マセーゴ。マシュー・ハーバーツ・ブレグジット・オーケストラ
2017年11月8日 音楽 まず、六本木・ビルボードライブ東京で、新鋭ブラック・ミュージック・クリエイターのマセーゴを見る。ジャマイカ生まれ、米国東海岸育ちという御仁だが、痩身で、ちょい変な髪型をしていて愛嬌たっぷり。アンソニー・アルストンという音出し担当者兼ときにラッパーとともに、かなり好感度の高いパフォーマンスを見せてくれた。両者はときに一緒に揃って踊ったりもする。
R&Bやヒップホップを繋いだことを巧みに開く。スタジオ・テイクほどジャジーな部分は感じなかったが、俯瞰やリンクの感覚を持つ今様ブラック・ポップを送り出しているという手応えは相当なもん。彼は1940年頃の米国の頂上にいた人気黒人エンターテイナーであるキャブ・キャロウェイが見せた<ハリハリホウ〜〜>というコール&レスポンスを引用した曲を発表しているが、ステージでも3度ほどそれを見せる。それにも、グっとこないはずがないではないか。
ニコニコ、見まくり。時に小さなシンセを弾いたりもし、マイーペースで歌うマセーゴはマルチ・プレイヤーという触れ込みであったが、ほんの少しアルト・サックスも吹く。音程も正確で、ちゃんと吹けるぢゃん。英国人と一緒に見ていたのだが、MCや歌われる内容にクスクスしっぱなし。お笑い芸人みたい、だそう。音楽性も見せ方も堂にいっていて大満足でした。
その後は、南青山・ブルーノート東京でマシュー・ハーバートのビッグ・バンド(2003年9月15日)を見る。おお、このUKエレクトロニカ鬼才のビッグ・バンド来日公演があったのは、14年も前になるなのか。もう少し近いと思っていた、時の流れは本当に早い……。あの時は向こうからビッグ・バンド員を連れてきていたが、今回はエリック・ミヤシロ(2010年5月11日、2011年3月10日、2011年3月28日、2011年4月21日、2011年8月6日 、2014年9月7日、2015年9月27日、2016年1月7日、2017年7月28日)率いるブルノート東京・オールスター・ジャズ・オーケストラの面々を従えてのもの。指揮をするピート・ライト(2003年9月15日)は前回来日時も同行した人物。ハバートも彼もちゃんとスーツを着用。なんでもバンド名に冠された”ブレグジット”とは2019年の英国のEU離脱を意味するそうで、それにあわせてアルバムも出す予定のよう。
サックス・セクションは本田雅人と鈴木圭と黒葛野敦司と小池修と渡辺恭一、トランペット・セクションはエリック・ミヤシロと奥村晶と小澤篤士と二井田ひとみ、トロンボーン・セクションは中川英二郎と半田信英と笹栗良太と山城純子、ピアノの青柳誠、ダブル・ベースの川村竜、ドラムの北井誉人という演奏者たちはあまりソロ・パートはなく(でも、それで良かったんじゃないかなあ?)、重厚なアンサンブル音を十全に供給する。それに、ハーバートはノイズや効果音をほのかに加えるわけだが、ダンスしている方が長かったか。前回公演と同じように新聞を破く音をサンプリングして使ったり、観客の歌声やザワザワをその場でサンプリングして用いたりという方策もあり。また、入場時に紙とペンを<ドナルド・トランプへのメッセージを書いて、それを紙飛行機に折ってステージに飛ばす準備をしてください>という自筆メッセージが印刷されたカードとともに渡す。それを飛ばす曲になった際、ハーバードはトランプの仮面をつけた。
驚いたのは、ほとんどの曲でラエルという野太い声を持つアフリカ系女性歌手(https://soundcloud.com/hai_rahel)が歌ったこと。最後の方の曲はハーバートと彼女のデュエット曲もあった。
▶︎過去の、マシュー・ハーバート・ビッグ・バンド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
▶過去のエリック・ミヤシロ/ブルーノート東京・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/?day=20100511
http://43142.diarynote.jp/?day=20110310
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110421
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/ ノー・ネーム・ホー^セズ
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ノー・ネーム・ホーセズ
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201601090750252990/
http://43142.diarynote.jp/201708081429085086/ B.B.STATION
<今日の、移動時>
電車の先頭車両に乗った。この日は新聞を持って出るのを忘れ、また携帯を見る趣味もないので、運転席横のガラスにしがみつき(?)、ガキのように線路の正面風景に見入る。やはり、楽しいというか、興味深い。駅に入って行く際、ホーム・ドアつきとなしじゃ安心感が違うなあと、切に感じた。実際の運転手はどうなんだろう。
R&Bやヒップホップを繋いだことを巧みに開く。スタジオ・テイクほどジャジーな部分は感じなかったが、俯瞰やリンクの感覚を持つ今様ブラック・ポップを送り出しているという手応えは相当なもん。彼は1940年頃の米国の頂上にいた人気黒人エンターテイナーであるキャブ・キャロウェイが見せた<ハリハリホウ〜〜>というコール&レスポンスを引用した曲を発表しているが、ステージでも3度ほどそれを見せる。それにも、グっとこないはずがないではないか。
ニコニコ、見まくり。時に小さなシンセを弾いたりもし、マイーペースで歌うマセーゴはマルチ・プレイヤーという触れ込みであったが、ほんの少しアルト・サックスも吹く。音程も正確で、ちゃんと吹けるぢゃん。英国人と一緒に見ていたのだが、MCや歌われる内容にクスクスしっぱなし。お笑い芸人みたい、だそう。音楽性も見せ方も堂にいっていて大満足でした。
その後は、南青山・ブルーノート東京でマシュー・ハーバートのビッグ・バンド(2003年9月15日)を見る。おお、このUKエレクトロニカ鬼才のビッグ・バンド来日公演があったのは、14年も前になるなのか。もう少し近いと思っていた、時の流れは本当に早い……。あの時は向こうからビッグ・バンド員を連れてきていたが、今回はエリック・ミヤシロ(2010年5月11日、2011年3月10日、2011年3月28日、2011年4月21日、2011年8月6日 、2014年9月7日、2015年9月27日、2016年1月7日、2017年7月28日)率いるブルノート東京・オールスター・ジャズ・オーケストラの面々を従えてのもの。指揮をするピート・ライト(2003年9月15日)は前回来日時も同行した人物。ハバートも彼もちゃんとスーツを着用。なんでもバンド名に冠された”ブレグジット”とは2019年の英国のEU離脱を意味するそうで、それにあわせてアルバムも出す予定のよう。
サックス・セクションは本田雅人と鈴木圭と黒葛野敦司と小池修と渡辺恭一、トランペット・セクションはエリック・ミヤシロと奥村晶と小澤篤士と二井田ひとみ、トロンボーン・セクションは中川英二郎と半田信英と笹栗良太と山城純子、ピアノの青柳誠、ダブル・ベースの川村竜、ドラムの北井誉人という演奏者たちはあまりソロ・パートはなく(でも、それで良かったんじゃないかなあ?)、重厚なアンサンブル音を十全に供給する。それに、ハーバートはノイズや効果音をほのかに加えるわけだが、ダンスしている方が長かったか。前回公演と同じように新聞を破く音をサンプリングして使ったり、観客の歌声やザワザワをその場でサンプリングして用いたりという方策もあり。また、入場時に紙とペンを<ドナルド・トランプへのメッセージを書いて、それを紙飛行機に折ってステージに飛ばす準備をしてください>という自筆メッセージが印刷されたカードとともに渡す。それを飛ばす曲になった際、ハーバードはトランプの仮面をつけた。
驚いたのは、ほとんどの曲でラエルという野太い声を持つアフリカ系女性歌手(https://soundcloud.com/hai_rahel)が歌ったこと。最後の方の曲はハーバートと彼女のデュエット曲もあった。
▶︎過去の、マシュー・ハーバート・ビッグ・バンド
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-9.htm
▶過去のエリック・ミヤシロ/ブルーノート東京・オールスターズ・ジャズ・オーケストラ
http://43142.diarynote.jp/?day=20100511
http://43142.diarynote.jp/?day=20110310
http://43142.diarynote.jp/201104041100266528/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110421
http://43142.diarynote.jp/201108101632022013/ ノー・ネーム・ホー^セズ
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/ ノー・ネーム・ホーセズ
http://43142.diarynote.jp/201501131019359012/
http://43142.diarynote.jp/201510021129591335/
http://43142.diarynote.jp/201601090750252990/
http://43142.diarynote.jp/201708081429085086/ B.B.STATION
<今日の、移動時>
電車の先頭車両に乗った。この日は新聞を持って出るのを忘れ、また携帯を見る趣味もないので、運転席横のガラスにしがみつき(?)、ガキのように線路の正面風景に見入る。やはり、楽しいというか、興味深い。駅に入って行く際、ホーム・ドアつきとなしじゃ安心感が違うなあと、切に感じた。実際の運転手はどうなんだろう。
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