アルト・サックス奏者の本田雅人(2011年3月28日、2015年7月23日、2016年10月9日)が率いるビッグ・バンドの公演。トランペットのエリック・ミヤシロと小澤篤士と金津理仁と小林正弘、トロンボーンの中川英二郎と半田信英と笹栗良太と野々下興一(ベース)、サックスの真野崚磨(アルト)と吉田治(テナー)と鈴木圭(テナー)と鍬田修一(バリトン)と、ピアノの秋田慎治、ギターの梶原順、電気ベースの納浩一、ドラムの則竹裕之という編成による。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウ。

 本人曰く、この特徴は「フュージョン〜ファンク系のビッグ・バンド」とのことだが、なるほどオリジナルで固めた演目は少し4ビート的な曲もあったが、多くはタイトなビートを下敷きに、そこにホーンのアンサブル音が百花繚乱する。音が明瞭で、質感がとてもパキパキしている。とともに、このビッグ・バンドならではと思わせられたのは、ソロの多くを本田がとっていたこと。他だったら、もっと構成員にソロを振るが、そこをスパッと割り切ったB.B.STATIONは相当に潔い。ある意味、本田としては、ワン・ホーンによるグループ表現の拡大版みたいな考え方が下地にあるのだろう。エンターテインメント性に富むビッグ・バンド表現の一つのカタチがここにありました。

▶過去の、本田雅人
http://43142.diarynote.jp/?day=20110328
http://43142.diarynote.jp/201507251003319800/
http://43142.diarynote.jp/?day=20161009

<今日の、渋谷>
 ライヴを見る前に渋谷下車で用事をこなしたのだが、世(の若者)はすっかり夏休みという感じになっているなあ。お、いわきFCに資本投下で話題のアンダーアーマー、渋谷のショップは109の斜め前にあるのだな。母親も東京住まいだし、今はいわきと直接的な縁がなくなったが、いわきFCについてはとても気になっている。

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