴァ/ブラジル音楽に傾倒したことは良く知られるが、加藤もそうであるよう。けっこう、自作のボサ曲をゆったり披露していた。もともと過激なことをやっても訥々さを感じさせる御仁であったが、彼のそういう部分を徹底的に露わにしたパーフォーマンスとも言えるか。本当に、まったり穏健に。のんびり。どこか南米文学に見られる悠久の時間感覚を映し出す、と書いてしまうと、こじつけすぎるだろうけど。

▶︎過去の、加藤崇之
http://43142.diarynote.jp/amp/200512020244540000/
http://43142.diarynote.jp/200512140951100000/
http://43142.diarynote.jp/201211261639115632
http://43142.diarynote.jp/?day=20170109
▶︎過去の、加瀬達
https://43142.diarynote.jp/201807080932266789/

<今日の、記憶>
 加藤さんから、絵の個展のちらしをいただく。この10月23日(木)から29日(火)にかけて、それは渋谷・アートスペース古家屋で開かれる。“ミッドナイトインスペレーション>と表題付けされていて、ライヴ後に帰宅しテンションが高いなかこの春に描いた絵を展示するという。東急百貨店本店近くにあるそのギャラリーは、彼が通った成蹊中・高の同級生がやっており、期間中の3日ほどはやはり同高出身のシンガーたちとのライヴもそこで持たれるよう。……ぼくは浪人しているとき、成蹊大学のけやき祭(学祭)にバンドで出たことがある。吉祥寺の奥にあるあの学校に行ったのは、そのときが最初で最後だな。その際のギターとキーボードは成蹊大学の学生だったが、ドラムが誰だったかはとんと思い出せない……。やっぱ、あの大学の同じロック・サークルの人だったのかしら。話は飛ぶが、現在の日本の長があんまりなため、成蹊大卒であることをやめたと言う知り合いがひとりいる。

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