高円寺 JIROKICHIで、女性アルト・サックス奏者のショウを見る。お父さんが牧師で子供のころからゴスペルに親しむとともに、父親や兄弟たちとファミリー・バンドをやったりもしてきた、20代半ばのプレイヤー。彼女は秋にミネアポリスでリッキー・ピーターソン(2000年3月21日、2003年7月18日、2012年3月3日、2013年5月10日、2014年4月23日、2014年11月6日)のプロデュースのもと初リーダー作『フロム・マイ・ソウル』を録っていて、それは近くビクターからリリースされる。

 高円寺・JIROKICHI。ギターの竹内朋康(ハナレグミやレキシを輩出したスーパー・バター・ドッグにいた)、キーボードの寺田正彦、エレクトリック・ベースの瀧元風喜、ドラムの下久保昌紀という面々は、彼女がいつもやっている人たちのよう。頭のほう、ゴスペル曲をやって、なるほどこれはよくいるソウル/ファンキー派サックス奏者とは異なる味を持つと感じる。メイシオ・パーカー流れのフレイジングをぐいぐい出す曲もあった。

 2部はスライ・ストーンの「シング・ア・シンプル・ソング」からスタート(だったかな?)。19歳だった彼女の野外練習の様を見初めて、以来共演を持ちかけてもいるドラマーの中村達也(2003年12月18日、2005年4月26日、2005年7月30日、2007年4月21日、2008年5月21日、2010年5月19日、2011年4月1日)はアンコール曲だけでなく、その2曲目から出て来て3曲叩く。うち、1曲は中村のオリジナル。本人が「ボブ・マーリーをパクりました」と言っていたが、確かに「ノー・マン、ウーマン・ノー・クライ」などを根っこに感じさせる曲。彼女はエスケンがプロデュースする女性ニューオーリンズ・ファンク・バンドのビッグ・バム・ブームの一員でもあるそうで、そちらも一度見てみたい。NOLA在住の山岸潤史御大も彼女たちのライヴ演奏をYouTubeで見つけ、喜んだとの話あり。彼は来年、デイヴィット・Tとのバンド・オブ・プレジャー(1月)、ニューオーリンズ・ファンク・バンドのチャ・ワ(2月)と、続けざまにブルーノート東京に出演する。

▶過去の、リッキー・ピーターソン
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-3.htm
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-7.htm
http://43142.diarynote.jp/?day=20120303
http://43142.diarynote.jp/201305131335092387/
http://43142.diarynote.jp/201404260900117482/
http://43142.diarynote.jp/201411101737513509/
▶過去の、中村達也
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/movember1999live.htm 映画「バレット・バレー」 11月19日
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-12.htm ロザリオス
http://43142.diarynote.jp/200504301042210000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050730 ロザリオス
http://43142.diarynote.jp/200704251227010000/
http://43142.diarynote.jp/200805220853310000/
http://43142.diarynote.jp/201005211249422393/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110401

<今日の、JR>
 ぼくは学生時代から、驚くぐらいに中央線に縁のない人間なので、中央線に乗車するのは年に1回あるかないかだと思う。吉祥寺には年に1、2回は行っているかもしれないが、吉祥寺だとぼくは井の頭線を使っちゃうしね。あ、今は母親が国分寺に住んでいるので、もう少しはJRに乗っているか。そんなぼくが先週2度(三鷹、西国分寺)、そして今日と、中央線に乗っている事実に我ながら驚く。で、当然のことながら、不慣れで黄色いラインと橙色ラインの使い分け(どちらに乗ったほうが早く目的の駅に着くかということも含めて)などが不明で、どこか心細くも、お上りさん状態。すみませんねえ、携帯でネットを引く習慣がないぼくは、路線検索を外でしたりしないんっスよ。今、大半の人はすぐに携帯で調べると考え、案内告知が雑になっていない? 明日も吉祥寺に出向く予定だが、だんこ井の頭戦を使おうと思ってマス。

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