2年連続でフジ・ロックに出演しているのがほんの一部で話題の(彼らの新作『インタラクティーヴォ・エン・ヴィーヴォ・エン・フジロック』は表題にあるように、昨年出演時の模様を伝えるライヴ盤だ)、キューバの才人ロバート・カルカセス(2005年11月4日)率いる、キューバ音楽語彙とインターナショナル音楽感性が綱引きする集団であるインタラクティーボ(2006年4月20日)を、南青山・ブルーノート東京で見る。1日1ショウの公演、ゆえにもう会場はパンパンでした。

 ずっと立ってキーボードを弾くロベルト・カルカセス(ときに、歌も少し歌う)の演奏で始まるショウはリズム陣、ブラス陣と加わっていき、百花繚乱に至る。ベースのタイリン・マレロ(外見がシーラ・E〜2002年8月12日、2006年8月10日、2009年5月11日、2009年9月20日、2011年1月19日、2014年6月29日〜を思い出させる?)、コンガのマリア・デ・ラ・パス・フェルナンデス・ガルシア、ギターのナン・サム・フォン・アルセ、ギロと歌のリセット・オチョア・クルス、ドラムのオリバー・バルデス、トランペットのフリオ・パドロンとアレハンドロ・デルガド、トロンボーンのフアン・カルロス・マリン、ラップと歌のテルマリー・ディアス(2007年10月25日)、ヴァイオリンとパーカッションとヴォーカルのタンミー・ロペス、ヴォーカルのフランシスコ・デル・リオとブレンダ・ナバレテが最終的にステージに上がる。大所帯のなか、女性が一人多い。イエイっ。

 今の感性でキューバ音楽を見渡し、いろんなヴァリエイションを闊達に出していると言えるか。バタ・ドラムを叩きながら女性が歌ったのは、フジ・ロックでは披露していないそうなキューバン仕様のジャズ・スタンダード「キャラヴァン」。それ、リズムの各パート音が有機的に集合離散する感覚を介し現代性たっぷりのエキゾ表現となっていて、うわあ。その後、テルマリーが出てくると、より今っぽさをまといつつ、キューバ音楽の滋養とヴァイタリティを溢れさせる。本編最後だかアンコールだかには、なんとボブ・マーリーの「ワン・ワールド」と「ゲット・アップ、スタンド・アップ」のシンプルなマッシュ・アップを披露した。

▶過去の、インタラクティーボも関係するヴェンダース流れの︎映画
https://43142.diarynote.jp/?day=20060420
▶過去の、︎ロベルト・カルカセス
https://43142.diarynote.jp/200511130412510000/
▶過去の、シーラ・E
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/framepagelive.htm
http://43142.diarynote.jp/200608111021270000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20090511
http://43142.diarynote.jp/?day=20090920
http://43142.diarynote.jp/201101231220535615/
https://43142.diarynote.jp/201407030943343160/
▶︎過去の、テルマリー・ディアス
https://43142.diarynote.jp/200711121022550000/

<今日の、備忘録>
 あと1ヶ月弱以内に、普通自動車免許の更新に行かなきゃ。“罠”にかかっていない今回は、久しぶりに地元の警察署で手続きができる。うれしい。

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