マーカス・ストリックランド“トゥワイ-ライフ”
2019年7月15日 音楽 テナー・サックスのマーカス・ストリックランド(2007年12月18日、2012年1月13日、2013年9月28日、2018年6月14日)のリーダー公演は、オルガンとキーボードのミッチ・ヘンリー、エレクトリック・ベース(5弦のフレットレスを使っていたのかな?)のカイル・マイルズ、ドラムのチャールズ・ハインズを擁してのもの。ストリックランドの近2作はブルーノート発(プロデュースは1枚目がミシェル・ンデゲオチェロ〜2002年6月18日、2003年11月18日、2003年11月22日、2008年5月7日、2009年5月15日、2013年11月18日、2014年7月14日、2017年1月18日、2019年4月17日〜で、2作目は自身)でトゥワイ-ライフというグループ名が付けられているが、同行メンバーはその基本単位をなしていた人たち。鍵盤奏者とドラマーは、マーカス・ミラー(1999年11月12日、2001年 6月14日、2003年8月19日、2005年8月21日、2007年12月13日、2009年9月15日、2010年9月3日、2013年9月3日、2015年2月21日、2016年9月17日、2017年1月7日、2018年5月16日、2018年5月24日、2019年1月3日)の2018年作『レイド・ブラック』(ブルーノート)にも入っていた。
やはり、ストリックランドは秀でたサックス奏者であることがすぐに分かる。1曲の尺はそれなりに長く、ソロの時間はたっぷり。だが、鍵盤と電気ベースというサポート陣の楽器構成に表れているように、純ジャズではいかないぞという意思は横溢。サポート陣は腕がたち、一筋縄ではいかないという感じは大アリで、やはりNYのジャズ界周辺は層が厚いと思わせられることしきり。とくに、チャールズ・ハインズの叩き味はパワフルさと切れと現代的ズレを併せ持つものでいいな。フロア・タムの音などに部分的にエフェクトをかけたりもしていた。皆んな譜面はおかず、ときにかなり凝った絡みを見せる。さすが、ワーキング・バンドですね。
ストリックランドがベース・クラリネットを吹いた曲には、プリセットされた歌とラップも入れられる。といったところに表れているように、ヒッポホップもR&Bも同じ地平に置いたうえで、ジャズ/インプロヴァイズ表現を送り出さんという意図は端々から浮き上がる。アルバムではオリジナル曲採用主義者だが、J・ディラの曲もやった?
今のジャズ・マンは優れたソロを披露するだけでは駄目。それを乗せる視野の広い“器”も用意できなければ、退場……。ストリックランドのショウは、そんなことも語っていたか。
▶︎過去の、マーカス・ストリックランド
http://43142.diarynote.jp/200712190953140000/
http://43142.diarynote.jp/201201141645353138/
http://43142.diarynote.jp/201310041548056608/
https://43142.diarynote.jp/201806151747389966/
▶過去の、ミシェル・ンデゲオチェロ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-11.htm
http://43142.diarynote.jp/200805090836380000/
http://43142.diarynote.jp/200905161026033788/
http://43142.diarynote.jp/201311191050581790/
http://43142.diarynote.jp/201407151135353688/
http://43142.diarynote.jp/201701191854055570/
https://43142.diarynote.jp/201904180943312064/
▶︎過去のマーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
http://43142.diarynote.jp/200508230545510000/
http://43142.diarynote.jp/200712161023010000/
http://43142.diarynote.jp/200909181206531984/
http://43142.diarynote.jp/201009111624281899/
http://43142.diarynote.jp/201309051241384602/
http://43142.diarynote.jp/201502231815384234/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160917
http://43142.diarynote.jp/201701091247527188/
https://43142.diarynote.jp/201805201310351671/
https://43142.diarynote.jp/201805250930363191/
https://43142.diarynote.jp/201901041047462042/
<今日の、お土産>
群馬県のお土産で“水芭蕉”という日本酒をいただく。風雅な名前ですね。祭日で空いているせいもあり帰りの電車で思わず試飲したくなるが、そこは我慢。日本酒と佐藤家は浅からぬ縁があるのだが、まあそれはまた別の機会に。実は水芭蕉ってちゃんと見たことないかも、もうシーズンは終わったのかな?
やはり、ストリックランドは秀でたサックス奏者であることがすぐに分かる。1曲の尺はそれなりに長く、ソロの時間はたっぷり。だが、鍵盤と電気ベースというサポート陣の楽器構成に表れているように、純ジャズではいかないぞという意思は横溢。サポート陣は腕がたち、一筋縄ではいかないという感じは大アリで、やはりNYのジャズ界周辺は層が厚いと思わせられることしきり。とくに、チャールズ・ハインズの叩き味はパワフルさと切れと現代的ズレを併せ持つものでいいな。フロア・タムの音などに部分的にエフェクトをかけたりもしていた。皆んな譜面はおかず、ときにかなり凝った絡みを見せる。さすが、ワーキング・バンドですね。
ストリックランドがベース・クラリネットを吹いた曲には、プリセットされた歌とラップも入れられる。といったところに表れているように、ヒッポホップもR&Bも同じ地平に置いたうえで、ジャズ/インプロヴァイズ表現を送り出さんという意図は端々から浮き上がる。アルバムではオリジナル曲採用主義者だが、J・ディラの曲もやった?
今のジャズ・マンは優れたソロを披露するだけでは駄目。それを乗せる視野の広い“器”も用意できなければ、退場……。ストリックランドのショウは、そんなことも語っていたか。
▶︎過去の、マーカス・ストリックランド
http://43142.diarynote.jp/200712190953140000/
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▶過去の、ミシェル・ンデゲオチェロ
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2002-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-11.htm
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▶︎過去のマーカス・ミラー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-6.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-8.htm
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http://43142.diarynote.jp/201502231815384234/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160917
http://43142.diarynote.jp/201701091247527188/
https://43142.diarynote.jp/201805201310351671/
https://43142.diarynote.jp/201805250930363191/
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<今日の、お土産>
群馬県のお土産で“水芭蕉”という日本酒をいただく。風雅な名前ですね。祭日で空いているせいもあり帰りの電車で思わず試飲したくなるが、そこは我慢。日本酒と佐藤家は浅からぬ縁があるのだが、まあそれはまた別の機会に。実は水芭蕉ってちゃんと見たことないかも、もうシーズンは終わったのかな?
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