カーネーション、クワージ
2014年3月7日 音楽 結成30年の日本人バンドと、結成20年の米国人バンドを見る。けっこう、なるほどの組み合わせ? 渋谷・O-nest。
まず、カーネーション(2003年10月3日、2004年12月12日、2006年4月14日、2009年12月23日、2011年3月26日、2012年6月1日、2012年12月8日)がパフォーマンスしたが、音がデカかった(特に、後半)。でも、歌声もそれぞれの楽器音もきっちり聞こえる。で、質量感と疾走感ありで、充実しているぢゃんと思わせられた。来週は彼らのトリビュート・アルバムをフォロウするいろんな担い手が出る公演が下北沢・ガーデンであるようだ。
そして、オレゴン州ポートランドをベースにしているはずの、男女ユニットのクワージの実演。サム・クームズは電気キーボードか電気ギターを弾いて歌い、後から合流した(んだよな?)女性のジャネット・ワイスはどかすかとドラムを叩き、ときにコーラスを少し入れる。2人は数年前に来ているはずだが、ぼくが彼らを見るのは故エリオット・スミス(2000年1月24日)のサポートで来た1999年いらいかな。といっても、あまり覚えていないけど。ワイスは、スリーター・キニー(1999年6月28日)のメンバーとして来日したこともありましたね。
ショウのアタマ半分はエレクトリック・ピアノとドラム、その後はギター(最初からギターをマイク・スタンドにこすりつけたりもした)とドラム、そしてまた最後は鍵盤とドラムという組み合わせで、外に広がる感覚を存分に持つロックを届ける。特に鍵盤を用いるときの手触りはびっくりするほどいい感じで、高揚したな。とてもポップでもある閃きある曲を臨機応変に(ジャジーではないが、それなりの即興性をはらむ。嵐の感覚を持つとも、ぼくは形容したくなるか)ぶち噛まして行く様にゃ、こりゃ彼らだけの魅力満載と頷く。キーボード使用の場合は初期のベン・フォールズ・ファイヴと近い部分も持つかもしれないが、クームズはフォールズ以上の才を持つと、ぼくは思った。なんと、アンダーレイテッドな人たちよ。
とにかく、ロックとして必要なメロディ性や瑞々しさ(ぜんぜん、活動歴の澱が溜まっている感じがないのにも驚嘆)や野生がごろごろ。すげえ、クワージの実演は! 今年のロックのベスト10に入るライヴになるなと思って見始めたが、ショウが終わったときには2014年度ロック・ライヴのベスト3入り確定と思ってしまいました。
▶過去の、カーネーション
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212058580000/
http://43142.diarynote.jp/200604162050380000/
http://43142.diarynote.jp/201001051628013232/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110326
http://43142.diarynote.jp/201206021156313888/
http://43142.diarynote.jp/201212131649061802/
▶過去の、スミス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
▶過去の、スリーター・キニー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm
<今日の、時代劇>
光通信TV放送のTBS系チャンネルで午前中に毎日、「水戸黄門」を放映していて、それが1969年制作のシーズン1のもののよう。わー。時代劇が苦手なので大昔からちゃんと見た事はないので、懐かしいとかは微塵にも思わないが、チラリとそれを見て感じたことが一つ。あくまで想像の範囲内での感想なのだが、画像の自然な深みのようなものは近年のものより秀でているのでないか。そして、それは当時まだ大昔の風景に似せることができる自然や建物が残っていたこととは関係があるだろう。また、その頃、映画流れの美学が活用されるとともに、カラーTV番組制作に燃える作り手の熱意も投影されていたろう。。。。とか、考えていたら、なんかあの頃のロック・アルバムの音が風情に満ちているのと重なるのかもなあと思ってしまった。“あの時代”だからこそ、出てくる正の何かは間違いなくあると、ぼくは思います。
まず、カーネーション(2003年10月3日、2004年12月12日、2006年4月14日、2009年12月23日、2011年3月26日、2012年6月1日、2012年12月8日)がパフォーマンスしたが、音がデカかった(特に、後半)。でも、歌声もそれぞれの楽器音もきっちり聞こえる。で、質量感と疾走感ありで、充実しているぢゃんと思わせられた。来週は彼らのトリビュート・アルバムをフォロウするいろんな担い手が出る公演が下北沢・ガーデンであるようだ。
そして、オレゴン州ポートランドをベースにしているはずの、男女ユニットのクワージの実演。サム・クームズは電気キーボードか電気ギターを弾いて歌い、後から合流した(んだよな?)女性のジャネット・ワイスはどかすかとドラムを叩き、ときにコーラスを少し入れる。2人は数年前に来ているはずだが、ぼくが彼らを見るのは故エリオット・スミス(2000年1月24日)のサポートで来た1999年いらいかな。といっても、あまり覚えていないけど。ワイスは、スリーター・キニー(1999年6月28日)のメンバーとして来日したこともありましたね。
ショウのアタマ半分はエレクトリック・ピアノとドラム、その後はギター(最初からギターをマイク・スタンドにこすりつけたりもした)とドラム、そしてまた最後は鍵盤とドラムという組み合わせで、外に広がる感覚を存分に持つロックを届ける。特に鍵盤を用いるときの手触りはびっくりするほどいい感じで、高揚したな。とてもポップでもある閃きある曲を臨機応変に(ジャジーではないが、それなりの即興性をはらむ。嵐の感覚を持つとも、ぼくは形容したくなるか)ぶち噛まして行く様にゃ、こりゃ彼らだけの魅力満載と頷く。キーボード使用の場合は初期のベン・フォールズ・ファイヴと近い部分も持つかもしれないが、クームズはフォールズ以上の才を持つと、ぼくは思った。なんと、アンダーレイテッドな人たちよ。
とにかく、ロックとして必要なメロディ性や瑞々しさ(ぜんぜん、活動歴の澱が溜まっている感じがないのにも驚嘆)や野生がごろごろ。すげえ、クワージの実演は! 今年のロックのベスト10に入るライヴになるなと思って見始めたが、ショウが終わったときには2014年度ロック・ライヴのベスト3入り確定と思ってしまいました。
▶過去の、カーネーション
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2003-10.htm
http://43142.diarynote.jp/200412212058580000/
http://43142.diarynote.jp/200604162050380000/
http://43142.diarynote.jp/201001051628013232/
http://43142.diarynote.jp/?day=20110326
http://43142.diarynote.jp/201206021156313888/
http://43142.diarynote.jp/201212131649061802/
▶過去の、スミス
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2000-12.htm
▶過去の、スリーター・キニー
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/livejune.htm
<今日の、時代劇>
光通信TV放送のTBS系チャンネルで午前中に毎日、「水戸黄門」を放映していて、それが1969年制作のシーズン1のもののよう。わー。時代劇が苦手なので大昔からちゃんと見た事はないので、懐かしいとかは微塵にも思わないが、チラリとそれを見て感じたことが一つ。あくまで想像の範囲内での感想なのだが、画像の自然な深みのようなものは近年のものより秀でているのでないか。そして、それは当時まだ大昔の風景に似せることができる自然や建物が残っていたこととは関係があるだろう。また、その頃、映画流れの美学が活用されるとともに、カラーTV番組制作に燃える作り手の熱意も投影されていたろう。。。。とか、考えていたら、なんかあの頃のロック・アルバムの音が風情に満ちているのと重なるのかもなあと思ってしまった。“あの時代”だからこそ、出てくる正の何かは間違いなくあると、ぼくは思います。
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